やじうまミニレビュー

サーモス「ファミリーフレッシュランチボックス DJF-4000」

~保冷バッグ付! 行楽に便利なファミリー向けランチボックス
by 石井 和美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


サーモス「ファミリーフレッシュランチボックス DJF-4000」製品パッケージ

 子供が幼稚園に入園してから、遠足や運動会、スポーツ関係の試合など、外でお弁当を食べる機会が急に増えた。幼稚園や小学校で行なわれる1日がかりの行楽では、当然親も付き添わなければならず、家族全員分のお弁当を持参して応援することも多い。また、休日には公園へ遊びに行くことも多く、大きめのランチボックスは我が家では大活躍となっている。

 これまでのピクニック用弁当箱では容量的に物足りなくなってきたので、サーモスの「ファミリーフレッシュランチボックスDJF-4000」を購入することにした。保冷力のある断熱構造のバッグが付属しており、価格も手頃だったのが購入の決め手となった。


メーカーサーモス
製品名ファミリーフレッシュランチボックス DJF-4000
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,980円

断熱構造のバッグでお弁当が傷むのを防ぐ

 ファミリーフレッシュランチボックスは、保冷力のある断熱構造のバッグが付いた2段重ねタイプのお弁当箱だ。保冷バッグに入れた時のサイズは265×185×130mm(幅×奥行き×高さ)。これからの季節、暑くなってくるとお弁当の傷みが気になる。ファミリーフレッシュランチボックスは保冷バッグが付属しているので、保冷剤を入れておけば傷みを防ぐことができる。なお、保冷剤は付属していないので、自分で準備する必要がある。

 本体付属の容器は3サイズで、一番大きいサイズの容量が2,550ml、中くらいの容器が950ml、小さい容器が420mlとなっている。専用保冷バッグを含んだ重さは0.8kg。カラーはオレンジとグリーンの2色展開で、今回は明るい色味のオレンジを購入した。

 3つある容器は容器大の中に収納可能。バッグのサイズも調整できるので、食べ終わった後は高さが7.5cmとなり、コンパクトに持ち運ぶことができる。かさばって邪魔になるピクニック用のお弁当箱だが、これなら収納時も場所をとらない。

保冷バッグが付属する容器は大、中、小の3セット容器のフタの周りについているゴムパッキンはそれぞれの容器の色と同じ。迷わず装着できる
容器大はおにぎりなど主食を入れるのにぴったり容器小はデザートなどに容器中はおかずにちょうどいいサイズ
保冷バッグに重ねて入れられる容器大に容器中と容器小を入れられるので、帰りはコンパクト保冷バッグも小さく調整できる
大きめの保冷剤を上に入れるだけでいっぱい。もう少し保冷バッグにゆとりが欲しい……

 保冷バッグのフタ部分には、メッシュのポケットが付いている。箸などの小物を入れておくのに便利だ。

 残念なのは、お弁当を2段にして中に保冷剤を置き、メッシュ部分に箸などを入れると、それだけで保冷バッグがいっぱいになってしまうことだ。

 真夏は保冷剤もできれば複数入れたいし、ゼリーなどのデザートも追加して入れたい時がある。もう少し保冷バッグの大きさにゆとりが欲しいところだ。

家族4人、十分足りる容量

 近所のフィールドアスレチックで子供たちが遊びたいというので、さっそくお弁当を持って出かけることにした。

 こういったお弁当箱のサイズ表記はcmやmlと表記されていても、どの程度入るのか想像しづらい。今回、大人2人、子供2人(7才、4才)がおなかいっぱい食べられる分量として詰めたのが以下の食材だ。参考にしていただきたい。

これだけ入れば、大食漢な我が家の家族でも足りそう!容器大には小さめのおにぎり8個、サラダなど容器中にはおかず、容器小にはデザート

・容器大に入れた食材
おにぎり 小8個約1.8合
ブロッコリー小 1個
ウズラの卵 6個
プチトマト 8個
ベーコン3枚

・容器中に入れた食材
唐揚げ(もも肉1枚分)
エビフライブラックタイガー 6本
冷凍ポテト 少々

・容器小に入れた食材
オレンジ 大1個
キウイ 1個

 容器大には主食のおにぎりをメインに、ブロッコリーやウズラなどのサラダを入れた。容器中は揚げ物などをぎっちり詰めた。

 容器大と小はゆとりがあったので問題なくフタが閉められたものの、容器中はフタが少し浮いてしまった。密閉式ではないので、中身をめいっぱい入れてしまうと、食材に当ってフタが閉まらなくなってしまう。今回のお弁当では汁が多い物は入れなかったので問題はなかったが、煮物など汁が出やすいおかずを入れる場合は注意が必要だ。

 便利だったのは、仕切り皿としても使えるフタ。箸がすべらないように箸置きスペースも付いており、使いやすい。取り皿を別に用意しなくてもいいので、荷物がいつもより少なかった。

お弁当を広げてみた。仕切りが付いているので、寄ってしまうことはなかった取り皿になるフタ箸置きスペースもある
外で食べるお弁当はおいしい。いつも子供達が大はしゃぎ

 持参したお弁当は、4人でなんとか完食できたが、かなり満腹。その後、アスレチックで体を動かそうと思っていたが、苦しくて動けない程だ。

 ただし、子供が小学生の高学年になり、食べ盛りになると現状の詰め方では足りなくなるだろう。容器大におにぎり、容器中と容器小におかず、フルーツなどのデザートを持っていく場合は別に容器が必要になりそうだ。


食器洗い乾燥機対応! 後片付けも簡単

食器洗い洗浄機もOK!

 この製品を選んだ理由の一つに、食器洗い乾燥機が使えることも挙げられる。ピクニック用のお弁当箱は、大抵が食器洗い乾燥機は使用不可となっている。外で一日中子供の行事に付き合うと、それだけでグッタリ。これなら容器をそのまま食器洗い乾燥機に入れてしまえば済むので、後片付けもラクだ。

 パッキンは取り外して手洗いしているが、色分けされているので、それぞれの容器に装着するときも迷わない。こういった細かいところも配慮されているのは嬉しい。保冷バッグも手洗いできるので、中に汁をこぼしてしまった時も安心だ。

 容器もバッグもしっかりした造りで、長く使えそうだ。子供の行事など、外で食べる機会が多いご家族に、ぜひおすすめしたい。





2012年 6月 29日   00:00