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IQOSとLINEが業務提携。LINEアカウントでのユーザーサポートを充実

 フィリップ モリス ジャパンとLINEは、両社が事業提携したことを発表。LINE ビジネスコネクトを活用し、IQOSのLINEアカウント上で、IQOS.jpの新規会員登録やIQOSが利用できる場所を探せる、アイコススポット検索機能などが簡単に利用できるようになった。

フィリップ モリス ジャパンとLINEが業務提携

 IQOSのLINEアカウントに友だち申請をすると、IQOS.jpの新規会員登録がスムーズに行なえる。そのほかトーク画面の中で、パックコードを入力してポイントを獲得したり、コインズの残数の確認が可能になったり、IQOSが吸えるレストランやバーが検索できる。

LINEで「IQOSphere」を友だちに追加する
IQOS用タバコのパッケージに記されたパックコードを入力していくと、パックコードが溜められる
IQOS.jpの会員登録がスムーズに行なえる
免許証などをカメラで撮れば、年齢認証が簡単に終了
トーク画面上でIQOSが吸える場所が探せる
場所を入力すると、近くの吸えるスポットを紹介

 両社は順次、プロジェクトを通して新サービスを共同開発していき、IQOSストアの予約やIQOSに関する問合せなどのサービスを展開していくという。

 IQOSは過去6カ月で加速度を上げてシェアを伸ばしており、最新の統計ではIQOSのユーザー数は200万人に達したとも言われているという。フィリップ モリス ジャパン社長のポール・ライリー氏は、次のように続けた。

 「ユーザーの半分にあたる100万人が、IQOSのコミュニティサイト『IQOSphere』を利用してくれています。今回、LINEと協力して、オンラインでのサービス提供を充実させることで、IQOSブランドの差別化に寄与してくれると考えています」

フィリップ モリス ジャパン社長のポール・ライリー氏
IQOSのシェア数の推移

 また、LINEの上級執行役員 コーポレートビジネス担当 田端信太郎氏も登壇。IQOSを、近年で最もヒットしたデジタルデバイスだと定義。IQOSとLINEが提携することで、ビジネスの可能性が大きく広がるとした。

LINE 上級執行役員 田端信太郎氏

 「これまで様々な企業とサービスを提供してきました。例えばLINEアプリから2-3回タップするだけでピザが買えます。ユーザーが店に入ると、ビーコンを使って何らかの情報を提供するサービスも提供しています。ユーザーの行動の文脈に合わせて、サービスを提供しています。消費者の状態を知った上で、企業とユーザーの1 to 1のコミュニケーションを可能にしたいと考えているのです。

 IQOSのLINEアカウントで、今後どのようなサービスを提供していくかは、まだ具体的に言えません。だが、ユーザーと企業がLINEを通じてコミュニケーションできる、ベストプラクティスをIQOSさんと作っていきたい」(田端氏)