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ダイソンの最新コードレススティッククリーナー「V10」は“全ての掃除機に代わる、掃除機の未来”

 ダイソンは、コード付き掃除機よりも確実にゴミを吸い取り、最長60分間の運転時間を実現した「Dyson Cyclone V10(ダイソンサイクロン ブイテン)」を発表。本日3月20日より発売を開始した。7つのアタッチメントが付属するハイエンドモデル「Absolutepro(アブソリュートプロ)」のダイソンオンラインサイト販売価格は99,144円(税抜)、そのほか、アタッチメントの数やヘッドの種類などが異なる全5モデルが展開される。エントリーモデルの「Dyson Cyclone V10」の販売価格は69,984円。

最長60分間の運転時間を実現した「Dyson Cyclone V10(ダイソンサイクロン ブイテン)」

 より小型、より軽量、より高速になった新しいモーターを採用したダイソンのコードレスクリーナーの新モデル。よりパワフルな吸引力を実現し、最長60分の運転時間を実現している。今回、ダイソン・リミテッド チーフエンジニア James Dyson氏が来日、自らプレゼンテーションを行なった。

 「すべての掃除機に代わる、掃除機の未来。これまであったコードレス掃除機の中で、最高の吸引力を持っている。V10が完成したことで、我々はコードが付いた全ての掃除機に別れを告げる」と話し、自信をみせた。

ダイソン・リミテッド チーフエンジニア James Dyson氏
自ら製品のプレゼンテーションを行なった
会場で行なったデモ。中央がV10、左右は国内メーカーのコード付きサイクロンクリーナー
粉を吸った後。他社のコード付きサイクロンクリーナーは擦れたような跡が残ってしまった

 V10では、現在のハイエンドモデルV8に搭載しているデジタルモーターV8に比べて、約半分の重量を実現しながら、毎分最大125,000回転の速度を誇る、ダイソン史上最もパワフルな「ダイソン デジタルモーター V10」を採用。モーターの設計をいちから見直した全く新しいデジタルモーターで、これによりクリアビン、サイクロン、モーターを直線的に配置できるようになった。空気の流れが効率的になったことで、従来モデルよりも吸引力が向上した。

左が従来型のモーター、右に向かって新しくなり、一番右が今回採用した「ダイソン デジタルモーター V10」
コンパクトながら高効率で、毎分最大125,000回転の速度を誇る、ダイソン史上最もパワフルなモーターだという
本体カットモデル
クリアビン、サイクロン、モーターを直線的に配置できるようになった(下図)

 バッテリーは、最長60分間の使用が可能なバッテリーを採用。ダイソンのコードレススティッククリーナーでは、ON/OFFをトリガーで操作するが、未使用時に簡単にスイッチを切れる構造のため、一般的なクリーナーに比べてムダが少なく、長時間使えるという。

 「バッテリーにはクールダウンが必要。使わない時にトリガーを離すことでバッテリーの寿命が延びる。我々のバッテリーは、運転時間最長60分と言っているが、トリガーを効果的に使うことで、さらに20分長く使うことができる。つまり、80分間もの間使うことができるのだ」(James Dyson氏)

 ゴミと空気を分離し、高い吸引力を持続するサイクロン技術は、14個のサイクロンを本体の周りに同心円状に配置。各サイクロン内の空気は最高時速193㎞に達し、79,000G以上の遠心力を生み出しながら、微細なホコリまで効率的に空気から分離する。本体は気密性に優れた構造で、吸引したホコリやアレルゲンを室内に再度排出することもない。優れたフィルターを採用し、0.3ミクロンの微細な粒子を99.97%とらえるという。

フィルター部分。0.3ミクロンの微細な粒子を99.97%とらえるという
ゴミ捨てもしやすくなった

 ヘッドには、大きなゴミから小さなゴミまで同時に吸い取るソフトローラークリーナーヘッドを採用。カーボンファイバーを採用しており、静電気を抑えるという特徴がある。

 「多くのホコリは床に密着している。カーボンファイバーなら静電気を抑えながらそれらのホコリを取ることができる」(James Dyson氏)

大きなゴミから小さなゴミまで同時に吸い取るソフトローラークリーナーヘッドを採用
静電気を抑えるカーボンファイバーを採用する

 ハイエンドモデル「Absolutepro」の本体サイズは250×245×1,232mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.58kg。運転モードは3段階。モーターを搭載しているソフトローラークリーナーヘッド使用時はの運転時間は最長約40分、モーターを搭載していないアタッチメント使用時の運転時間は最長60分。