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パナソニック、従来比67倍のビッグフィルターで空気もきれいにするエアコン「エオリア」
2017年8月24日 13:37
パナソニックの高級エアコン、新モデルでは「清潔性」に着目
パナソニックは、従来比67倍のビッグフィルターを搭載したエアコン「Eolia(エオリア) WXシリーズ」を10月下旬より順次販売する。容量4.0kW~9.0kWの6機種で、価格はオープンプライス。市場想定価格は32~43万円前後(税抜)。
1つの熱交換器で温度の異なる風を吹き分ける「ダブル温度気流システム」搭載のハイエンドモデル。「暑い」と感じている人、「寒い」と感じている人、それぞれに応じた温風を同時に届けることができ、効率的に快適な温度空間を実現するという。
また、花粉の無力化、生活臭の脱臭などに効果があるパナソニック独自の「ナノイーX」も搭載する。2017年モデルでは、「清潔性」に着目。基本的な冷暖房性能に加えた新たな機能として「空気清浄」機能を追加した。
パナソニックのエアコンでは、従来より空気清浄機フィルターを搭載していたが、新モデルでは、そのサイズを約67倍にし、ホコリなどをしっかり捕らえる静電式フィルターを搭載した。さらに、エアコンの形や機能に合った方式として、フィルターは通常運転時は本体に収納されており、必要な時だけ可動する「可動式構造」を採用する。
例えば、エアコン立ち上げ時は、冷暖房運転に集中し、その後、室温が安定してきたら、フィルターが本体上部から飛び出るような形状で可動。また、本体には0.3μmのサイズまで検知する高性能ホコリセンサーを搭載し、センサーがホコリを検知した場合も、フィルターが可動する。
本体内部に関しても清潔性が向上している。エアコン内部で特に汚れが付きやすいのは、熱交換器で、料理油などに含まれる油分を含んだホコリなどが付着してしまう。
そこで、パナソニックでは、親水撥油コート剤と、ホコリが溜まりにくいナノシリカ凹凸表面構造を合わせた「ホコリレスコーティング」を熱交換器に採用した。コーティングをしていない場合に比べて、ホコリが付着しにくく、ホコリが付着した場合でも、結露水で簡単に洗い流すことができるという。
快適性では、パナソニックの扇風機などにも搭載している「1/f ゆらぎ気流」をエアコンにも搭載した。信州・蓼科高原に吹く風を再現したというもので、規則的ではなく、より自然に近い風を送る。