e-bike試乗レビュー

短距離の自転車通勤や街乗りに。価格も魅力的なミニベロe-bike「mini Fold16 Classic」

最近、ますます注目が高まっている自転車通勤。e-bikeのラインナップも充実していますが、そこまでハイスペックなモデルを必要とせず、デザイン性や使い勝手、そしてコスパも重視したい人にぴったりなのが、ベネリのミニベロe-bike「mini Fold16 Classic」。

イタリアの老舗オートバイメーカーのベネリは、これまでに9車種のe-bikeを展開していますが、その中でも特に人気なのが「mini Fold 16」シリーズ。「mini Fold16 Classic」は、その名のとおり「mini Fold 16」をクラシックテイストに仕上げたモデルとなっており、価格は158,000円。

ベネリ「mini Fold16 Classic」
メーカー名ベネリ
製品名mini Fold16 Classic
実売価格158,000円

フロントハブにバーファン製のドライブユニットを搭載。250Wh(36V/5.2Ah)のバッテリーを搭載し、充電時間は約4~6時間。アシストモードは「low」「mid」「high」の3段階で、1充電あたりの最長走行距離は約80kmとなっています。

フロントハブにバーファン製のドライブユニットを搭載
ハンドル周り。変速機構のないシングルスピード
左ハンドルに操作スイッチ。アシストモードは「low」「mid」「high」の3段階

変速機構を排したシングルスピードのミニベロタイプなので、1日で数十km走るような使い方には向いていませんが、短距離の自転車通勤や街乗り、クルマに積載して出かけるようなニーズにはしっかり応えてくれるはずです。変速がないため「low」モードだと漕ぎ出しがやや重い印象ですが、そこは脚力に応じてアシストモードを切り替えて走るといいでしょう。走り出してしまえば重さを感じることはないですし、急坂も「high」モードでしっかり上ってくれます。

街乗りにもオススメ

そして、折りたたみ構造もシンプルでコンパクトに折りたためるので、オフィス内に持ち込むことができれば、自転車通勤の駐輪場問題で困ることもありません。実際にオフィスに持ち込んでみましたが、下記の写真のようにちょっとした空いたスペースに置いておくことができます。

オフィスの打合せテーブル付近のちょっとしたスペースで保管
廊下にそのまま置いたところ。これでもそんなに邪魔にならない
折りたたみ構造もシンプル。まずはキックスタンドを上げる
ロックを引いてやや持ち上げながら後輪をたたむ
キャスターがついているので折りたたみ後は転がして運べる
ハンドル部分のロックを外す
こんな感じに
サドルを抜けばさらにコンパクトにできる

車体サイズは1,360×595mm(全長×全幅)、折りたたみ時のサイズは930×520×610mm(全長×全幅×全高)、タイヤサイズは16×2.25インチ、車体重量は16.8kg。バッテリーを搭載するので通常の折りたたみ自転車よりは重たくなりますが、輪行することも可能でしょう。オプションではキャリーバッグも用意されています。

バッテリーの充電方法も後輪を折りたたんで行なう
後輪を折りたたんだところ。バッテリーが見える
カギ穴がある
カギを指して回して抜くだけ
バッテリー本体
充電時間は4~6時間

暑さもようやく落ち着きつつありますので、これから自転車通勤を始めたい人には手ごろなミニベロe-bikeではないでしょうか。

自転車通勤にもオススメ
[ベネリ「mini Fold16 Classic」その他の写真]

e-bike部