やじうま大掃除ウィーク

手間はかかるが効果は抜群! 年末のワックスがけのススメ

耐久性2年の高級ワックスを購入

 また今年も大掃除の季節がやってきた。1歳の子供がいる我が家では、子供が自宅にいる時には大掃除できないという判断で、平日に有給を取って1日で終わらせた。窓拭きやベランダ、玄関掃除など、やらなければならないところは山ほどあるが、今年の我が家の最大のテーマは「ワックスがけ」だった。

 数年前に一度ワックスをかけただけのフローリングはもはやかさかさで、油分ゼロ状態。しかも、白系なので汚れも目立って大変。母など「これはもうフローリングを交換するしかない」と言い出すほどだった。さすがにそれはお金がかかる、という訳で母、夫、私の大人3人総がかりで家中のワックスがけを敢行した。文字通り、朝から晩まで時間がかかったが、その効果は抜群、普段のお掃除が段違いに楽になった。

今年の大掃除で絶対やりたかったのがワックスがけ。耐久性の高い「ウルトラタフコート」を購入した

 使ったのは、リンレイのワックス「ウルトラタフコート 1L」と、同じくリンレイの「オールワックスモップ」(470円)の2つ。ウルトラタフコートは、リンレイの家庭用ワックスの中でも最も耐久性が高い製品。耐久性は約2年で、価格は1Lタイプで3,740円(Amazon購入価格)とややお高め。ワックスがけは手間も時間もかかるので、なるべくなら長く持って欲しい、との思いで選んだ製品だ。

事前の準備が重要&大変

 ワックスとモップを用意したら、さぁワックスがけをしよう! とは行かないのが、ワックスがけの大変なところ。一番重要なのは、事前の床掃除なのだ。我が家もリビングにあった家具を全て移動し、入念な床掃除をした。まずは掃除機をかけて、雑巾+スポンジも使って、こびりついていた汚れを全て落とす。以前にかけたワックスが残っている場合は、そのワックスをオフするという作業も必要だ。ここまでにかかった時間は2時間、それからようやくワックスがけをスタートできる。

 今回購入した「オールワックスモップ」はワックスがけに特化したモップ。マイクロファイバーを採用した専用モップに、ワックス液を浸すためのトレイも付属し、すごく使いやすかった。

今回購入したリンレイの「オールワックスモップ」
マイクロファイバー採用の専用モップを採用する

 ワックスがけの手順はこうだ。まず、オールワックスモップのワックス塗布用トレイに、ワックス液をなみなみ注ぐ。次に、モップを浸す。モップは吸水性が高く、なみなみあったワックス液もあっという間に吸収してしまう。このモップを使って、ワックスがけをしていく。

付属のワックス塗布用トレイに、ワックス液をなみなみと注ぐ
トレイにモップを浸して、十分にワックス液を吸わせる

 コツは、床面を滑らせるように軽いタッチで使うこと。同じ箇所をゴシゴシこすったりするのは禁物。基本、液が重なり合わないように、素早く塗布していく。トレイ1回分で6畳ほどのスペースは十分塗布できた。

床面を滑らせるように軽いタッチでワックスを塗布していく
手前がワックスがけをしたところ、奥がこれからするところ。見た目にも分かりやすい

乾燥時間は30分、しかも二度塗りが必要

 ワックスを塗り終わったら、ここからがまた大変。乾燥に30分かかるので、この間はワックスを塗った床の上は歩けない。早く乾くように、窓を開けておくのもポイントだ。雨だと乾くのが遅くなってしまうので、なるべくなら晴れた日を選びたい。

 乾いたら今度は、同じ場所にもう一度ワックスを塗布していく。乾燥時間があり、しかも二度塗りが必要なので、ワックスがけは本当に時間がかかる。しかも、乾燥中はその上を歩けないので、塗布する順番や段取りを考えなければならない。ほんとーーーーーに大変なのだ。でも、その代わり仕上がりは一目瞭然。

ワックス塗布前のフローリング
ワックス塗布後のフローリング。二度塗りした後の状態。ツヤが出て、見た目もきれいになった

 カサカサとみすぼらしかったフローリングが、ツヤが出て美しい。ワックスをかけて、一番変わったのが普段の掃除が格段に楽になったこと。まず表面に汚れが付きにくくなったので、拭き掃除の回数を格段に減らせる。今まではちょっとした汚れが気になって、雑巾片手に這いつくばって掃除していたのが、今やほとんど必要なし。掃除機をかけていても、ホコリが取れやすくなったように感じている。

 小さい子供と犬がいるので、この効果が2年続くとは期待していないが、とりあえず来年の年末まで続いてくれれば十分。時間はかかるし、大変だけれど、フローリングの汚れに悩んでいるのならワックスがけ、アリだと思います。

阿部 夏子