パナソニック、深澤直人デザインの照明器具

~“定番のデザイン”にLEDなど省エネ光源を採用

「MODIFY SPHERE」シリーズのペンダント。光源にはパナソニックの電球形蛍光灯「パルックボールプレミア」を使用する
 パナソニック電工は、深澤直人がデザインした照明器具シリーズ「MODIFY(モディファイ)」72品番を、4月21日に発売する。希望小売価格は26,250~68,250円。

 

 MODIFYは、照明のセード(傘)のデザインに球形、半球形、円錐台形という“定番の形”を採用しながら、光源にはLEDや電球形蛍光灯といった新技術を取り入れた、家庭用の照明器具シリーズ。同社では、定番のデザインに省エネ性やデザイン性を加えることで、照明の知識がなくても安心して選べる照明器具を目指しているという。

 デザインを務めたのは、同社のタンクレストイレ「アラウーノ」や、無印良品や±0の家電製品のデザイナーとして知られる、プロダクトデザイナーの深澤直人氏。

 セードの形状はSPHERE(球)、DOME(半球)、BUCKET(円錐台)の3タイプが用意される。SPHEREには天井吊下型のペンダントライトと壁面に取り付けるブラケット、DOMEとBUCKETでは、ペンダントとブラケット、縦置き式のスタンドがラインナップに並ぶ。カラーはブラックとホワイトの2色で展開される。

DOMEのペンダント
BUCKETのペンダントLEDや電球形蛍光灯など、パナソニックの省エネ型照明器具を光源として使用する

 

 SPHEREでは、ガラスよりも軽く割れにくい樹脂カバーを採用。さらに、マット塗装を施すことで、ガラスのような高質感を演出している。

 DOMEとBUCKETは、セード内に乳白色のパネルを取り入れることで、照明のまぶしさを抑える構造になっている。さらにスタンドタイプのベース部分を極限まで薄くし、シンプル化を図っている。

 なお、ペンダントタイプの取り付けには、一般的な「引掛シーリング方式」のほか、半埋込式、100V配線ダクトという3種類の取り付け方法が用意される。

 MODIFYという命名は、定番の形を現在の環境に適合するよう改良(modify)したことによる。

球形の「SPHERE」は、ペンダントのブラケットの2種類が用意される

セードが半球型の「DOME」。ペンダント、ブラケット、スタンドの3シリーズで展開される

円錐台の「BUCKET」のラインナップ