やじうまミニレビュー

噛み切りにくいおにぎりの海苔が食べやすくなる「パリッと! のり切り隊」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
アーネスト「パリッと! のり切り隊」

 5才の子供がおにぎりを上手に食べられず、ボロボロと米粒をこぼして服のあちこちにご飯粒をつけてしまう。手作りおにぎりのしっとりした海苔がかみ切れず、ベロンと海苔だけはがれてしまい、崩れてしまうようだ。

 そこで、自分で噛み切れる海苔を作ることができる「パリッと! のり切り隊」というキッチングッズを買ってみた。結論から言うと、これがとっても便利! 我が家では大活躍のこちらの製品の魅力を、今回はお伝えしたい。

メーカーアーネスト
製品名パリッと! のり切り隊
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,184円

 「パリッと! のり切り隊」は海苔に穴を開ける“穴開け器”と、台の代わりに使う“シリコンシート”がセットになっている。穴開け器のサイズは110×100×40mm(幅×奥行き×高さ)、シリコンシートはシリコーンゴム製で、サイズ220×110×3mm(同)となっている。

左がシリコンシート、右が穴開け器
穴開け器には鋭利な突起が172個もある

 穴開け器の裏面には、172個の鋭利な突起があり、均一に穴を開けられるように本体がラウンド型になっている。

 使い方はシリコンシートの上に海苔を置き、穴開け器で上から底のカーブに沿って力を加えるだけ。すると、バリバリッ! といい音がして、細かい穴がたくさん開く。海苔の大きさに合わせて、数回に分けて海苔全体に穴を開れば完成だ。おにぎりサイズの海苔であれば、3秒もあれば終わる。

シリコンシートの上に海苔を1枚のせる
穴開け器で上から押さえて穴を開ける。バリバリ! という音がして楽しい
よく見ると、海苔の表面に細かい穴が空いている

 普通の海苔を巻いたおにぎりと、穴開けした海苔を巻いたおにぎりを並べてみた。遠目から見ると違いがわかりにくいが、よく見ると、「パリッと! のり切り隊」を使った海苔の表面には、細かい穴がたくさん空いている。

 我が家の子供も使ってみたが、バリッと穴が開く感触が楽しいようで、喜んでいた。ただ、突起は鋭利なので子供から目を離さないように注意していただきたい。

左がそのままの海苔で作ったおにぎり、右が穴あけ器で穴を開けた海苔で作ったおにぎり
いつものおにぎりを手で少し割ってみた。海苔がなかなか切れず、引っ張ったためヨレて形が崩れている
穴あけ器で開けた海苔は、サクッと割れる!
「食べやすいね! 」と子供も驚いていた。これならキレイに食べられる

 実際におにぎりを作り、食べている様子を見ていたのだが、いつも海苔が噛み切れなくて四苦八苦していた息子が、きれいに食べていたので驚いた。これなら親も子もストレスなく、最後までおいしく食べられる。より噛み切りやすくしたい場合は、何度か穴開けを繰り返す。

おにぎりだけでなく、手巻き寿司、海苔弁にも!

 おにぎりや手巻き寿司だけでなく、海苔弁当にもおすすめだ。いつも海苔弁当にすると海苔だけがはがれてしまってうまく食べられないが、箸でスッと海苔を切ることができる。個人的に海苔弁当は大好物なので嬉しい。

箸でスッと切れる海苔弁の海苔
海苔は二段にしたが、ごはんの間にある海苔も切れるので食べやすい

 洗うときは、穴開け器からよく海苔をとってから洗う。突起の間に海苔が入り込んでしまうと、水でくっついてしまって洗うのが少々面倒だからだ。シリコンシートに付着している海苔は、スポンジでサッとこすると落ちる。穴開け器は食洗機は使用できないが、シリコンシートは食洗機を使用できる。

 お弁当でよくおにぎりを作る我が家では、こちらの製品は非常に役立っている。小さい子供だけでなく、噛み切る力が弱くなるお年寄りにもぴったりだ。もちろん大人もスマートに食べられるようになるので、ぜひお試しいただきたい。

石井 和美