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ルンバ全機種がWi-Fi対応に。求めやすい価格の「ルンバ890」「ルンバ690」
2017年8月3日 16:01
アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「ルンバ」の低~中価格帯モデルをリニューアルし、Wi-Fi対応機能を搭載した2機種「ルンバ890」と「ルンバ690」を8月下旬に発売する。価格は順に、69,880円、49,880円(税抜)。
ルンバ全機種がIoT対応に。上位モデルから手頃な価格のモデルまでラインナップ
いずれもナビゲーションテクノロジーに、高速応答プロセス「iAdapt」を採用したロボット掃除機。ソファの下や家具の脚まわり、ホコリの溜まりやすい壁際まで、部屋中をくまなく掃除するという。
今回新たにWi-Fi機能を搭載し、「iRobot HOME アプリ」に対応。スマートフォンで操作でき、外出先からでもルンバを動かせるようになった。これにより、上位モデル「ルンバ980」、「ルンバ960」とあわせて、家電量販店などメインチャネルで販売するルンバ全ラインナップが、IoTに完全移行。上位モデルから手頃な価格のモデルまで、幅広いラインナップで展開していくという。
清掃力と手入れの簡単さを両立した「ルンバ890」
ルンバ890は、清掃機能に「AeroForce クリーニングシステム」を採用。ハイパワーモーターユニットにより、従来モデル「ルンバ700シリーズ」と比較して、最大5倍の吸引力を実現したという。髪の毛などのゴミが絡まりにくい構造で、清掃力と手入れの簡単さを両立したモデルとしている。連続稼働時間は最大60分。
付属品は、赤外線により見えない壁を作り、稼働範囲を制限する「デュアルバーチャルウォール」1台のほか、ホームベース、交換用フィルターを用意。カラーはピューター。
ベーシックモデル「ルンバ690」
ルンバ690は、清掃機能に「3段階クリーニングシステム」を採用。ベーシックな清掃機能で、ホコリや髪の毛などを掻き込み、しっかり吸引するとしている。連続稼働時間は最大60分。
カラーはライトシルバー。デュアルバーチャルウォール1台、ホームベース、交換用フィルター、お手入れカッターが付属する。
なお、最上位モデル「ルンバ980」は、ナビゲーションテクノロジーに「iAdapt 2.0ビジュアルローカリゼーション」を採用。ルンバ独自のマッピングシステム「vSLAM」により、本体のカメラとセンサーでフロア全体のマップをリアルタイムに制作し、ルンバ自身の位置情報を把握し続ける。リビングから寝室まで、家中の床をすみずみまで清掃する。稼働時間は最大2時間で、稼働面積は最大112畳(185m2)。価格は125,000円(税抜)。
アイロボット プロダクトマネジメント シニアダイレクターのHooman Shahidi(フーマン・シャヒディ)氏は、全機種をWi-Fi対応とすることについて以下のように語った。
「ルンバのハイエンドモデルである900シリーズを発表したとき、われわれは未来のロボット掃除機がどうあるべきかという方向性を示しました。高度なマッピング技術により、家の中の床全てを掃除できること、スマートフォンのアプリにより、外出先からでも操作できること、またその掃除結果について確認できること。これらの機能は多くのユーザーに支持されました。そこで、今回は、その利便性をより多くのユーザーに体感いただける手段として、全ての機種をWi-Fi対応としました」
アイロボットの考えるスマートホームとは
アイロボットジャパン 代表執行役員社長 挽野元氏は、アイロボットが考えるスマートホームについて説明した。アイロボットでは、ルンバの全機種をWi-Fi対応にする事を皮切りとして、将来的にはスマートホームを展開していくという。
「私たちの考えるスマートハウスは、シンプルで、自動化されており、かつお客様が使いやすいように最適化できるものです。アイロボットでは、家事に関してゼロ地点家事、プラス家事という考え方があります。これは、掃除や食器洗いなど、手間のかかるかつ、ロボットでできる家事に関しては任せてしまおう、そのかわり、料理や盛りつけなど、楽しく人間ならではの感性が必要な家事を楽しもうという考え方です。アイロボットの考えるスマートホームでは、ユーザーが家の中で快適に過ごせることを第一に目指します」