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ソースネクスト、主要言語の方言にも対応した通訳機「ポケトーク W」
2018年7月26日 18:26
ソースネクストは、音声をリアルタイムに翻訳できる「POCKETALK(ポケトーク) W」を9月7日に発売する。価格は、世界105の国と地域で使えるグローバル通信(2年)つきモデルが29,800円(税抜)、本体のみが24,880円(税抜)。
ボタンを押して話しかけるだけで、74言語の中から指定した言語へ翻訳して、音声で返してくれる通訳機。互いに相手の言語を話せなくても対話できるとする。
新たに4G(LTE)のモバイルデータ通信に対応し、従来の3G回線に比べて通信速度が速くなった。同時に翻訳時の音声処理を改良し、Wi-Fi接続時の翻訳スピードは平均7.4倍、モバイルデータ通信時には平均2.5倍、音声入力から翻訳結果を返すまでの速度がアップされたという。
「グローバル通信(2年)付き」モデルには、ソラコム社提供のeSIMを搭載し、世界105の国と地域で利用可能。購入時にSIMが内蔵されているため、面倒な通信契約手続きや設定などが不要で、箱から出してすぐに使い始められる。
他にも従来モデルと比べて様々な点でアップグレードしている。主なものとしては、対応言語が63から74へ、画面サイズは1.3インチから約3.2倍の2.4インチ(320×240ピクセル)へ、タッチスクリーンの搭載、音声での言語切り替え対応、翻訳履歴は20件のみから10,000件を利用できるようになった。さらに、Bluetoothを搭載し、Bluetoothスピーカーで音声を聞くこともできる。
中でも翻訳は言語数が増えただけでなく、インド英語やオーストラリア英語など、同一言語の異なるアクセントにも対応した。例えば、スペイン語であれば、スペインのほかアメリカ、アルゼンチン、コロンビアのアクセントに、フランス語は、フランスとカナダのアクセントに対応する。
多くの言語に対応するため、従来モデルでは言語設定が難しいとの声がユーザーから上がっていたという。そこで、新モデルではタッチ操作と音声認識での切り替えも可能に。スムーズに言語を選び、すぐに相手との会話を始められる。
本体サイズは59.8×110×15.8mm(幅×奥行き×高さ)。Android OS 8.1のカスタマイズOSを採用。動作温度は0〜40℃。本体カラーはブラック/ホワイト/ゴールドの3色を展開。
原口 あきまさ氏がポケトークを使った、安藤 美姫氏とのトークを披露
製品発表会では、今後はイメージキャラクターとして明石家 さんま氏を起用したテレビCMを展開していくと発表された。また、会場には、安藤 美姫氏のほか原口 あきまさ氏が登壇。ポケトーク Wを使って、英語と日本語とでの会話を楽しんだ。
また、登壇した同社代表取締役社長・松田 憲幸氏は、「ポケトークによって、言葉の壁をなくすというのが当社のミッションです。そうした点で、世界に貢献していきたいと考えています」と、ポケトークの世界展開を構想していると語った。