家電製品ミニレビュー

顔周りの毛を簡単に整えられるスタイリングシェーバー

フィリップス エレクトロニクス ジャパン「ミニスタイリングシェーバー NT9148」

 社会人として、身だしなみを整えることは当たり前のこと。伸び放題のヒゲや眉毛は、相手に与える印象も悪い。

 だからこそ、せめて人と会う時に必ず見られる顔周りの毛は、きれいに整えておきたい。

 そこで、今回購入したのが、フィリップス エレクトロニクス ジャパンのトリマー「ミニスタイリングシェーバー NT9148」。コレ1本で、ヒゲ、鼻毛、耳毛、眉毛を処理できるのだ。

メーカー名フィリップス エレクトロニクス ジャパン
製品名ミニスタイリングシェーバー
品番NT9148
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,527円

 顔周りの毛は、アタッチメントを付け替えて処理する。パッケージから出した時に本体に付いているのは、ヒゲスタイラーで、ヒゲの長さを整えるのに使う。そのほか、本体に付けるアタッチメントとして、ミニ網刃シェーバーとトリミングヘッドが、パッケージに入っている。

 ミニ網刃シェーバーは、むだ毛を剃ってヒゲのデザインを整えるアタッチメントで、トリミングヘッドでは、鼻毛や耳毛、眉毛をカットする。

 本体は、単3アルカリ乾電池1本で動く。1日3分間の使用で、約40回使えるという。

パッケージの中身。ヒゲスタイラーの付いた本体のほか、ミニ網刃シェーバーやトリミングヘッド、単3アルカリ乾電池やクリーニングブラシが入っている
ソフトポーチが付属する。本体はもちろん、トリミングヘッドに付ける眉毛コームなど、細かいアタッチメントを収納するのに便利だ。旅行に持っていける
本体は、単3アルカリ乾電池1本で動作する

ヒゲ周りの毛を思い通りに整えられる優れモノ!

電源は本体を回してON/OFFする

 では、早速使ってみよう。まずは、顔の中でも一番目立つヒゲ周りをケアしてみよう。

 自分は、あごヒゲだけを少し伸ばしている。いつもは、T字カミソリであごヒゲ周りの余分なヒゲを剃り、眉毛をカットするハサミでヒゲの長さを調整している。が、余分なヒゲを剃ろうとして残したかったヒゲを剃ったり、ヒゲの長さがまばらになったりで、満足したことは一度もなかった。

 そこで、まずはヒゲスタイラーから使ってみた。ヒゲスタイラーでは、毛の長さを1mmに調整できるようなので、残したいあごヒゲの周囲に生える、むだ毛の処理から始めた。

 ヒゲスタイラーが肌にそっと触れるくらいの力加減で本体を動かすと、あっと言う間にむだ毛が短くなっていく。いつもは、T字カミソリを使っているが、幅が広く細かい部分のむだ毛を処理するのに手間がかかるが、ヒゲスタイラーだとスムーズに処理できる。

 次に、ヒゲスタイラーに、4mmの長さにトリミングできるスタイラーコームを付けてあごヒゲをカットした。今までの苦労が嘘のように、簡単にヒゲの長さを揃えることができる。うっかり力を入れても、コームが肌に触れているので怪我をする心配もない。

ヒゲスタイラーのみでむだ毛を短くカット
コームを付けてあごヒゲの長さを調整した

 あごヒゲのむだ毛を短くしたことで、ミニ網刃シェーバーで剃れる長さになった。ミニ網刃シェーバーでは、短くしたあごヒゲのむだ毛と、2日伸ばした口ひげを手入れしてみた。

 一般的な電動シェーバーよりもヘッドの幅が狭いので、むだ毛や口ひげをいつもよりも簡単に剃ることができた。特に口ひげは、電動シェーバーやT字カミソリでは鼻の下を伸ばさないと上手く剃れないが、ミニ網刃シェーバーでは、鼻の下を少し伸ばすだけでスムーズに剃ることができた。

