やじうまミニレビュー
ルクエ「ボイリングメッシュ」
ルクエ「ボイリングメッシュ」 |
頻繁に料理をしていると、ちょっとした手間の解消が効率化につながり、気分よく作業できることを実感するようになる。今回ご紹介するのは、とても単純だが「そうそう!」と納得してしまう製品。シリコン製の調理グッズでおなじみのルクエから発売されている「ボイリングメッシュ」である。名前は難しそうだが、早い話が「茹で網」。うどんなどを茹でる際に入れておいて、時間が来たらサッと引き上げる、あの網のようなものである。
メーカー | ルクエ |
製品名 | ボイリングメッシュ |
希望小売価格 | 4,200円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,702円 |
ルクエの「ボイリングメッシュ」が他とちょっと違うのは、マイナス30~プラス260℃という耐熱温度を誇るシリコンでできていること。しなやかで洗浄しやすく乾かしやすいため、衛生的なのだ。サイズは直径約17cm、高さ約10cm程度なので、うどんなどの麺類を茹でるというよりは、ゆで卵やトマトの湯むき、スープ用の食材を入れて一緒に煮込んで味や風味付けをしたりといった調理向き。卵なら6~8個は入るようだ。
製品本体。取扱説明書が付属する | 口を緩めたところ。シリコン製のため多少の摩擦がある | 単なる格子状ではないメッシュ部分 |
使い方は簡単で、中に材料を入れて口を締め、お湯の中に沈めるだけ。別にわざわざ網に入れなくても……と思うかもしれない。
ボイリングメッシュがあるのとないので何が違うか。
それは取り出しやすさにほかならない。食材がバラバラになって混ざらないので、同じ鍋の中でじゃがいも、卵、湯むき用のトマトを同時に茹でることができる。しかもトマトだけ取り出したいときには一度にまとめて引き上げられるのだ。メッシュの目が大きいため、さすがにダシ用の削り節には向かないが、茹でたいものをまとめておくだけで効率的に調理できるというわけだ。
鶏卵Lサイズ3個でゆで卵を作ってみる | レトルトカレーと一緒に茹でてしまう | 3つまとめて引き上げ、水で冷やす |
まとめて引き上げられるというのは極めて些細なことのようで、やってみるとハッとするほどありがたい。野菜だけでなく、サッと湯通ししたい食材など、特に加熱時間にシビアな材料が多いほどその効果を実感できるはずである。このような些細な手間の軽減が、料理を楽しくしてくれるので侮れない。
レトルトカレーを温めながら、ついでにゆで卵も作っている様子。まとめてサッと引き上げ、一気に冷やせるので便利だ |
トマトを入れてみた | トマトは中サイズ以下なら4つは入りそうだ |
明るくスタイリッシュなデザインも好印象。全体がシリコン製のため、口の開け閉めには若干コツがいるが、巾着状態になった食材はなんともかわいらしい。ルクエの「ボイリングメッシュ」は調理を便利に楽しく変えてくれるアイテムと言えるだろう。
なお、付属の取扱説明書にはトマト、芽キャベツ、にんじん、うずらの卵、鶏卵、はまぐり、海老の煮沸調理時間表が付属しているので、ぜひ参考にしていただきたい。
2009年 12月 4日 00:00
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