【インテリアライフスタイル展2009】
ドウシシャ、フルーツやキャンドルをイメージしたアロマディフューザーなど


 ドウシシャでは、秋田道夫氏がデザインを手がけるキッチン家電シリーズ「MA(Modern design for All)」や水滴のような形が印象的な加湿器「middle(ミドル)」を展開するなど、デザインに力を入れた製品を積極的に扱っている。今回の展示でも、新たに「Rocca(ロッカ)」、「corotto(コロット)」の2つのブランドを発表。従来まではクールな印象の製品が目立っていたが、今期では女性を意識したラインナップを展開している。

 新ブランド「Rocca」は「家電らしくないデザインのパーソナルな製品」をテーマとしており、愛らしさや遊び心などを意識したデザインとなっている。「corotto」では、「女の子の部屋にあるコロンとしたもの」とテーマとしており、曲線を多用した柔らかいデザインが特徴。

 今期は「Rocca」「corotto」のほか、従来からのブランド「middle」でも、アロマディフューザーを発表。異なる3つのブランドで、それぞれのカラーの違いを見せていた。

 

新ブランド「corotto」のアロマディフューザー「COR-901」。本体は洋なしをモチーフとした形を採用同じく新ブランド「Rocca」ではキャンドルをイメージしたアロマディフューザー「RC-AM903」を展示。暗くした室内で使うことで癒し効果もあるという昨年秋から展開している「middle」からは水滴をモチーフとしたアロマディフューザーを発表。どの製品もカラーバリエーションを多く揃えている

 そのほか、目を引いたのが植木の形をした加湿器。蒸気は木の幹となる中央のパイプから発生する。操作は、葉っぱの形をした専用のリモコンで行なうなどユニークな仕様が特徴。機種は、ハイブリッド加湿器「RC-KH901」、超音波加湿器「RC-KW902」の2種類を用意した。

ハイブリッド加湿器「RC-KH901」葉っぱの形をしたユニークな専用リモコン本体底部付近でも操作が可能

 昨年秋から展開している加湿器「middle」では、従来製品を大幅にリニューアルした加湿器「middle long」を発表。

 「middle long」では、蒸気がより効率的に室内に循環するように、蒸気吹き出し口を高くしたほか、本体と同じ形を採用した小型のリモコンを付属。ハイブリッド型、超音波型の2機種を発売予定。予定販売価格はハイブリッド式加湿器が12,800円前後、超音波式が9,800円前後。

今秋発売予定のmiddle long。従来より筒の部分が長くなっているカラーリングは機種毎に各5色づつ用意している
本体と同じ形のリモコンが付属リモコンは本体のカラーと同じカラーリングを採用

 また、同シリーズの昨年モデルをバージョンアップした「version 2」も併せて発売する。バージョン2では、2/4時間のOFFタイマー機能を搭載したほか、運転モードとして、強・弱・おやすみ運転の3つを新たに採用した。価格は従来機種と同じで、ハイブリッド式加湿器が10,000円前後、超音波式が7,000円前後。

 そのほか同社では、加湿器の専用置き台を発売予定。表面には滑り止め加工が施されており、同社の加湿器の各サイズに対応している。予定販売価格は3,980円。

昨年モデルをリニューアルした「version 2」。カラーリングも追加した今秋発売予定の加湿器専用置き台。同社が展開している加湿器に対応するという表面には各製品に対応した滑り止め加工を施している




(阿部 夏子)

2009年6月3日 17:14