やじうまミニレビュー

八幡化成 「omnioutil(オムニウッティ)」

~かわいいだけじゃない! 頑丈で便利なフタ付きバケツ
by 石井 和美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


八幡化成「omnioutil」

 バケツといえば、ぞうきんなどの汚れモノや子供の靴洗いなど、日々の生活で出番の多い必需品である。我が家でも毎日のように使うため、すぐに使えるような場所に置いてある……が、バケツは生活感があるので、室内ではなるべく目につかない場所にしまい、外では物置にひっそりと隠してある。

 そんな日陰の存在であるバケツだが、目立つ場所に置きたくなるようなかわいらしいフタ付きバケツがあることを知った。それが今回紹介する八幡化成の「omnioutil(オムニウッティ)」である。

 サイズは8Lと10Lの2種類で、8Lが271×254×211mm(幅×奥行き×高さ)、、10Lが282×267×265mm(同)。本体とフタとハンドルはポリプロピレン製、ハンドルのリングはポリエチレン製となっており、安心の日本製である。今回購入したのは10Lサイズのターコイズブルーだが、これ以外にパープル、ピンク、オレンジ、グリーンの全5色のラインナップを揃えている。


メーカー八幡化成
製品名omnioutil
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,575円

 第一印象は、とにかくオシャレ! ポップなカラーで、表面が波形。バケツ特有の野暮ったさを感じさせないデザインだ。これまでのバケツと言えば、もっぱら汚れもの専用だったが、これなら室内で子供のオモチャなど小物を収納するのにも使えそうだ。

フタは平らで、上に何か置くこともできるフタの裏部分。かぶせるだけなので、密閉度は低い取っ手には穴が開いている。ここにホースを通して水を貯めることもできる


室内に置いてもかわいい! インテリアの邪魔をしないバケツ

 まずは子供のオモチャを収納してみることにした。

 子供用のおもちゃ箱というと、キャラクターなどが描かれている「いかにも」なデザインが多いが、これならインテリアの邪魔にならない。大きさもちょうどよく、本体も軽いのでおもちゃ箱にぴったりだ。

 バケツの形をしているが、カラーバランスが絶妙で目立つ場所に置きたくなってしまう。ポップなカラーで目を引くので、子供も気に入ったようだ。

 収納してみたのは細々したパーツが邪魔なプラレール。プラレールは2才の息子が大好きで、毎日のように出したりしまったりしている。レールや電車を収納してみると、意外に収納力があるので驚いてしまった。バケツに入ったおもちゃは以下の通りだ。

プラレールの電車、レール、トンネルなどを詰めてみたところ一度に収納できたプラレールは、こんなにたくさん! 取っ手が付いているので、子供でも持ち運びができる

 フタは上にかぶせるだけなので、小さな子供でも開け閉めがしやすい。長い橋などのパーツは入らなかったが、トンネルやレール部分は大部分収納できた。ぬいぐるみやレゴなど細々したものも、これならたくさん入るので実用的だ。

子供が座っても平気。ちょっとしたスツール代わりになるのは便利

 フタの上の耐荷重は約150kgなので、フタの上にちょっと腰をかけることもできる。キッチンの上の棚にしまってあるモノを取るのに、大人が乗ってもまったく問題ない。ちょっとした脚立代わりになるので便利だ。

 ただ、重量は800gと軽く、円形で安定性がいまひとつ。降りるときにグラッとするので注意が必要だろう。基本的には脚立としてではなく、スツールとして使用したほうがよさそうだ。

 口径が広く、フタも軽いので、フタ付きのごみ箱としても活用できそうだ。ただ、フタはかぶせるだけで密閉性はないので、ニオイはもれてしまう。生ゴミやおむつゴミなどのゴミ箱として使用することは、あまりおすすめできない。



外でも大活躍! 洗車するときに乗って屋根も洗える

 庭仕事で使った軍手、子供の靴、トイレトレーニング中の息子のパンツなどを洗うので、我が家ではバケツの出番が何かと多い。

 車の屋根洗車も、omnioutilを使えば簡単にできる。現在ダイエット中の旦那は体重が約75kgもあるが、乗ってみてもビクともしない。物置上に置いてあるモノなどを取るのにも便利だ。ただし、バケツは円形で不安定なので、足場が安定しない場所での作業には向かない。

ふだん使っているフタ付きバケツ右と比較すると、とてもオシャレ! 外に置いておいても生活感はあまりない車の屋根も、バケツに乗るとよく見えるので、きれいに洗うことができる。重い旦那が乗ってもビクともしない

 また、表面は波状になっているので、ホコリなどは溝に入りやすい。外にずっと出しっぱなしにしておくと、あとで溝にホコリがたまって手入れが大変になるので、ふだんは屋根のある場所にしまっておいたほうがよさそうだ。

 ハンドルにはホースを固定する穴があり、そこにホースを通せば水を貯めるときに便利とのことだが、我が家のホースは先にシャワーヘッドが付いているので穴に入らなかった。

ホースをバケツの穴に入れて固定し、水を貯めようかと思ったら……我が家のホースは入らなかった。残念ふつうのバケツと同様、汚れ物にも惜しげなく使うことができる

 単にオシャレなバケツではなく、実用的でとても使いやすい。個人的に気に入ったのは「大人が乗ってもビクともしない」という頑丈さと、フタをして重ね置きできること。屋外だけでなく、室内でもいろいろなシーンで活躍してくれそうだ。





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2010年 6月 18日   00:00