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外出自粛だからこそヘルシーな食生活にしたい! パーソナルブレンダー6機種どれを買う?

外出自粛中の栄養バランスを考えてパーソナルブレンダーを購入

テレワークを始めて1カ月以上。当初は通勤時間がなくなって「朝ゆっくりできる!」「自炊も増えて健康的!」と思っていたが、次第に「朝ギリギリまで寝てしまう」「自分で三食ご飯作るの飽きた」に変わってきた。慣れとは怖い。

特に最初は、しっかり野菜を摂ろうとサラダ作りを頑張っていたのだが、レパートリーは尽きるし食材を考えて買うのも面倒。最終的に野菜をもしゃもしゃ咀嚼するのも面倒になった。

そこで考えたのがジューサー(ブレンダー)を使ったスムージー作り。普段通勤しているときは、コンビニで売っているグリーンスムージーを朝食代わりにすることが多かった。しかし在宅勤務が続くと朝コンビニに寄る習慣もなくなり、家にいるのに市販のスムージーをまとめ買いするのもな、と思ってしまう。

普段の生活で、ブレンダーはなくても困らないものだが、今の状況的にあったら活用できそうと思い購入を決意した。主に1人分の朝食用に使いたかったので、コンパクトサイズに絞って吟味。さらにどうせ買うならレビューもできるように、と発売約1年以内の新しいものに限定し、6つに候補を絞った。

機能を見てみると、それぞれシンプルながらも特徴があり、なかなか悩む。そこで今回は、最新のパーソナルブレンダー6機種(パナソニック/テスコム/シャープ/タイガー/日立/ティファール)の機能を比較してみたので紹介しよう。外出自粛が続く今、健康面や野菜不足が気になる人がいたら、ぜひ参考にしてほしい。

価格はほとんどが10,000円以下。ティファール以外は、フタ部分にブレードがあり、フタを外せばそのまま飲める仕様。6機種のうち1つを実際に購入してみたので、製品レビューは後日掲載する予定だ。

パーソナルブレンダーは、フタ部分にブレードが付いているものがほとんど。フタを外せばそのまま飲める
パナソニック「タンブラーミキサー MX-XP102」

まずはパナソニック「タンブラーミキサー MX-XP102」。こちらは直径12.3cmで、容量400ml。実売価格は6,970円前後。

コンパクトながらパワフルモーターで、なめらか食感のスムージーが作れるという。家庭で作った氷に対応する。タンブラーはトライタン樹脂製で、食器洗い乾燥機で洗浄できる。

本体サイズは、約123×327mm(直径×高さ)で、重量は約1.2kg。消費電力は250W。1分間の回転数は11,200回。

パナソニック「タンブラーミキサー MX-XP102」ホワイト、ブラック
テスコム「タンブラーミキサー TMC450」

テスコム「タンブラーミキサー TMC450」は、直径11cmで容量は450ml。実売価格は5,600円前後。

非対称の6枚刃と400Wのモーターで、冷凍フルーツや水なしのスムージーもなめらかに仕上げるという。タンブラーはトライタン樹脂製で、持ち歩き用のフタも付属。タンブラーのみ食器洗い乾燥機に対応する。

本体サイズは、110×360mm(直径×高さ)で、重量は約1.5kg。消費電力は400W。1分間の回転数は約9,200回。

テスコム「タンブラーミキサー TMC450」セラミックグレー
タイガー「SKR-V250」

タイガー「SKR-V250」は、幅11.9cm、容量は約250mlの飲みきりサイズ。実売価格は7,280円前後。

家庭で作った氷には対応するが、冷凍食材は非対応。静音性にこだわり、内部の音漏れを低減するカップカバーや、振動による伝播音を抑える防塵ゴムなどの「良い音設計」を採用。従来より実感音を約45%カットしたという。カップはガラス製で、食器洗い乾燥機は非対応。

