年末特別企画

現状維持でも大成功!? 各種の老化に抗うアイテム3選【私の2025】

スマートリング「Oura Ring 4」

今年を振り返って、どんな年だったかといえば、ずばり「現状維持」。これといった成長や成果は得られませんでした!! いやでも、生活なんて現状維持で十分じゃね、とも思うわけです。特に齢50台半ばを過ぎると、各種心身の老化に抗うだけでも大変でして、現状維持はそれなりの成果ともいえるのではないかと。というわけで、2025年の現状維持に貢献したアイテムを紹介していきます。

スマートリングで睡眠の質を改善

この夏からスマートリング「Oura Ring 4」を使い始めて、6カ月が経過しました。スマートウォッチよりも体の締め付け感が少なく、睡眠の計測と質の向上に役立つんじゃないかと導入したのです。もちろん、着けるだけで睡眠の質に影響するわけはないのですが、寝る前の飲食パターンやリラックス習慣との因果関係が可視化されることで、睡眠が改善されてきました。体感としては、夜中に何度も目が覚めることがなくなったんですよ。

寝過ぎを後ろめたく考える人もいると思いますが、実質的に眠っている時間はそれほど長くなかったりします(そもそも日本人は寝なさ過ぎらしいですよ)。それに脳と体ともに休息する「深い眠り」が少ないことも分かり、そこを増やすためにストレッチなどを試してみたのが良かったようです。結果、以前よりも寝返りなどがしやすくなり、体の痛みで目が覚めることがなくなり、睡眠の質全体が向上したと思われます。

(左)睡眠スコアは2週間の平均で85点と、かなり安定してきた。(中)日常的なストレスもかなり計測されているが、ストレスからの回復力「レジリエンス」は普通から好調の間で、それなりに機能していることがわかる。(右)心臓と血管は実年齢より若いらしい。ありがてぇ

調光メガネで目のストレスを軽減

もう一つ、目の健康も大きなテーマでした。軽い白内障なのです。紫外線が良くないらしいのと、夏の日差しの厳しさから、メガネの上からかけるオーバーサングラスを購入しましたが、加えて調光機能レンズを入れたメガネも作りました。

関連記事:「オーバーサングラス」で夏の日差しから目を守る

真っ黒のサングラスになるわけではありませんが、眩しさがなくなるだけでも目のストレスが軽減されます。調光レンズは、「紫外線調光タイプ」と「可視光調光タイプ」の2種類ありますが、前者を選択しました。クルマの運転なら、可視光タイプが向いているようですが、紫外線タイプは室内で色がつかないので仕事中も使いやすいんじゃないでしょうか。調光メガネ、なにげにQOLが向上するアイテムです。

眼鏡市場で購入した調光メガネ。プラス5,500円で作れる。タイプは紫外線調光、カラーはグレーを選択

AIボイスレコーダーで脳を補完する

肉体のみならず、集中力、記憶力、判断力といった加齢とともに衰えがちな能力も、ツールの力でなんとかしたい。まぁ、AIですよね。このところ悩みのタネだったのが、インタビュー原稿を書くスピード。文字起こし自体はAIがやってくれるのが当たり前になりましたが、そこから原稿にするのにやたら時間がかかってしまう。まるっとAIで原稿化する人もいるようですが、そこまで思い切ったこともできず……。

そんな中、AIボイスレコーダー「Plaud Note Pro」が、原稿作成には比較的使いやすく、今はメインに使用しています。とにかく用意されたテンプレートが多く、会議やインタビューなど、想定するアウトプットに近い形に寄せてくれるのです。テンプレートはカスタマイズできるので、細かい形式なども最初から揃えてくれるはずです。「はずです」というのは、多機能過ぎるせいか、専用アプリやウェブの使い方が分かりづらくて、まだそこまで詰められていないのです。これから頑張ります。

「Plaud Note Pro」
報道記事やビジネスインタビューなど、細かいテンプレートを約3,000種類用意。自分のアウトプットに近いものが見つかるはず

以上が、私の2025年現状維持アイテムです。昨今、人に成果を求め過ぎで、しんどくないですか? 現状維持でも大成功! ぐらいの気持ちでいると気が楽です。生命を維持しているだけでえらい! 家電なんて基本的にすべて生命維持のためのツールですからね。現状維持をバカにしてはいけません。成長も成果も現状維持の先にあるのです。しらんけど。今年もありがとうございました。

小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>