あごヒゲ周りなどのむだ毛を剃り、ヒゲをデザインする
鼻溝の左側が剃った後、右側が剃る前の口ひげの状態。ヒゲの薄い人には、電動シェーバーとしても使えそうだ

 ヒゲスタイラーとミニ網刃シェーバーを使うことで、手間をかけず、ヒゲを思い通りにデザインできる。コツをつかめば、おしゃれなヒゲが作れるかもしれない。

もみあげや襟足もスッキリ

 取扱説明書や公式サイトには明記されていなかったが、もみあげや襟足のむだ毛や産毛も処理してみた。

 もみあげは、まずヒゲスタイラーであごヒゲのほうに伸びるむだ毛を処理。次にスタイラーコームを付けて、伸び放題になっている毛の部分を4mmに揃えた。

もみあげは、スタイラーコームを付けて4mmの長さに切り揃えた
襟足の産毛は、ヒゲスタイラーで1mmにカットした
産毛を処理していないほうの襟足。明らかに産毛が多い

 この2カ所も、あごヒゲと同じく、ヒゲスタイラーが肌に少し触れるくらいで本体を操作すると、むだ毛や産毛をきれいに処理できる。

 襟足は、鏡を見ながらだと慣れるまで手が逆に動いたりして手こずるので、残したい毛をカットしたり、怪我をしないように気をつけて欲しい。

 もみあげや襟足の産毛が、手間をかけずに処理できるのは単純に嬉しい。今までは、美容室でカットしてもらうまで伸び放題だったので、清潔感もアップすると思う。

本体をクルッと回して鼻毛や耳毛もスッキリカット

 鼻毛や耳毛は、トリミングヘッドをそのまま挿入し、刃の付いているほうを、鼻の穴や耳の穴に沿って動かして処理する。トリミングヘッドを挿入する前に、鼻や耳の中をきれいにしておこう。

 トリミングヘッドの形状が少し斜めになっているので、鼻の穴や耳の穴に沿って動かしやすく、鼻と耳の両方を5分かからずに処理できた。仕上がりも納得!

鼻毛と耳毛は、刃の付いているほうを、鼻の穴に沿って動かすだけできれいにカットできる。鼻や耳は肌が弱いので、ヘッドを押しつけないように気をつけて欲しい

クシいらずで眉毛の長さを調整

 眉毛は、トリミングヘッドにショートタイプとロングタイプの眉毛コームを付けてカットする。それぞれ、ショートタイプは3mmの長さに、ロングタイプでは5mmの長さに切り揃えることができる。今回は、ロングタイプを使って眉毛を整えた。

 眉毛は、コームの平らな面を肌にピッタリつけて、こめかみ側から毛に逆らうように本体を動かすときれいにトリミングできる。

 普段は、眉毛用のハサミを使っているが、クシを沿えずに切っているので、長さが揃わず悪戦苦闘している。でもNT9148であれば、クシが不要で、眉毛に剃って横に動かすだけでスムーズにカットできる。長さも揃って気分が良い。

5mmの眉毛コームを使って、眉毛をトリミングした
向かって左側がトリミング後の眉毛で、右側が未処理の眉毛だ

本体を丸洗いできて手入れも簡単!

本体を丸洗いできるのも利点の1つだ

 日々の手入れも簡単だ。現在、愛用している鼻毛カッターは、古いモデルなので本体を流水で洗うことはできない。でも、NT9148は本体を丸洗いできる。

 これまで、アタッチメントを取り付ける部分は、ブラシで掃除したあと本体を斜めに傾けて、弱い流水をかけていたので、アタッチメントごと本体をじゃぶじゃぶ洗えるのは、とても気持ちがいい。

ヒゲをデザインしてみたいと思っている人にオススメ!

 NT9148が1本あれば、ヒゲを自在にデザインできる。日頃からヒゲをデザインしている人はもちろん、これまで形を整えるのが面倒でヒゲを剃ってきた人や、ヒゲ用、眉用、鼻毛用のトリマーを別々で使っていた人にオススメしたいアイテムだ。

中野 信二