やじうまミニレビュー

今年のバレンタインデー、予定がないなら手作りチョコレートはいかが?

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

ウン十年ぶりの手作りチョコレートに挑戦

 あっという間に1月が終わって、気がつけば2月も5日を過ぎている。節分も終わって、次のイベントといえば2月14日のバレンタインデーだ。三姉妹の我が家では毎年この時期は「キャーキャー、ワーワー」言いながらチョコレートを作っていたものだ。あれからウン十年……手作りチョコレートからはすっかり離れてしまったが、今回、無印良品の「自分でつくる」シリーズを試してみることにした。

無印良品「自分でつくる チョコタルト」、「自分でつくる プチパウンドケーキ」
材料やラッピングがセットになった手作り用のキット。作り方は本体箱の裏側に記載されている

 「自分でつくる」シリーズは、無印良品が以前から展開しているもので、材料やラッピンググッズがセットになった手作りキットだ。クリスマス用のお菓子だったり、バレンタインデー用のチョコレートだったり、数もかなり充実している。その中から今回選んだのは初心者でも簡単にできる「チョコタルト」と、オーブンを使ったちょっと本格的な「プチパウンドケーキ」の2つを選んだ。

メーカー名無印良品
製品名自分でつくる プチパウンドケーキ自分でつくる チョコタルト
販売価格780円680円

 久しぶりのお菓子作りは自分でも意外なほど楽しく、できあがりも上々! 夫を始め、同僚からも「おいしい!」の太鼓判をもらった。

簡単で、迷うところは一切なし!

 ではさっそく工程を見ていこう。まずはチョコタルトから。といっても、かなり簡単。材料は全て箱の中に入っているので、ほかに必要なものといえば、チョコレートを湯せんするときに使う60℃前後のお湯くらいだ。チョコレートを溶かして、ハートのタルト型に入れて、上からナッツをトッピングして固める。これで終わり。

必要な材料は全てセットになっている
チョコレートを湯せんする
付属のナッツは事前にフライパンで炒めておく。こうすることで香りがよくなる
チョコレートは付属のハートのタルト型に流し込む
後は表面にナッツをトッピングして終わりだ

 ナッツを事前にフライパンで炒める、チョコレートの湯せんなどの工程を含めても、30分以内で十分終わる。本当に簡単で、これなら小さい子供も一緒に作れる。工程が短く単純なので、飽きることもないだろう。

プチパウンドケーキは混ぜるだけ~なのに、ふっくら!

 チョコタルトをあっという間に仕上げた後は、オーブンを使って作る本格的なプチパウンドケーキに挑戦だ。プチパウンドケーキの場合、キットに入っている材料のほかに、無塩バター(20g)、卵1個、牛乳(大さじ1.5)が必要になる。卵、牛乳はともかく、無塩バターは家に常備している人はそれほどいないと思うので、必ず用意しよう。もう1つ、注意点としてはバタ-、卵はあらかじめ常温に戻しておくこと。

 ここまで準備したら、さっそくスタートだ。室温に戻したバターを柔らかくなるまで泡立て器で攪拌する。その後、卵を入れる。ここで、卵が冷たいと、せっかく柔らかくなったバターがまた固まってしまうので、くれぐれも注意。さらに、付属のチョコレートパウダーを加えて、ざっくりと混ぜる。これで生地が完成だ。

セット内容。このほかに、無塩バター、卵、牛乳を使う
最初にバターをなめらかになるまで攪拌して牛乳、卵を入れる
付属のチョコレートパウダーを入れた状態
小さいパウンドケーキ型に生地を均等に入れる

 あとは170℃のオーブンで15~17分ほど焼けば完成。仕上げにチョコレートとナッツをトッピングする。ちなみに、このチョコレートも湯せんが必要。しかも、焼き上がって直ぐにトッピングすると、チョコレートが溶けて流れ落ちてしまうので、しばらく時間をおいてからトッピングするのがポイントだ。

170℃のオーブンで15~17分ほど焼く
ふっくらと焼き上がった
チョコレートとナッツをトッピング
チョコレートが固まったら完成

 プチパウンドケーキは、オーブンを使うということもあって、自分で作るシリーズでは比較的上級者向けだが、実際作ってみると簡単! 仕上げのトッピングをすることで、グーンとリッチな見た目になる。

ラッピングもセットになっているのがイイ!

 タルトもパウンドケーキもできあがったところで、仕上げにもう1つ重要なことがある。そう、ラッピングだ。女性にとって、このチョコレートはあくまで「人にあげるもの」。そのまま渡すという訳にはいかないのだ。自分でつくるシリーズでは、ここらへんの女心もしっかりカバーしていて、専用のクリアバッグと、ラッピングタイもキットに含まれている。

 クリアバッグに入れて、タイを結べばいよいよ完成。そのままでももちろん問題ないのだが、透明なだけだと少し寂しく思えたので、私は自宅にあった柄モノのペーパーナプキンを小さく切って、中に入れてみた。色がそのまま出るので、カラフルなものを使うのがオススメだ。

チョコタルトをラッピングしたところ。中にカラフルなナプキンを入れることで、アクセントになる
プチパウンドケーキも同様に仕上げた
どちらもプチサイズなので、同僚や家族にちょこっと渡すのにぴったり。手作りならではのあたたかみも感じられる

手作りってやっぱりいい

 久しぶりのチョコレート作りは単純に楽しかった。チョコレートのあまーい香りが家中に広がるのはなんともいえず幸せな気分になる。特にオススメなのは、家族やお友達と一緒に作ること。トッピングやラッピングのアイディアが広がって、盛り上がること間違いなしだ。男性が彼女にプレゼントして、一緒に作るというのもまたロマンティックかもしれない。

阿部 夏子