やじうまミニレビュー

ソルト&ペッパーは、マトリョーシカのキュートなコンビにおまかせ!

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
FRED「マトリョーシカ ソルト&ペッパー」

 数年前からなぜだかよく目にするようになった"マトリョーシカ"。ロシアの民芸品の1つで、その特徴は、大きさの違う人形が何体かセットになり、それがすべて入れ子になる、ということでしょう。洋梨のような、ひょうたんのようなその形は、なぜだかほほえましく、見る人を思わず「くすっ」と笑顔にするかわいらしさ。それがここ最近の人気の理由かもしれません。

 今回は、そんなマトリョーシカグッズの1つ、キッチンで活躍しそうなものを紹介します。FREDの「マトリョーシカ ソルト&ペッパー」です。塩と胡椒の入れ物はペアになっていることが多いものですが、これはペアというよりも、いわゆるマトリョーシカ独特のタイプ、つまり、大と小が入れ子になった形状でのペアです。入れ子の状態なら、マトリョーシカは1つ。それぞれをばらせばマトリョーシカは2つ、になるのです。

メーカー名FRED
製品名マトリョーシカ ソルト&ペッパー
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格840円

 今や、マトリョーシカのデザインを施したグッズは山のようにありますが、たいていは、使うときはばらばらにする必要があり、収納するときだけが入れ子になるのがほとんど。でもこの「ソルト&ペッパー」は、つねに塩・胡椒ケースとしての職務を怠らず、使用時も収納時も、中身を入れたままでOK。

 使い方は簡単。大きなマトリョーシカには塩を、小さなほうには胡椒を入れます。それぞれシリコン製の栓を外して中身を入れれば、それで完了。あとは、必要に応じて、マトリョーシカを逆さにしてさっさっと振ってください。

 入れ子にしておけば、スペースとしては1つ分で済みますし、2つ並べておいてもキュートでかわいい印象です。

こんなボックスに入っています。気軽なギフトにもなりそうですね
箱から出しました。入れ子になっているので、この中に小さなマトリョーシカがもう一体、入っています。大きなほうのサイズで、高さ11cmほど
大きなほうをカパッと開くと、中からもう1つのマトリョーシカが!調味料入れとしての使いやすさから、胴体の合わせ目にはねじはきってないので、すぐに外すことができます

 注意したいのは、中に入れる塩と胡椒。細かくなっているものを入れてください。中身を砕きながら使うタイプではないので、岩塩のような大きな粒や、ホール状の胡椒はNGです。また塩は、しっとりタイプは避けて、サラサラ状のほうがいいように感じました。

大と小を並べて上からながめてみたところです。大きなマトリョーシカが塩用で、穴は1つ。小さなマトリョーシカは胡椒用で、穴は3つです
大きなほうの上半身部分に塩を入れます。裏に栓があるので、ここを外して穴から塩を入れて
小さなマトリョーシカは、そのまま底にある栓を外して中身を入れます。こちらは、上半身と下半身は分かれていません
中身を砕くミルとしての仕組みはないので、入れるのは、はじめから細かくなっている塩・胡椒を。サラサラしたタイプのほうがおすすめ
白一色なので、どんなタイプのテーブルでも相性はOK。2in1だから、持ち運ぶのも簡単です。これからの季節、お花見やピクニックなどに連れて行くのもよさそう

 ケースがマトリョーシカ形なんて、特徴がありすぎて、テーブル上で気になるのでは? という心配はご無用。白一色のボディは意外に大人っぽく、存在感としても、他の物をじゃまするようなことはありません。マスコットのような存在をかもしつつ、静かにそこにたたずむ感じです。何より、あのマトリョーシカが入れ子になって調味料を提供してくれる、というお茶目な雰囲気が、テーブルでの時間を楽しくしてくれます。

 料理には必要不可欠なソルト&ペッパーを、お互いに欠かせない同士のマトリョーシカのコンビに入れて使う…。こんな遊び心を感じさせるキッチングッズ、ちょっとウキウキしてきますね!

座間 佳子