家電製品ミニレビュー
アピックスインターナショナル「ミニハロゲンヒーター AMH-370」
■ちょこっと寒い時に便利な小型暖房器具
アピックスインターナショナル「ミニハロゲンヒーター AMH-370」 |
今年の冬は暖かいといわれているが、年末も押し迫ってきて、ようやく寒さを感じるようになってきた。この季節便利なのが、持ち運び可能なコンパクトな暖房器具。洗面所やキッチンなど暖房器具のない場所や、エアコンの風が届きにくい足元を手軽に暖めることができる。
今回紹介するのは、そんなちょっとした暖房に便利な小型暖房器具、アピックスインターナショナルの「ミニハロゲンヒーター AMH-370」だ。片手で移動できる手軽さと、インテリアの邪魔にならないシンプルなデザインが気に入って購入した。AMH-370の最大の特徴はなんといっても、そのコンパクトさ。本体サイズは180×180×470mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は650g。室内のどこに置いても邪魔にならないサイズだ。
メーカー | アピックスインターナショナル |
製品名 | ミニハロゲンヒーター AMH-370 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,618円 |
本体のデザインは、アウトドアなどで用いられる屋外用照明「ランタン」をモチーフにしたもので、シンプルながらどこか懐かしい雰囲気がある。上部には持ち手が付いていて、移動も簡単に行なえる。熱源はハロゲンヒーターを採用。操作はON/OFFスイッチのみと、ごくシンプルな製品だ。
製品パッケージ | 本体正面 | 本体側面 |
本体裏面 | 本体上部には持ち運び用の取っ手がある | 操作は本体台座部分のスイッチで行なう |
片手で抱えられるパッケージと、まるでおもちゃのような雰囲気の本体を見て、最初は「小さすぎたかな」と思ったが、実際に使い始めてみると、この小ささがやっぱり便利。テーブルの下やキッチン、洗面所、クローゼットなど、少し寒いなと思ったら、すぐにAMH-370を持っていって使っている。持ち運びが全く苦にならないのは、本体のコンパクトさはもちろん、持ち運び用の取っ手がある本体デザインも影響している。
ただ、その手軽さゆえ本体の安定感はあまり高くない。本体重量650gなので、ちょっと当たったりするとすぐに倒れてしまう。そのため、ペットや小さなお子さんがいる家庭には向かないかもしれない。手軽に持ち歩けるコンパクトな本体 | ワインボトルを大きさを比べたところ。本体の高さは50cmにも満たない | テーブルの下に設置したところ。冷えやすい足元を効果的に暖められる |
ハロゲンヒーターの即暖性も気に入っている。消費電力は300Wと、暖房器具としては低めだが、スイッチを入れると、すぐにヒーターが赤くなって、暖かさを感じる。すぐに暖かくなるので、着替える間だけとか、料理をする間だけというような時でも、手軽に使える。
電源を入れるとすぐにヒーターが赤くなり、暖かさを感じる | 少しくらいところで電源を入れたところ | クローゼットの前に持っていて、着替える間だけ電源を入れるというような使い方にも向く |
落ち着いたブラウンでインテリアの邪魔にならずに置ける |
使ってみて意外な良さを感じたのは、本体デザイン。最初は、なんだかノスタルジックなおもちゃっぽいデザインだなと思っていたのだが、使ってみると意外と室内のインテリアにマッチする。ヒーターの赤い色も手伝って、見た目からして暖かい雰囲気だ。
今回購入したのはブラウンだが、ちょっと光沢があって落ち着いた上品な色で、気に入っている。AMH-370ではそのほかにリッチゴールドやメタリックレッド、ブラックといったカラーも揃える。インテリアに合わせて色を選ぶと良いかもしれない。
■今年のような暖冬の時こそ
寒さが厳しくない今年のような冬こそ、小型の暖房器具が活躍する |
ちょっと寒い時に便利なAMH-370だが、役割はあくまで補助用の暖房。これ一台で室内全体を暖めるとか、冬の主力暖房としてこれを使うというのは間違っている。熱を感じるのは、ヒーターの周囲だけなので、洗面所などの限られたスペースや、足元を暖めるのに向いている製品。
とはいえ、今年の東京では、つい最近まで自宅で暖房器具を使わないという人が珍しくなかった。一定のスペースだけを手軽に暖められる小型の暖房器具は、今年のような暖冬にはうってつけかもしれない。