家電レビュー

ゴミ激減! 臭わない&音も静かな「生ゴミ処理機」が秀逸

サンコー「3L 生ゴミ処理機 カラッと粉砕ゴミへらすん(NMGS25HWH)」

毎日の家事で地味にストレスを感じるのが“生ゴミの処理”。水分を含むと重くなり、放置したままにするとニオイや虫の発生などが気になります。

そんな悩みを一気に解決してくれるのが、サンコー「3L 生ゴミ処理機 カラッと粉砕ゴミへらすん(NMGS25HWH)」。生ゴミを乾燥・粉砕することで、嫌なニオイと体積を減らしてくれる便利な家電です。実売価格は36,800円。生ゴミ処理着は、お住まいの自治体によっては購入時に助成金が出ることもあります。

生ゴミがパリパリ・サラサラに! 体積が激減する

本機は、「カラッと粉砕ゴミへらすん」の名前の通り、生ゴミをカラッと乾燥させ、細かく粉砕し、かさを減らしてくれる便利な自動処理機です。

使い方もとても簡単です。底面に粉砕刃を備えたバケツ型の乾燥トレイに生ゴミを投入して本体にセットし、フタを閉めてスイッチを入れるだけ。数時間後には、かさばる生ゴミがパリパリ・サラサラのフレーク状に変わり、体積も7~8割ほど減少します。運転が停止するまでほったらかしておけるので、手間もかかりません。

バケツ型の乾燥トレイ
乾燥トレイに生ゴミを投入して本体にセット
フタを閉めてスイッチを入れる

本機は、標準モード(稼働時間:約4〜6時間)、高速モード(約3〜4時間)、脱臭モード(約12時間)、洗浄モード(約30分)の4つの運転モードを搭載。通常の生ゴミ処理には、標準あるいは高速モードを使用します。

4つの運転モード(標準・高速・脱臭・洗浄)を搭載

最初に試したのは「高速モード」。生ゴミを加熱して乾燥させた後、粉砕し、冷却するという工程で処理されます(標準モードも同様)。運転中は、乾燥トレイに装備された粉砕刃が回転し、生ゴミを撹拌しながら乾燥・粉砕する仕組み。

電源プラグをコンセントに差したら、操作部に向かって一番右にある「開始/停止ボタン」を長押しする(約5秒間)と、自動で標準モードがスタートします。高速モードに変更するには、再度「開始/停止ボタン」を押して一旦停止させ、操作部左の「標準/高速ボタン」でモードを切り替えて、もう1度「開始/停止ボタン」を押すと動作が開始。「高速」と書かれたLEDランプが点灯すれば、モードが変更できていることを表します。

操作部左の「標準/高速ボタン」でモードを切り替えられる

処理が終わった後、さっそく取り出してみると、投入した直後より圧倒的に体積が減っています。バナナの皮、オレンジの皮、つながったキウイの皮などをそのまま投入したのですが、跡形もなく、パリパリのフレーク状になっていて驚きました。ゴミには違いないのでしょうが、ヌルヌル、ベトベトした生ゴミとは異なり、素手でさわっても嫌な感じはしませんでした。

バナナの皮、オレンジの皮、つながったキウイの皮などをそのまま投入
生ゴミがパリパリのフレーク状に
素手でさわっても嫌な感じはしなかった

また、わずかに特有のニオイはするものの、生ゴミ臭とは異なり、さほど不快ではないですし、紙にくるんだり、ビニール袋に入れたりすれば気になりません。

紙にくるめばニオイは気にならない

さらに、ゴミ袋に入れてもずっしり重くなることがなく、体積が小さくなる分ゴミ出しの回数が減り、ひいてはゴミ袋の節約にもなるのは助かりそうです。

標準モードでの処理も試しましたが、高速モードと同様に、生ゴミがパリパリ・サラサラになりました。短時間で処理したいとき、生ゴミの量が少なめのときは高速モード、しっかりと乾燥させたいとき、生ゴミの量が多いときは標準モードのように使い分けるといいでしょう。

ちなみに乾燥させたゴミは有機肥料として活用することも可能。家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる人は、肥料として土に混ぜて使用するのもおすすめです。

処理後のゴミは有機肥料として活用できる

なお、牛骨や豚骨といった大きな動物の骨、貝類、太くて硬い茎などは粉砕できません。その場合は「脱臭モード」を選択することで、乾燥させることだけは可能です(粉砕、冷却は行なわれない)。

