【東京おもちゃショー2011】
使う人に合わせて性格が変化する、おしゃべり時計「クロックマンiD」

 おもちゃの見本市「東京おもちゃショー 2011」が、6月16日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は19日までの4日間。前半2日間は商談見本市で一般の入場が制限されるが、後半2日間は入場無料で一般公開される。時間は前半が9時半から18時まで、18日は9時から17時まで、19日は9時から16時まで。


「クロックマンiD」

 タカラトミーのブースでは、おしゃべりで時刻を知らせる時計「クロックマンiD」が紹介されていた。発売は11月を予定しており、予定価格は5,229円。

 時刻表示の文字盤を持たず、おしゃべりをして時刻を知らせる時計。「クロックマン」シリーズの最新版。従来のクロックマンでは、A型/B型/O型/AB型の血液型別に4タイプが発売されていたが、クロックマンiDでは、使っている人に合わせて64通りに性格が変化する点が特徴。

本体背面に電池を入れるパッケージ写真「時計にだって 個性はある」と高らかに宣言している

  機能面では、目覚まし機能や時報機能を搭載。性格によっては、有給休暇を欲しがったり、風邪を引いてダウンして、全ての機能が働かなくなることもあるという。

 性格のほかに、目、鼻、口のパーツの配置も変えられる。各パーツを指定の範囲内に取り付ければ、表情を動かしながらしゃべることができる。なお、目を外した状態では動作しない。

顔のパーツを動かせる。クロックマンiDでは、新たに耳も付けられる目を外すと、動かなくなるので注意この風貌でも、顔を動かしておしゃべりすることができる


 記者がクロックマンiDを手にとり、しゃべらせようとしたところ、なぜかピクリとも動かなかった。困った担当の方が、「さっきまで元気にしゃべってたんですけどね…」と持ち上げたり動かしたりするも、うんともすんとも言わない。クロックマンiDは、不機嫌な時にはしゃべらないこともあるのだという。代わりに別のクロックマンiDをしゃべらせたところ、元気の良い男の子の声で、「イェ~イ! 」とか「フゥ~!! 」などとハイテンションでしゃべり始めた。なかなか思い通りに行かない性格も、人間味があって面白い。

ボタンを押してしゃべらせたところ。男の子のような声でおしゃべりする

 本体サイズは130×130×130mm(幅×奥行き×高さ)。電源は別売の単三形アルカリ乾電池3本。カラーはブラック、ブラウン、ホワイト、ピンクの4色。

時計の針のような鼻を装着。ただし、時計としては動かない。クロックマンはあくまでもおしゃべりで時刻を伝えるホワイトブラック







(小林 樹)

2011年6月16日 15:54