やじうまミニレビュー

NOL CORPORATION「Shrug Design」

~ビニール傘でもオリジナリティを発揮するカバー
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


NOL CORPORATION「Shrug Design」

 出先での突然の雨や、大事な傘を壊したくない暴風雨の時などに便利なビニール傘。

 安価でどこでも手に入るビニール傘は便利で、誰でも一度は手にしたことがあるだろう。ただ、困るのが自分のものか他人のものか、区別がつきにくいというところだ。コンビニの入り口や、会社の傘置き場など、ビニール傘が溢れているような場所では、まず区別できない。パッと見には全く区別のつかないその見た目に、まぁこれだろうと、自分の傘かどうか定かでないものをそのまま持ってきてしまった、という経験はないだろうか。

傘に差し込むだけで使える。傘のサイズによっては長さが足りないこともあるが、特に不便は感じなかった本体の端には留め具も用意されている厚みのある素材で持ちやすさもプラスされる

 というワケで今回は、ビニール傘をあっという間に“自分のモノ”にできるNOL CORPORATIONの「Shrug Design」を紹介しよう。


メーカーNOL CORPORATION
製品名Shrug Design
希望小売価格399円
購入場所池袋サンシャイン
購入価格399円


 Shrug Designは分かりやすくいうと傘に付ける目印だ。ビニール傘の柄の部分にShrug Designを取り付ければ、何十本とビニール傘がさしてある場所でもすぐに自分のものだとわかる。
ラインナップは十種類以上。無地のものからボーダーや柄モノなどが揃う。いずれも目立つ色が採用されている。いずれも500円以下で購入可能

 現実的な話しで恐縮だが、何より気に入っているのは価格だ。

 価格の割にデザインや品質が良く、ビニール傘がなんたるかを分かっている価格なのだ。というのも気に入ったデザインを追求したいのなら当然普通の傘を購入すれば良い。ビニール傘はあくまでビニール傘なので自分のものだとわかればそれでいい――でもできればオシャレな方がいいよね。でも、ビニール傘を何本も買えてしまうものならいらない……そこらへんの消費者心理をうまく掴んでいる。

 Shrug Designの場合、まずは500円以下で買える価格、そして十種類以上用意されたラインナップ、持ったときの感覚が格段に良くなる厚みのある素材。どれをとってもこれならば買ってもいいかもと思わせる。

 実際に会社の傘置き場に置いたところ、違いは歴然で、外出前に一瞬迷う、あの変な気まずさが一気に解消される。

傘が散乱している会社の傘置き場。この中から自分の傘、特にビニール傘を探し出すのは至難の業だShrug Designを傘の柄に付けると、一目でどれが自分の傘かわかる

 どうせ、使い捨てのような製品だからとは言っても、そのたびに捨てるのはサイフにも地球にも優しくない。日常生活のちょっとした不満を一瞬で解消してくれる優れた製品だ。




2009年 12月 7日   00:00