家電製品ミニレビュー

むしろ普段使いでOK! 1台5役でスマホも充電できる「マルチソーラーライト」

 これまで我が家におかれていた非常用の懐中電灯は乾電池式でした。しかし、滅多に使わないまま、乾電池が劣化してしまうことが何度かありました。このまま繰り返していたら、きっといざというとき液漏れで使えなくなる。しかも、当然予備の乾電池も古くなるわけで、そろそろなんとかしないとなあと思っていたのでした。

マルチソーラーライト

 代わりとなる非常時用のライトを探していたところ、「マルチソーラーライト」なるものを見つけました。ソーラーというからにはソーラー充電も可能なライトなわけですが、これが意外なよさを持っていたのです。

メーカー名オンスクエア
製品名マルチソーラーライト OS-031
実売価格4,980円

ライト、ラジオ、サイレン、フラッシュライト、そして充電器の1台5役

 「マルチソーラーライト」の本体サイズは、69×91×319mm(幅×奥行き×高さ)、重さ約357g。先端にはサーチライト、側面を開くとデスクライトにと、2種類のLEDライトを備えるほか、FMラジオ機能、サイレンとフラッシュライト機能を持っています。

 スタンドも同梱されているので、非常時にはラジオを聞きながらテーブルを照らせます。サーチライトの電源スイッチを長押しすると、サイレン音とともにフラッシュライトが点滅。まさかのときに、自分の居場所を伝えるために役立ちます。

スタンド(左)と本体(右)。1台で5役使える

 1,500mAhのバッテリーからは、スマートフォンなどのデジタル製品の充電もできます。5股になったUSBケーブルも同梱されており、Lightningをはじめとした5種類の端子をカバーしているので、いまどきのデジタル製品ならおおむね充電できそうです。

 バッテリーはリチウムイオンポリマー電池で、USB、手回し、太陽光と3種類の充電方法が使えます。これはストライクゾーン!

本体充電用のUSBケーブル(左)と、デジタル製品の充電用のケーブル(右)
端子の形状はDockコネクタ、Lightningコネクタ、microB、miniB、PSPの5種類

ポータブルデスクライトとして使える

 実際使ってみたところ、ラジオの感度や音質は、正直物足りなさを感じました。ネットワークが生きていて、スマートフォンが使える状態であれば、ラジオはアプリでOK。でもネットワークすらつながらないようなときのことを想定すると、ないよりはあったほうが安心できそうというレベルでした。

FMラジオを聞くには「FM/OFF」を押す

 ライトはどちらも結構明るいので、バッチリ使えます。スタンドが付属するので、ふだんは立てておいておけますし、テーブルライトにすればどこでも明るく照らしてくれます。

 机の上だけでなく、洗面所やトイレなど、明かりが必要なところならどこにでも持っていけるので、意外と使い勝手がありそう。当初は非常用持ち出し袋行きのアイテムのつもりでいたのですが、わりと普段使っていてもよさそうな気がました。

サーチライト
非常時の移動に役立ちます
デスクライトは角度が180度変えられます

 私自身、海外にいく用事は滅多にないのですが、以前宿泊したドイツのホテルでは、夜仕事で使うにはちょっと物足りない、おもちゃのようなデスクライトが置かれていたのです。そのテーブルはビジネス用途を想定されたものではないので、さほど明るくする必要はなかったわけですが、ぼんやりしたライトの元での作業は違和感を感じました。

 省スペースで、立てるだけのこのデスクライトがあればかなり重宝したはず。つまり、これはトラベラーにもよさそうです。停電にも備えられますし。

デスクライトで作業してみたら意外とよかった!

USB電源からの充電がおすすめ。いざというときは手回しで!

 充電時間は、それぞれ完全放電状態から、ソーラーパネルは強い日光で約18時間、USB電源からの充電は約5時間、手回しハンドルの場合、1秒間2回転のペースで約5時間だそうです(回転方向はどちらでもOK)。

 残量は、サーチライトとラジオのボタンがONのときに、4つのランプで電池レベルを表示します(ランプ1つが25%を表す)。内蔵電池がなくなる前には、ランプが1つ点滅して教えてくれます。

本体側面にある端子
手回し用のハンドル
1秒間2回転のペースでぐるぐる回すと約5時間で満充電。満充電はさすがに無理そうですが、1分間の回転でもライトは結構使えます
4つのランプで電池レベルを表示

 目玉機能かなと思ったソーラーパネルによる充電ですが、仕様上の数字をみてもちょっと実用的ではないなという印象です。強い太陽光のない季節や場所、エリアでは完全にアウトですから、もしかしたら充電できることもあるかもしれない、くらいに思っておいたほうがよさそうです。実際、長雨だった9月は窓際においても充電されている気配がなくて困りました。

長時間強い光を浴びせたいのですが、陰ってしまうのでなかなか厳しい……

 それより、ふだんはUSB電源からフル充電しておき、いざというときは手回ししたほうがよさそうです。ためしに30秒くらい手回ししてみたところ、食事1回分くらいの時間は余裕で照らしてくれました。もちろん徐々に光は弱くなりますが、本製品のソーラーパネルよりはるかに効率的に使えそうです。

 こういう製品は、ずっとバッグの中にしまいっぱなしにしておくより、普段からちょこちょこ使いながら常に充電しておくほうが、使いたいとき放電してた、もしくはトラブルで使えなかったということがなくなりますね。特にベッドサイドにおいておけば、実用と備えの両方で効いてきそうです。

モバイルバッテリーとして使うとあっと言う間に空になってしまいますが、非常時には予備として心強いですね

すずまり