やじうまミニレビュー
保冷ジェルをびっちり内蔵! 冷蔵効果が持続するランチバッグ
by 田中 真紀子(2015/7/16 06:00)
気温が高いこの季節は、お弁当が傷みやすいため気を使う。弁当箱を除菌したり、抗菌作用があると言われる食材を入れたり、中には保冷剤を添えるという人も多いだろう。
しかし、保冷剤を1つや2つ添えるなんて甘っちょろい! 弁当箱をがっちり保冷剤で包み込み、保冷どころか、むしろ冷やしてしまおうというクーラーバッグがある。それが、今回紹介するPACK iTの「ランチクーラーバッグ」だ。
メーカー名 | PACK iT(パックイット) |
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製品名 | ランチクーラーバッグ ストライプ |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,456円 |
かぶせ式のフタを開けるとファスナーがあり、それを開いて中身を入れる形のクーラーバッグ。底面と前面の上下、背面の上半分に、たっぷりと保冷剤が入っており、冷凍庫で12時間以上冷やしておけば、中に入れたものを冷やしてくれるという。
ちなみに背面の下半分に保冷剤が入っていないのは、おそらくコンパクトに畳めるようにするためだろう。
常温の水も冷える! 保冷効果は期待大
では、どれくらい保冷効果があるのか。常温の水と冷蔵庫で冷やしておいた水をバッグに入れ、温度変化を観察してみた。
まずは常温の水25.1℃、冷やした水12℃からスタート。1時間後に水温を計ってみると、常温の水が19.6℃まで下がっていた。一方の冷やした水は11.7℃と、冷蔵庫内にあったときとほとんど変わらない。
さらに2時間(計測開始から3時間)経過後、再び水温を計ったところ、常温の水はなんと13℃。冷やした水は12℃で、冷蔵庫内に近い状態をキープできている。この勢いであれば、弁当箱を入れてもランチタイムまでは余裕で安心の温度を保ってくれそうだ。
スリムタイプの弁当箱向き
このクーラーバッグのサイズは、21×12×24.5cm(幅×奥行き×高さ)。手持ちのスリムな弁当箱(20.5×9×10cm)を入れてみたら、意外とギリギリのサイズ感だった。
ちなみに上部にベルトがついているので、バッグなどに引っ掛けて持ち運ぶことができる。ただし、本体自体に保冷剤を内蔵しているため結構重く、そこに弁当箱が入るとなると、ある程度の重さは覚悟したほうがいいだろう。
これからの季節のアウトドアにも!
今までは、弁当箱に保冷剤を1つ添えることが多かったが、どのような状態で保管されているのか分からないため不安もあった。しかし、このクーラーバッグならその心配がない。
また保冷剤をいちいち入れる手間がないのも、思った以上に楽ちんだ。事前に冷凍庫に入れておく必要があるが、それは弁当箱を洗うときに、ささっと冷凍庫に入れる習慣をつければ問題はない。
何より便利だと感じたのが、冷たい状態を長時間キープしてくれること。バーベキューをした際、朝に冷蔵庫から移した炭酸飲料が、午後になってもしっかり冷えた状態だったので、美味しく飲むことができたのは嬉しかった。ネックはやはり重さだが、それさえクリアできれば、数時間限定の“持ち運べるミニ冷蔵庫”として活躍すること間違いなしだ。