やじうま大掃除ウィーク
高所もラクラク! 伸縮ブラシで窓拭きの大掃除をグレードアップ
2017年12月7日 07:30
12月に入り、いよいよ大掃除シーズンの到来だ。師走の忙しさから後回しにしたくなる大掃除だが、早めに取り掛かって新年を気持ちよく迎えたい。そこで今回は、実際に試して良かったオススメの大掃除方法をご紹介する。掃除箇所を窓まわりに絞ったので、寒くて億劫になりがちなベランダ作業の参考になれば幸いだ。
昨年紹介した「窓拭きはもはや水洗い!? 掃除のプロに聞いたテクで窓ガラスをピカピカに」で、掃除のプロから窓まわりのコツを聞き、簡単にキレイにできたので今年もその方法で掃除をすることにした。しかし、どうせならさらにグレードアップさせたいと思い、便利そうな掃除グッズを追加で購入した。
前回の方法でも十分キレイになったのだが、1つだけ難しかったのが高所の掃除。今回は、柄が伸縮して高いところも掃除しやすいブラシを投入し、完璧な窓まわりの掃除ができることを期待して挑んだ。
網戸と窓まわりの掃除方法をおさらいしておくと、基本的にどちらもブラシでホコリや砂汚れをとったら水浸しにして洗うのが基本。これは、窓まわりは油汚れが少なく、水で洗い流せるためだという。また、ガラス用のクリーナーなどの洗剤を使うと、膜を張って跡が残りやすいため、水で十分としている。
用意したのは、以下の6つ。
・エチケットブラシ de 網戸掃除 ロング(網戸用ブラシ):1,239円
・網戸外さず洗える! お掃除ローラー:2,350円
・セスキの激落ちくん(アルカリ電解水 セスキ炭酸ソーダ配合):374円
・洗車ブラシ(窓ガラス用ブラシ):494円
・ガラスワイパー ジャンボ(スクイジー付きスポンジ):2,210円
・激落ちクロス マイクロファイバー 10枚入り:596円
網戸は4ステップ。1年間溜めた汚れは想像以上だった
1.ブラシでホコリ取り
まずは網戸から。手順は、ブラシでホコリや砂汚れを軽く取ったら、網戸用のお掃除ローラーで網戸を水浸しにし、セスキを吹きかけたローラーで洗浄、最後は水拭きして完了だ。
ホコリを取るためのブラシは、折りたたみ式のロングブラシを使った。柄の部分を折りたたむと約28cm、伸ばすと最長48cmになり、上部まで簡単に届いた。ブラシは独自の倒伏型で、網目にぴったり入り込むという。
網戸は去年の大掃除から丸1年放置していたので、ブラシで軽く撫でるだけでびっくりするくらいホコリが出てきた。ブラシを当てたところとそうでないところでは一目瞭然で、こんなに汚れた網戸で1年過ごしていたのかと思うとちょっと悲しくなった(笑)。
2.網戸用ローラーで水浸しに
10回くらいブラシ掛けしたところでホコリが出なくなってきたので、網戸用の掃除ローラーに水を含ませて網戸を水浸しに。水浸しの工程は、去年はスポンジを使ったのだが、ベランダ側、部屋側と両面掃除する必要があった。今回使ったお掃除ローラーは、毛丈の違うPP繊維が織り込まれており、繊維が網戸の裏側まで回り込んで汚れをかき出せるので、両面同時に掃除できた。
網戸を水浸しにしていくと、このときもドン引きするくらい泥水が流れてきた。ブラシで十分キレイにできたと思ったが、水洗いするとやはり汚れは出てくる。ローラーも汚れてくるが、水を張ったバケツを用意しておけばスムーズに作業できた。
3.セスキ水を含ませたローラーで洗浄
4.仕上げは水拭き
泥汚れが減ってきたら、今度はセスキ水をローラーに含ませる。セスキは洗浄力の高いアルカリ性の物質で、こびりついた網戸の汚れを浮かせられるという。また、自然素材でできており、手荒れの心配が少ないのも特徴。あらかじめ網戸を水浸しにしておくことで、セスキを全体に広げやすくなるのだ。
網戸を水浸しにした時点でだいぶキレイになったのか、セスキ水を含ませたローラーを使う頃には泥水も出なくなってきた。全体にローラーを当てたら、後は水拭きして完了だ。水拭きしたときも雑巾はあまり汚れず、網戸がキレイになったのが目視で確認できた。掃除前に、網戸の一部を水拭きしてみたら真っ黒になりましたから……。
なお、本製品の説明書にはキッチン用の中性洗剤を水に溶かして泡で洗浄する方法が書かれていたが、水洗い&セスキでも十分キレイになった。自宅のベランダは水道がないので、洗剤を使うと洗い流すのが大変になるし、ペットがベランダに出ることもあるので、洗剤を使いたくない家庭には水とセスキをオススメしたい。
最初に掃除をするときにはちょっと時間が掛かるかもしれないが、網戸1枚の掃除が終わる頃には完全に慣れてしまう。他の部屋の網戸を掃除したときは、1枚10分ほどで終わらせられた。
窓拭きの万能アイテム発見! 寒いベランダ作業はサクッと終わらせよう
1.ブラシでホコリ取り
今度は窓拭きに取り掛かる。窓も網戸と同じように、ブラシでホコリや砂汚れを取り除いた後、水浸しにして最後はスクイジーで水を掻き取る。セスキ水は使わないので、網戸以上に簡単に終わった。
先ほど使ったブラシはかなり汚れてしまったので、窓用には洗車ブラシを使った。一般的なブラシよりも面が大きく、縦型なので高いところも届きやすい。こちらも1年間掃除をサボっていたので、ブラシで軽く撫でるだけでホコリがぶわぁっと(笑)。だが、ブラシ面が大きいのでホコリ取りは時間が掛からずに完了した。
2.水浸しにしてスクイジーで掻き取り
後は窓を水浸しにしてスクイジーで掻き取る。ここで登場するのが、スポンジとスクイジーが一体になり、さらには最長147.5cmまで伸びる「ガラスワイパー ジャンボ」。筆者的に、今回の大掃除で一番アツいアイテムだ。
ヘッドの片方がスポンジに、もう片方が水切りゴムのスクイジーになっているというスグレモノで、窓を水浸しにしたらすぐに水切りができるのだ。窓拭きは、水浸しにした後にそのままにしておくと水滴が跡になってしまうので、スピーディーに掻き取るのがポイント。実に理にかなったアイテムだ。
また、柄が伸びるので高いところもラクラク。柄を抜いたらハンディタイプとしても使えるので、目線くらいの高さから足元まではハンディで使うのがオススメだ。
スクイジーで掻き取ることで、拭き筋は残らず窓はピカピカに。1回で十分キレイになり、1枚3分ほどで終わったので、寒い窓掃除も無理なくできた。なお、今回紹介したのはベランダ側の窓掃除。部屋側はホコリなどがあまり付かないので、雑巾で水拭きするだけで十分だった。
すべての掃除を終えてリビングに戻ると、その差は歴然。部屋が明るくなっていて、とても気持ちいい。掃除をする日までは、窓のホコリが気になることが多々あり、窓汚いなぁと思いながら過ごしていた。普段見て見ぬふりしがちな場所を掃除すると、心まで晴れやかになるので、やっぱり大掃除はするべきだ。