粉砕できない生ゴミは脱臭モードで処理する

運転中の音・ニオイが気にならない! 熱もこもりにくい

本機を使用するにあたり、筆者は敢えてワーキングデスクのすぐ横に置いて稼働させてみました。運転音の大きさと、排気のニオイがどの程度なのか気になっていたからです。

実際に仕事をしながら稼働させていましたが、運転音はほとんど気にならないレベルでした。機械が動いているような音はしますが、仕事の妨げにはなりません。それもそのはず、動作音は約40dB(図書館や静かな住宅地の昼などと同じレベル)の静音設計。これなら深夜に稼働させても、周囲に迷惑がかからなそうです。

本機の処理工程には「粉砕」があるため、使用する前は稼働音が大きいのではないかと心配していましたが、良い意味で期待を裏切られました。

運転音はほとんど気にならないレベル

一方、ニオイはどうかというと、こちらも気になりませんでした。本機には活性炭フィルターが内蔵されており、排気のニオイを吸収してくれます。魚の皮、長ネギの根元など、加熱すると臭いそうな生ゴミの処理も試してみましたが、途中で嫌な排気臭が周囲に漂うことはなく、活性炭フィルターがパワフルに脱臭してくれているのだと感じました。

活性炭フィルターはカートリッジ式になっており、交換が可能。交換周期の目安は約3カ月で、750時間以上使用するとLEDが全灯して交換時期を知らせてくれます。

活性炭フィルターが内蔵されている
カートリッジ式活性炭フィルターは交換が可能

また、生ゴミの処理中、内部はかなり高温になりますが、本体の外側はさほど熱くならず、室内に熱気がこもりにくいのも良かったです。

本体の外側はさほど熱くならない

中の様子が確認できる! フタを開けると停止する安全設計

本機のフタには耐熱強化ガラス製の窓が付いています。そのため、運転中にフタを開けなくても、中の様子を確認できるのが便利でした。

フタには耐熱強化ガラス製の窓が付いている

ただし、運転中は内部が高温になるため、室温との温度差でガラス窓が結露し、中が見えにくくなることも。その場合、操作部のLEDランプが点灯している場所を見て、どの処理工程かを確認するといいでしょう。

温度差でガラス窓が結露することもある

どうしても、という場合は生ゴミ処理の途中でフタを開けることも可能です。安全面にも配慮があり、フタを開けると粉砕刃の回転が止まります。処理を始めた直後であれば、入れ忘れた生ゴミを追加で投入するのもアリ。ただし、最大容量(約3L)を超えないように注意が必要です。

途中でフタを開けられる

運転中に簡単にフタを開けられるのは便利なのですが、基本的にはおすすめしません。処理が進み、内部が高温になっている状態でフタを開けると、一時的に熱気と共にゴミのニオイが外に出てしまうためです。せっかく活性炭フィルターにより排気臭を抑えられているので、運転が終わるまでフタは閉めたままにしておきましょう。

運転が終わるまでフタは閉めたままで

セルフクリーニング機能付きでお手入れ簡単!

本機には洗浄モードが搭載されているのも良いと思った点です。乾燥トレイに半分ほど水を入れてセットし、洗浄モードを選択すると自動でクリーニングがスタート。洗浄時間は30分ほどです。ちなみに、洗浄モード専用のLEDランプはなく、稼働中はほかのモードのランプが順番に点灯します。

乾燥トレイに半分ほど水を入れてセット
洗浄モードボタン
操作部のLEDランプが順番に点灯

内部が冷めた後で乾燥トレイを取り出したところ、付着した汚れが浮き出ているのがわかりました。汚れた水を捨て、きれいな水で洗い流しただけでも大部分の汚れを落とせるのはうれしいポイント。ただし、粉砕刃に付着したゴミ、刃と乾燥トレイのすき間に入った細かい汚れは残ってしまいがちなので、ブラシを使って取り除きましょう。その際に、鋭利な粉砕刃でケガをしないようにゴム手袋の着用がおすすめです。

付着した汚れが浮き出ていた
自動洗浄後、水で洗い流しただけでも大部分の汚れを落とせる

生ゴミを入れる容器はどうしても汚れるため、セルフクリーニングで簡単にお手入れできるのはかなり魅力的。こまめに洗浄すれば、衛生的に使えます。

なお、本体背面に配置されている上部フィルターカバー、リアフィルターカバー、エアダクトフィルターなども水洗いが可能です。定期的に取り外して、やわらかいスポンジで洗い、よく乾かしてから取り付けて使用しましょう。

上部フィルターカバー
リアフィルターカバー
エアダクトフィルター

サンコー「3L 生ゴミ処理機 カラッと粉砕ゴミへらすん」は、生ゴミ処理のストレスや負担を軽減してくれるだけでなく、処理中の音やニオイ対策にも配慮された、秀逸な家電だと思いました。

キッチンの清潔を保ちたい、ゴミ出しの負担を減らしたいといった人は要チェックです。

キッチンの清潔を保ちたい、ゴミ出しの負担を減らしたいといった人は要チェック
野本 美樹