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直火炊飯失敗しません! ふっくら炊けるSOTO小型クッカーがイイ
2026年5月13日 07:04
キャンプや登山などのアウトドアシーンで、直火で炊くご飯は絶品です。一方、火力調節が難しく、炊飯に失敗したり、“焦げ付き”や“吹きこぼれ”により後片付けの手間がかかったりするのが難点。そんな悩みを解決してくれるのが、SOTOのスチームライスクッカー「ITADAKI(イタダキ)」です。
コンパクトで取り扱いやすく、ソロキャンプに携帯しやすいサイズ感。誰でも簡単にふっくらおいしいご飯が炊ける優れモノです。実売価格は7,480円。
初心者も簡単&失敗なし! 蒸気の力でおいしいご飯が炊ける
SOTOのスチームライスクッカー「ITADAKI(イタダキ)」の最大の特徴は、お米の入ったクッカーを直に加熱するのではなく、“蒸気の熱”を利用して炊き上げる点。クッカーの底に火が直接当たらないため焦げつきにくく、且つご飯がおいしく炊けるのが魅力です。加えて、沸騰しても吹きこぼれないので、バーナー周りが汚れにくく、お手入れの手間もかかりません。
蒸気の熱を利用して炊き上げるといっても、つくりも使い方もシンプル。本品は、マグ350、マグ650、リッド(ふた)、スペーサーの各パーツから成り立っています。
炊飯時には、まずマグ650にスチーム用の水(350ml)を入れ、スペーサーを使って、洗ったお米と水を入れたマグ350を内側にセットします。このとき、スペーサーは「SOTO」の文字が書かれた面が上を向くように設置します。セット位置が正しければ、マグ350はマグ650にふれることはなく、少し浮いた状態になります。
炊飯の際は上部にリッドをのせ、バーナーなどを利用して加熱。なお、マグ650の直径は108mm程度のため、使用するバーナーやコンロの五徳のサイズによっては置いたときに不安定になるので注意が必要です。
加熱を始めてしばらくすると、マグ650に入れた水が沸騰し、その蒸気の熱で炊飯する仕組み。蒸気の上がり具合や音を確認し、沸騰していると判断できたら火を弱めて、そのまま10分ほど(標高が高い場所や寒冷地では15分が目安)加熱を続けます。沸騰後の火加減は弱火が基本ですが、弱すぎるのもNG。蒸気が継続して出るように火力を調節するのがおいしく炊き上げるコツです。
弱火で10~15分加熱したら火を止めて、リッドを付けたまま、さらに10分蒸らせば出来上がり。「はじめちょろちょろ中ぱっぱ……」のような難しい火加減や細かな調整は不要なので、初めてでも直火でおいしいご飯が炊けました。
ちなみに、本品で炊飯できるのは0.5~0.8合ほど。お米0.5合(約75g)の場合、水100mlを入れて、炊飯する前に1時間ほど吸水させておくのがポイントです。マグ350の内側には計量目盛が付いており、100mlのラインまで水を入れてからお米を加えればOK。マグ650にも目盛が付いているので、スチーム用の水を入れる際に、ほかの道具を使って計量する必要はありません。
本品は加熱すると、マグ650はもちろん、すべてのパーツが高温になるため、リッドを外したり、炊き上がったご飯が入ったマグ350を取り出したりするときは、必ず付属の「リフター」を使用します。素手で触るとヤケドするので注意が必要です。
ふっくら&つやつやのご飯が炊き上がる!
