家電製品ミニレビュー
軽いのは正義! パナの超軽量紙パック掃除機が使いやすい!
2017年6月8日 07:00
今回紹介するのは、世界最軽量として発売されたパナソニックの紙パック式掃除機「MC-JP520G」だ。パナソニックが「目利き世代」と称する50~60代をターゲットとして開発された製品だが、シニア世代のものだけにしておくのはもったいない! 軽いというのはやはり使いやすさに直結するなあ、と改めて思い知らされたおすすめの製品だ。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | 紙パック式掃除機「MC-JP520G」 |
実売価格 | 40,305円 |
まずは超軽量の本体からみていこう。本体の重量はなんと2kg。持ち上げた時に、ちょっと拍子抜けするくらい軽い。「PPFRP(PP繊維強化樹脂)」という新素材を使っており、見た目の印象も一般的な掃除機に比べると柔らかな印象。というのも、柔らかな繊維を積層し、プレスしたというPPFRPには織り目があり、なんだか和風な印象なのだ。
感心したのは、電源を入れるために、コードを取り出した時。一般的なキャニスター掃除機のコードと比べて細くて、軽い。本体の徹底的な軽量化のために、コードまで工夫しているんだなと思い知らされた。
高機能なのに、懐かしさを感じる安定の使い勝手
シニア向け、軽量タイプと聞くと、機能に関しては最新機種よりは劣っているのかなと思っていたが、実際使ってみるとそんなことは全くない。ゴミの取り残しを防ぐ「ハウスダスト発見センサー」や、暗い場所も掃除しやすい「LEDライト」など、上位機種と変わらない機能を備える。
中でも便利なのが、「ハウスダスト発見センサー」だ。目に見えない20μmのハウスダストまで検知するというもので、ホコリやゴミがあると、ヘッドと延長管に設けられている赤いランプが点灯する。ゴミがなくなると消えるので、掃除する時の目安になる。
吸引力に関しても申し分ない。確かに最新のサイクロン掃除機のような床に吸い付くような強力さはないものの、フローリングの掃除をするのには十分な吸引力。
当初、「本体が軽すぎて、全体のバランスが悪いかも」なんて心配をしていたが、実際使ってみるとそんなことは全くなかった。というのも、本体だけでなく、延長管やホースに至るまで徹底的に軽量化しているからだ。全体の使い勝手としては、昔実家で使っていた紙パック式掃除機に近く、初めてでも、違和感なく使い始められた。この安心感は、最近の掃除機にはない感覚だ。
軽いから高いところの掃除も楽々
付属品に関しては、一般的なキャニスター掃除機よりも、少なめ。延長管を外すだけで手軽に使えるワンタッチ手元ブラシと、3段階で伸縮するロングすき間ノズルだ。
特に便利なのが、最長70cmまで伸びるロングすき間ノズル。とにかく軽いので、高い場所も楽に掃除できる。また、先が細くなっているので、サッシなど普通の掃除機では届かない細かい場所も掃除できた。
集じん方式は紙パック式で、ゴミに直接触ることなく、楽にゴミ捨てできる。0.5μm以上の微細なハウスダストを99.9%逃さないというパナソニック純正の紙パックを使用する。2週間ほど、ほぼ毎日使ったが、吸引力の衰えや、排気のニオイが気になったことはなかった。
実家の両親にプレゼントしたくなる
軽すぎて逆に使いにくいのでは? という不安もあったが、実際使ってみると、そんなことは全くなく、初めてなのに懐かしさすら感じる安定した使い心地。
特にオススメしたいのは、二階建ての戸建てに住む人。私の実家もそうなのだが、戸建て住宅だと最近はやりのスティッククリーナーではやはり間に合わない。階段の上り下りも、本体重量2kgなら気にならない。実家の両親にプレゼントしたくなる、よくできた掃除機だ。