年末特別企画
恐ろしい強盗事件がうちの身近にも! セキュリティ強化してみた【私の2024】
2024年12月24日 08:05
2024年も仕事柄さまざまな家電を試し、また自腹でも購入してきましたが、今年もっとも買ってよかったと思った電気製品といえば、やはりセキュリティ関連です。
2022年の年明け早々に世間を賑わせた通称“ルフィ事件”をきっかけに防犯グッズが飛ぶように売れました。今年も夏以降、闇バイトによる民家への強盗事件が相次ぎ、なんと筆者が住む隣の市でも同じ犯行グループと思しき犯行が発生しました。
また、闇バイト関連かどうかは不明ですが、同じ市内でも空き巣や居空き(家人が寝静まっている未明に1階から侵入して金品を盗難)が複数件発生しています。さらに、近くに住む親戚はアパートの駐輪場からガッチリロックしていた自転車を盗まれてしまったりと、犯罪は遠いところにあるものではなく、自分のすぐそばまで来ていると感じていました。
そこで導入したのが「防犯カメラ」と「玄関のスマートロック」の2つです。
防犯カメラは電源アダプター接続で検知が早くバッチリ録画
防犯カメラについて、今回導入したのはAmazonのRing Spotlight Cam Plus。赤外線とカメラセンサーで人の接近を感知するとスマートフォンのアプリに通知が来ると同時に録画をスタートするものです。夜間に人の動きを検知した場合はLEDライトが自動点灯して周囲を明るく照らします。
充電式バッテリータイプなのでケーブルレスで利用できてお手軽と思ったのですが、使っているうちに、ある重大な問題に気づきました。
検知が遅い。例えば郵便配達員が来た場合、ポストに郵便物を入れ終わって戻る背中しか映りませんでした。家族や自分が帰宅した場合も、門を越えてカメラの下にいる辺りから録画が始まっていました。これでは顔が映らず、不審者が侵入した場合に役に立ちません。
アプリで検知範囲を拡大してもダメ。こりゃあ使い物ならないか……と思ったのですが、調べてみるとコンセントにつなげて有線にすればこの問題は解決するらしい。早速、専用の電源アダプターを追加購入しました。
結果、問題解決しました。カメラの範囲に入ったらすぐに検知して録画をスタート、門に近づいてくる人物の顔もバッチリ映るようになりました。サブスクリプションサービスの「Basic」プランに加入したので、アプリで「人物」のみを検知する設定にでき、余計な通知が来ないのがよい。ただ、時折、前の道路を通る車や家の敷地内を横切る野良猫も誤検知して録画してしまうのはご愛嬌(笑)
カメラが反応するたびにスマホに通知が来るので、外出先でも何が起きたのか確認できるのもよいです。サブスクに加入していないとリアルタム映像しか見られず、通知が来てからスマホを開いても既に人物は去った後だったりしますが、サブスク加入によりクラウドに録画が残っているので、家に近づいてくる人物の顔が確認できて「郵便配達員か」と安心できるわけです。
手持ちのAmazon Echo Showとも連携させており、「アレクサ、自宅正面を見せて」と声をかければいちいちスマホを開かなくても外の様子が見られるし、リビングのテレビに接続したFireTVによりテレビ画面で確認することもできます。
外にいても自宅2階にいても、家の外の様子がリアルタイムで確認でき、何かあったら録画も見直せるのは大きな安心となります。Ringにはマイクとスピーカーが搭載されているので、不審者に話しかけたり、サイレンを鳴らして威嚇することも可能なので、それも安心材料の一つです。
玄関ドアの閉め忘れを防ぐスマートロック
もう一つのセキュリティグッズは、玄関ドアに取り付けた「SwitchBot ロック」。サムターン錠を自動化するアイテムで、鍵がなくてもスマホや、別売りの指紋認証パッドと連動して指紋や暗証番号などで鍵を開けられるというシロモノ。
鍵をかけなくても、ドアを閉めたら自動的に鍵をかけることができて鍵の閉め忘れを防げます。ゴミ集積所に行く数分間に空き巣に入られたという事案もあるので、オートロック機能があればいちいち物理的に鍵を閉める面倒がなくて便利です。ただ、これはスマートロックを導入した一番の理由ではありません。
一番の理由は、ドアが開きっぱなしだったり、無施錠だった場合にスマホに通知がくること。ホント、煩いぐらいにアラートが来ます。
家の鍵を閉めるという行為は日常的すぎて無意識なことが多いため、スマートロックを導入する以前は「あれ? 鍵を閉めたっけ?」と施錠したか不安になり、一度家に戻ることがよくありました。戻って確認しても、ちゃんと施錠されているんですけどね。でも、万が一ということがあるので、やはり心配。スマートロック導入後は、不安になったらまずスマホにアラートが来ていないことを確認し、さらにアプリで施錠されていることが確認できるので安心。
外出時や自宅2階で仕事をしている際に、先述した防犯カメラの通知とともにスマートロック解錠の通知が来れば家族の帰宅を確認でるのも便利だし、万が一、外出時や深夜の就寝時に意図しない解錠があった場合も、通知により犯罪を早めに察知して警察に通報するなり逃げるなり、適切な対応が可能となります。
以前家電 Watchでも紹介しましたが、わが家では数年前にインターホンを録画タイプに買い替えています。空き巣は在宅確認のためにインターホンを鳴らすことが多いため、録画タイプは後の犯罪捜査に役立つし、わが家のインターホンはスマホで応答可能なので外出先から不審な人物を確認、応答して追い払うということもできます。
今後さらに導入を考えているのが、窓破壊センサーと室内カメラ。窓破壊センサーはガラス破壊の衝撃を検知して大音量のアラームを鳴らすことで深夜の居空きを察知したり、日中の空き巣を撃退することを期待。室内カメラは万が一、侵入された場合に証拠の映像を残したいと思いまして。
重ねてお伝えしますが、犯罪は人ごとではなく身近に迫っています。特に年末年始は外出する機会が増え、空き巣犯罪も増加する傾向にあります。家族の命、財産を守るために二重三重の防御策が必要だと実感しています。