秋の夜長にピッタリな、アロマが香る超音波ディフューザー

無印良品「超音波アロマディフューザー AD-SD2」

　暑さも一段落し、夜も眠りやすくなる時期になった。早寝早起きを目指し、睡眠環境の改善を考えるなら、スタートしやすい時期といえよう。

　そこで、安眠サポートと、リラックスタイムの演出に活用できそうなアイテムを見つけたのでご紹介しよう。それが無印良品の「超音波アロマディフューザー AD-SD2」(以下、AD-SD2)である。

　AD-SD2は、超音波で発生させたミストと一緒に、好きなエッセンシャルオイルの香りを楽しめる製品だ。本体サイズは約80×140mm(直径×高さ)、本体重量は約220gで、約100mlの水タンクがついている。エッセンシャルオイルは別売りだ。

　適用床面積は約6～8畳で、消費電力は約12W。電気代は1時間あたり約0.26円となっている。

　本体にはLEDライト用のボタンと、電源ボタンとタイマーを兼ねたミストスイッチが2つついており、それぞれ独立して利用できる。なお、水が入っていないとタイマーは動作しない。

左から、本体、給水計量カップ、専用ACアダプター

ライト用とミスト用のボタンがついている

本体底面

　使用するときは、本体のタンクに水道水100mlと、天然抽出100%のエッセンシャルオイル2～3滴(約0.1～0.2ml)入れ、ミストスイッチを2秒以上長押しして電源を入れる。

カバーを外すと目盛り付きの水タンクが現れる

100mlの水道水と、天然抽出100%のエッセンシャルオイルを用意する

水にオイルを垂らす

　電源を入れると同時に、ふんわりとした弧を描きながらミストが立ち上り、同時に香りが広がる。好きな香りに包まれながら横になっていると、気持ちがリラックスできて、眠りやすくなるというわけ。立ち上るミストにも癒し効果があるのか、見ていると落ち着いてくるので不思議なものだ。

スイッチを入れるとこの通り

ミストは本体上部から出ている

　ゆっくりと香りを吸い込みながら目を閉じていると、いつの間にか寝入っているわけで、AD-SD2の準備が寝る前の恒例行事になりつつある。このように入眠前に必ず行なうことも、気持ちを眠りに運ぶために大事な要素なのだ。もちろん昼用のエッセンシャルオイルを用意して、使い分けてもいい。

　なお、ミストスイッチを繰り返し押すことで180分、120分、60分、30分の順でOFFタイマーを切り替えられる。時間が来たら自動的に停止するが、手動で停止したいときは、ミストスイッチを1秒以上押せばよい。

ライトは常夜灯としても使える

　AD-SD2は、本体内部に6個のLEDライトを内蔵し、香りと一緒にオレンジ系の暖かみのある照明も楽しめる。ミストはタイマー駆動だが、ライトは単独でも使用できるため、間接照明や常夜灯代わりとしても活用できる。「HIGH/LOW/OFF」の切り替えが可能なので、香りを楽しむときはHIGH、就寝時の安らぎ用にはLOWにしておくと便利。タイマーが切れるとライトも消灯するので、真っ暗は苦手という方にもちょうどよい。

　これまで香りを楽しむアイテムに興味はあったが、ろうそくの炎で加熱するタイプや、ライトの熱、線香のようなスティックタイプのものは、煙が苦手だし、うっかり火事でも起こしたら……という不安もあって使えなかった。その点、AD-SD2は火や熱を使わないので、アロマ初心者にも安心だ。

　水タンク容量が100mlというと少なく感じるかもしれないが、180分タイマーを使ったところ、タイマーが切れたタイミングで40mlほどの水が残っていた。季節によって異なるだろうが、途中で水が切れてしまうということはなさそうだ。デスクの上などに設置すれば、保湿用としても意外と活用できそうな気もしている。香りとミストを手軽に楽しみたい方には、お勧めの製品である。