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加熱式たばこ「glo(グロー)」を7月3日から東京・大阪・宮城で発売

 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(以下:BATジャパン)は、加熱式たばこ「glo(グロー)」の販売地域を、7月3日から東京都、大阪府、宮城県全域に拡大すると発表した。gloタバコヒーター(本体)と専用のKENT neostiksは、約13,000店で順次発売される。

 価格は、glo本体が8,000円で、専用のKENT neostiksが420円(いずれも税込)。

glo本体とKENT neostiks

 gloは、専用のスティックをセットして使う、加熱式の電子タバコ。独自のアドバンスト・ヒート・テクノロジーで加熱し、発生する霧状のベイパーを吸って楽しむ。灰が出ず、ニオイも少ない点が特徴。

 本体は充電式だが、タバコの加熱も充電も1台でできるため、ワンタッチでシンプルに使えるという。1回の充電で、連続して35本のタバコを加熱でき、次の1本をすぐに吸うことができる。

 なお、glo本体のボディカラーは、既に仙台市で先行販売されていたシルバーに加え、シャンパン・ゴールド、モーヴ・ピンク、ストーン・ブラック、ミスト・ブルーの4色を、旗艦店限定で発売する。

シルバー
シャンパン・ゴールド
モーヴ・ピンク
ストーン・ブラック
ミスト・ブルー

 旗艦店については、仙台市にある店舗に加え、東京と大阪にオープン。Web予約によるgloの購入や、使い方の紹介、ブランドの世界観を体験する場を提供するという。

 発表会では、BATジャパン社長 ロベルタ・パラツェッティ氏が、昨年は同社にとって重要な年となったと振り返り、次のように語った。

 「我々は2016年の11月に世界で初めて、gloブランドの製品を仙台市で12月に発売しました。その結果は予想を上回るものでした。BATは、そこでの成功を受けて、4月にはスイスの約1,000店で、5月にはカナダでも約1,600店で販売を始めた年でもありました」

BATジャパン社長 ロベルタ・パラツェッティ氏
昨年は仙台市で、初めてgloを発売
仙台市での成功を受けて、スイスやカナダでも販売
次世代たばこ開発を今後も推進し、マーケットリーダーとして主導していくとする

 これらの結果が非常に良好だったとし、将来の次世代たばこを支える基盤が整ったとしている。また、同社はこれまでの5年間で約1,000億円を、加熱式たばこを含む次世代たばこの研究開発に投資。今後も勢いを止めることなく、出資し続けるとした。

 「BATは、心躍る製品を販売することで変化を起こし、次世代たばこ市場においても、マーケットリーダーとして業界を主導していきたい」と意欲を語った。

 先行販売されていた仙台市での成功の詳細については、BATジャパン 副社長 ピーター・シモンズが引き継いだ。

BATジャパン 副社長 ピーター・シモンズ

 仙台市では、2016年12月12日に、約600店の販売店にはgloを発売し、同月16日には世界初の旗艦店をオープン。glo本体は約48,000台を販売している。これは、仙台市内の喫煙者の5人に1人が買っていることになるとする。また、glo専用のKENT neostiksも、販売ランキングの上位10位以内に常に入るほど好調。全体の8%のシェアを占めているという。

昨年12月から仙台市内の約600店でgloを販売
約48,000台を販売し、仙台市内の喫煙者の5人に1人が購入していることになる
KENT neostiksの販売も好調
7月3日からは、東京都、大阪府、宮城県の3都府県の約13,000店に拡大する

 「消費者からの声も届いています。主な意見としては、デザインがとても好き、使い方が簡単、味が良い、煙やニオイが少なく周囲への配慮ができる、というものです。これらは、まさに我々の狙い通りでした」

 仙台市内限定だったのを、東京都や大阪府、宮城県の3都府県に拡げていくことについては、「日本の全喫煙人口の約25%をカバーすることになる。これまで仙台市で販売しつつ、glo本体と専用スティックの品質を再確認してきました。また、2017年以降にも、高い需要に応えるために、生産体制を整えていく計画です」と、今後についても言及した。