本品を使うと、つやのあるふっくらしたおいしいご飯が炊きあがります。炊飯後、リッドを外すとつやつやのご飯が顔を出すので、初めて使用したときはかなり感動しました。
肝心の味はというと、おいしそうな見た目を裏切ることなく、芯までしっかり火が通ったふっくらしたご飯です。
今回筆者が使用したのは、アウトドアでも重宝する米とぎ不要の無洗米。初回は基本に忠実に、水100mlに無洗米0.5合を加えて1時間吸水させた後、沸騰後弱火で10分、火を止めて10分蒸らして出来上がったご飯を実食しました。
基本通りに炊いたご飯はふっくらしていておいしかったのですが、個人的には少しやわらかめな印象。かためが好みの筆者は、少し水の量を減らしてはどうかと思い、お米0.5合、水80~90mlほどの割合で炊いたところ、想定通り、弾力のあるかためのご飯に仕上がりました。
炊き加減は使用するお米の種類、水の量、加熱時間などによって変わるので、自分好みの黄金比を模索するのも楽しいです。なお、15分以上の加熱は空焚きのリスクがあるため避けた方が無難。安全のため、15分以内の加熱を厳守しましょう。
ちなみに、水・お米の基本の割合を参考に、少し量を増やして0.75合の炊飯に挑戦したところ、0.5合のときと同様においしく炊けました。0.5合ではちょっと物足りないと感じたときに増量するのもおすすめです。
また、吸水なしで基本の炊飯を試したところ、そこそこおいしく炊けることが判明。1時間吸水させたものに比べると、お米にかたさが残っているような感じはあったものの、全体的に火は通っているようで、問題なく食べられました。アウトドアで食べるなら十分なレベルだと感じたので、急いでいるときは吸水をパスするのもアリだと思いました。とはいえ、時間の余裕があるなら、やはりしっかり吸水させてから炊くのがおすすめです。
焦げ付かない、吹きこぼれない! お手入れラクチン
飯盒や土鍋で炊飯すると後片付けが大変ですが、焦げ付かず、加熱中に吹きこぼれない本品は、サッと洗って汚れを落とせるのも特徴です。
ご飯が直接ふれるマグ350が焦げ付いたり、汚れがこびりついたりといったことはなく、日常で使う食器と同じように洗っただけできれいになりました。マグ650など、そのほかのパーツも同様です。
本品は、炊飯中に吹きこぼれないのもうれしいポイント。スペーサーとリッドのすき間から蒸気は出るものの、マグ350内のお米が浸かった水が外に吹き出すことはなく、バーナーやコンロの周りが汚れないので、余計なお手入れの手間がかかりません。
なお、炊飯後にマグ650に残ったお湯をそのまま捨てるのは忍びない、という人は再利用しましょう。炊飯完了後、お湯の入ったマグ650だけを火にかけて再度沸騰させ、市販のスープの素や即席味噌汁などを加えれば、ご飯と一緒に温かい汁物も楽しめます。
五徳に安定して置けるか要チェック
本品はコンパクトな分、バーナーやコンロの五徳の形状・サイズによっては安定して置けない場合も。
先にも述べましたが、直接火にかけるマグ650の直径は108mm程度です。
ソロ向けの小型調理器具の使用が想定されているシングルバーナーであれば、ほぼ問題はないかと思われますが、カセットコンロや自宅のキッチンのガスコンロを使う場合、五徳にしっかりのせられず、傾いてしまうことがあります。
手持ちのカセットコンロ(アウトドア向け)、および自宅キッチンのガスコンロで試したところ、カセットコンロにはギリギリのり、炊飯もできましたが、少し動かすと傾きやすく、やや不安定でした。
また、キッチンのガスコンロの五徳ではサイズが合わず、そのままでは使用できないことが判明。なお、備え付けの五徳の上に、別のミニ五徳をのせることで、本品を安定して置けました。これならシングルバーナーやカセットガスがなくても、直火で炊いたご飯を自宅で手軽に楽しめます。
本品は使用にあたっていくつか注意点があるものの、基本的な使い方をおさえていれば、誰でも失敗なくおいしいご飯が炊ける便利なアイテムだと思いました。
筆者は基本の手順に加えて、水の量を減らしたり、加熱時間をやや長くしたり、吸水せずに炊飯したりなど、さまざまなパターンを試しましたが、いずれもおいしいご飯に仕上がり、失敗したと感じたことはありませんでした。
使用後はすべてをスタッキングして、コンパクトに収納することが可能。スペーサーを炊飯時と逆向きにすることで、マグ650の中にマグ350がすっぽり収まり、さらにリフターも収納できます。専用のメッシュ収納袋が付属するので、持ち運びにも便利。特に屋外で温かくておいしいご飯を食べたいソロキャンパーや登山家にうってつけのアイテムだと思いました。
また、災害時に電気やガスが使えなくなった際、水とお米があれば直火で炊飯できるため、防災用品として備えておくのもおすすめ。大人数向けのクッカーではないものの、湯沸かしにも使えるので、いざというときにも持っていると心強いギアです。
