本体サイズは119×141×304mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.6kg。消費電力は160W。1分間の回転数は9,400回。

タイガー「SKR-V250」ミスティホワイト、ナイトネイビー
シャープ「コンパクトパワーブレンダー EM-P10A」

シャープ「コンパクトパワーブレンダー EM-P10A」は、幅14cmで容量は最大700ml。実売価格は12,580円前後。

チタンコーティングの6枚刃と600Wのハイパワーで、なめらかなスムージーが作れるという。氷や冷凍食材、コーヒー豆も粉砕可能。

タンブラーはトライタン製で、食器洗い乾燥機に対応。大(700ml)と小(500ml)の2サイズが付属し、いずれも保存用のフタを用意。

本体サイズは、140×150×380mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.3kg。消費電力は、タンブラー大セット時が600W、タンブラー小セット時が550W。1分間の回転数は約17,000回

シャープ「コンパクトパワーブレンダー EM-P10A」ホワイト系、ブラック系
日立「パーソナルブレンダー VEGEE HX-C2000」

日立「パーソナルブレンダー VEGEE HX-C2000」は、幅12.6cmで容量は600ml。実売価格は5,480円前後。

真空ポンプを搭載している点が大きな特徴で、ボトル内部を約0.8気圧の真空環境にして撹拌または保存できる。真空環境で撹拌することで泡立ちや分離を抑えると同時に、保存時には酸化や変色を抑え、通常よりも鮮度が保てるという。

非対称チタンコーティング刃を採用し、家庭で作った氷に対応。ボトルはトライタン製だが、食器洗い乾燥機は60℃以上で運転するものには非対応。

本体サイズは126×133×416mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.4kg。消費電力は180W。

日立「パーソナルブレンダー VEGEE HX-C2000」パールホワイト、メタリックレッド
ティファール「ミックス&ドリンク ネオ BL13AEJP」

ティファール「ミックス&ドリンク ネオ BL13AEJP」は、直径10.5cmで、容量は600ml。実売価格は8,030円前後。

チタンコーティングの4枚刃と300Wのパワーで、氷にも対応。ブレードの耐久性が従来から2倍にアップし、切れ味が長持ちする点を特徴としている。ボトルはプラスチック製で、食器洗い乾燥機に対応。

本体サイズは、105×315mm(直径×高さ)で、重量は約1.1kg。消費電力は300W。

ティファール「ミックス&ドリンク ネオ BL13AEJP」シルバー

購入したのは……?

6機種を比べてみて、重視したのはサイズと容量、氷に対応するか。またできればボトル(タンブラー)も食洗機に対応していてほしい。

日立の真空ブレンダーと、ティファールは以前にレビューしたことがあったので今回は候補から除外した(ティファールは1つ前のモデル)。日立は真空機能が魅力的だったが、朝食用にすぐ飲んでしまうので鮮度はそこまで重視しなかったというのもある。

次にシャープは、ハイパワーは魅力的だがこの中では幅14cmとサイズが大きめで、使わないときに収納するのが我が家では厳しそう。逆にタイガーは容量250mlと小さすぎて、一度に満足のいく量が作れなさそうだった。

パナソニックとテスコムまで絞れたが、ここが本当に悩んだ。回転数を見るとパナソニックの方がパワフルだが、本体サイズがちょっと大きく値段も高い。今回は容量とサイズ感を重視したかったので、テスコムを買うことにした。回転数の違いはあるが、テスコムは冷凍食材にも対応するので野菜やフルーツを使ったスムージーなら問題なく作れるだろうと判断した。

またパナソニックの方が各ECサイトでのレビューが多く、テスコムはあまりなかったのでそこにも着目。いろんな製品のレビューがあった方が良いと思ったのも、テスコムを選んだ理由の1つだ。次回は、仕上がりや手入れのしやすさなど、実際の使い心地をお届けしたい。

テスコム「タンブラーミキサー TMC450」を購入

西村 夢音