やじうまミニレビュー
三好製作所「GEL-COOL PECO」
~暑い日も安心して持ち歩ける、フタに保冷剤が入った弁当箱
by 小林 樹(2013/8/7 00:00)
夏場は、食材が傷みやすいため、会社に持っていくお弁当に必ず保冷剤を付けるようにしている。ところが、小袋状の保冷剤は、お弁当箱からズレてしまったり、1個だと保冷時間が短かったり、何かと不満があった。
というわけで見つけたのが、今回紹介するフタにまるごと保冷剤を内蔵した弁当箱、三好製作所の「GEL-COOL PECO(ジェルクールペコ)」を購入した。
メーカー | 三好製作所 |
---|---|
製品名 | GEL-COOL PECO |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,415円 |
GEL-COOL PECOは、フタに保冷剤を内蔵する弁当箱だ。お弁当箱におかずを詰めた上に、冷蔵庫で凍らせたフタをかぶせるだけで、保冷効果を期待できるというもの。製造元の三好製作所では、外気温25℃の環境下で約4時間、食材を15℃以下に保つとしている。
セット内容は、容量550mlの弁当容器と、保冷剤一体型のフタ、半透明の内フタと、ゴムバンドだ。カラーはホワイト、レッド、ピンク、グリーン、ブルー、ブラウンの6色で、いずれも無地のシンプルなデザインなので、男女兼用で使える。
フタは保冷剤を内蔵しているだけでなく、中央が窪んだ形で、ここに500mlペットボトルを挟めるようになっている。
使い方は簡単。フタをまるごと冷凍庫に入れると、一晩で保冷剤が凍る。翌朝、食材を詰めた弁当箱に重ねて、付属のゴムバンドで留めるだけでOKだ。
ゴムバンドは、横向きにとめれば弁当容器とフタをピッタリと留めることができ、縦向きに留めれば、ペットボトルも挟んで固定できる。細かいところまで配慮を感じる設計だ。
家を出てから約3時間後、会社で昼食時に弁当箱を取り出すと、まだひんやりと冷えていた。小袋状の保冷剤を弁当箱にくっつけている時と違い、弁当箱の隅々までまんべんなく冷やせるのが良い。
弁当容器は電子レンジの加熱に対応し、食べる直前に温められる。移動時はキンキンで、食べる時はアツアツ。弁当箱として、十分に機能してくれた。
1つ残念だったのは、おかずの味移りを防ぐための仕切りが付いていないことだ。必要な場合は、自分で用意しなければならない。
その点を除けば、GEL-COOL PECOはとても使いやすい弁当箱だ。メリットは、フタと保冷剤が一体型で、簡単にお弁当を保冷できる点、フタの窪みにペットボトルをはめて一緒に持ち運べる点、横長スリムな容器で携帯しやすい点の3つにまとめられる。
特に今のような暑いシーズン、長時間弁当箱を持ち運ぶ際に、食材の傷みが気になるという方には、ぜひ試してみていただきたい。