やじうまミニレビュー
アーネスト「米(マイ)スターの米ポット」
アーネスト「米スターの米ポット」 |
おいしい、腹持ちがいい、そしてほどよいカロリー、米は隙のない主食だ。ダイエット時になると、真っ先にカットされてしまう存在だが、小生はいかなる状況下でもお米を愛している。だって、農家の子だもん。
ところで、おいしいお米を頂く上で、盲点となりがちなのが米びつだ。今回は冷蔵庫でのお米保存に注力したというアーネスト「米(マイ)スターの米ポット」を紹介しよう。
メーカー | アーネスト |
製品名 | 米(マイ)スターの米ポット |
希望小売価格 | 1,680円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,680円 |
米びつは意外と場所を取るというイメージを持つ人が多いと思うのだが、このポットは幅よりも高さを利用しているため、かなり省スペースだ。サイズは110mm×190mm×320mm(幅×奥行×高さ)で、冷蔵庫用というだけあり、ちょうどドアポケットでペットボトル2つ分のスペースを占有する程度に収まっている。また300L以上の冷蔵庫であれば、野菜室に立てて収納することができそうだ。
ドアポケットに入れてみたところ。2Lペットボトル2つ分のスペースを占有する。高さによっては野菜室に縦置き可能 | フタに取っ手があるため、取り出し感覚は水筒やペットボトルのそれに近い | 容量は最大2kgまでなので、最近の冷蔵庫の棚ならば問題なく寝かせて設置できる |
“お米を冷蔵庫に入れる?”と気になった人もいると思うので、カンタンに解説しておこう。パッケージの側面に記載されてもいるが、お米は高温多湿の場所に長期間保存しておくと、お米の表面が酸化して、美味しくなくなる。
場合によっては虫がわいてしまうことも……経験のある人も多いのではないだろうか。そういった状況を避けるためには、低温低湿環境が望ましく、キッチンを見回すと冷蔵庫がベストマッチというわけだ。ちなみに、米(マイ)スターの米ポットの発案者は五ツ星お米マイスター・西島豊造氏。氏曰く、お米が冷えていると、お米がすぐに吸水を始めず、お米の表面の汚れなどがカンタンに剥がれるとのこと。つまりは、研ぐときの水の節約にもなる。
では、機能をチェックしていこう。この米ポットは、お米を収納するという用途のほか、お米を量ることもできる。
本体が対応するお米の量は2Lまでで、まずは容器にお米を入れる。それから、しっかりとフタを固定。スライドバーで固定する方式で、変に硬くもないのでそれほど力は必要ではなかった。次にすり切りレバーを操作して取り出し口を閉じた状態にして、正面にある計量ポケットにお米が入るように傾ける。あとは、水平に戻してからすり切りレバーを操作すれば終わりだ。
計量ポケットを取り外さなくてもいい作りなので、実際には傾けたまますり切りレバーを操作して、ボウルや釜にお米を移すこともできる。ただ、ポットを傾けた状態なため米が出やすくすりきり1合とはいかない。
2Lという容量と、1合づつ量るという機能をみると家族用というよりは1人暮らし、もしくは2人暮らしまでの製品と考えた方がいいだろう。
まず取り出し口を閉じた状態で傾ける。ちょうどいいところにくぼみがあって持ちやすい | 上部のすり切りレバーを操作して、1合に計量した状態量 | すり切ったあとは、計量ポケットと容器の間に壁があるため、1合だけがボウルや釜に移せる |
この手のアイテムで気になるのは、フタと容器の固定だ。本製品はスライドバーで側面を最大限利用してガッチリと固定している |
1日ほど冷蔵しておいてから、そのお米を研いでみたが、たしかに表面の汚れ落ちが早く、真水でお米を研ぐには厳しい冬場には、とてもありがたい。なによりお米の保存場所をわざわざ用意する必要がないのがありがたい。お米の保存場所が気になる人は、試してほしい。
2009年 12月 10日 00:00
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