やじうまミニレビュー

入れるだけでドリンクを急いで冷やせる「ラピッドアイス」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

500ml缶がすっぽり入る保冷剤

VACUVIN(バキュバン)の「ラピッドアイス」

 夏、何がショックといえばドリンクがぬるいことだろう。買ってきたお酒を今すぐ開けて乾杯したいが、炎天下で持ち歩いたのでかなりぬるい! ということはありがちである。そんなとき使ってみたいのが、「ラピッドアイス」だ。

メーカー名VACUVIN(バキュバン)
製品名ラピッドアイス(ラージシルバー)
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,891円

 「ラピッドアイス」は、筒状の保冷剤。-20℃以下の冷凍庫の中で6時間以上冷やしてから、缶やボトルに巻いて冷やすというもの。高さは約17.5cmで、直径約7〜8cm程度の缶やボトルを入れられる。具体的には500ml缶が1本まるごと包めるくらいのサイズである。

早い話が保冷剤
筒状になっているのがポイント
高さは約17.5cmで、直径約7〜8cm程度の缶やボトルを入れられる

 中に缶やボトルを入れておくと、最短5分程度で熱が取れてくる。実際500mlの発泡酒で試してみたところ、10分で17℃くらい、20分もすると底の温度が約11℃まで下がった。常温の缶は、中の温度が28℃だったのに対して、17℃も下がったわけだ。

 ラピッドアイス内の溶けた保冷剤がどうしても下がるため、下にいくほど冷えているという状態にはなるが、グラスに注げば13℃前後で飲めるようになる。白ワインなら結構飲み頃ではないだろうか。使い終わったら冷凍庫に入れておけば、再利用できる。缶1本のためにボウルに水や氷を準備して……というのが面倒という方にピッタリなのだ。

どのくらいの効果があるかを検証
500mlの発泡酒で温度の違いを比較してみよう
片方によく冷やした「ラピッドアイス」を巻いて20分待つ
500ml缶全体が冷却できるサイズ
約20分後、冷やさなかったほうは約28℃だった
「ラピッドアイス」を巻いた缶は中心部付近が約12℃まで下がっていた
底付近に至っては約11℃と冷たい
サーモグラフィでチェック
「ラピッドアイス」を巻いているときの温度の違いをサーモグラフィーでチェック
「ラピッドアイス」を巻いた缶は、下にいくほど冷えていた
ちょっと冷やして飲みたいワインにもちょうどいい

 「ラピッドアイス」は冷えた状態を保たせたいときにも便利。たとえば缶なら、飲んだら「ラピッドアイス」の中に入れておくのである。見た目はいまいちだが、こうすることで最後の1滴まで冷え冷えの状態で楽しめる。むしろ量が減ってからのほうがよく冷えて、キンキンになることもあるくらいだ。

 また、ピクニックのときは、飲みたいドリンクを冷やしておき、外出時に「ラピッドアイス」の中へ。そのまま持って行けば、現地で冷たいドリンクが楽しめる。

 一般的な保冷剤とは違って、ボトルを覆うタイプだから冷却も確実だし、水や氷がいらないので荷物を軽くすることもできる。持ち運びも安心なうえ、水を使わないのでラベルへのダメージも最小限だ。複数用意しておけば、ボトル同士がぶつかる衝撃を軽減させる効果もありそうと、いいことづくめである。

 今年の夏はどんな暑さになるだろうか。もしかしたら「ラピッドアイス」はこの夏の必須アイテムになるかもしれない。

すずまり

Amazonで購入