片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術58】片付けの「やる気」引き出し方、3ステップ
2017年 10月 12日 07:00
本やスマホで「片付けの記事」は見ていても、実際の「片付け」という行動へ移せないというお悩みも多いですね。今回は、1歩踏み出して、片付けの「やる気」を引き出すための3つのステップをご紹介します。ほんの少しのきっかけをつかめば、片付けスイッチがONになりますよ。
「行動に移せない理由」を知ろう
本やサイトの見本は「実際の自分の部屋とかけ離れ過ぎている」ということもあるでしょう。それでも、どこか具体的に「ここをこうしよう」と思えば、何か1つは動かしたくなるはず。それができないのは、「どこをどのように片付けたいか」がはっきり思い描けていないからではないでしょうか。本やサイトの内容を、自分のことへ具体的に置き換えるところまで行っていないから、見るだけで何となく満足して終わってしまうのです。
必要なのは、「現状」を知ること。片付いていない部屋を直視することで、どうしたいか、どうすればいいかが見えるので、やる気が出てきますよ。
ステップ1:「現場写真」を撮り、客観的に見てみよう
「散らかってるなあ」と何となく思っていても、「どこがどう片付いていないのか」ということへ目を向けないと、片付けのゴールは見えてきません。少し面倒で辛いかもしれませんが、「現状」と向き合うことなしには、効果的な片付けはできないのです。
一番簡単な方法は、散らかっている部屋を写真に撮ること。全体を客観的に見られるので、例えば「キッチンツールの定位置が決まらず出しっぱなし」など今まで気付かなかったことに気付き、「引き出しの中へ隠したい」など自分の希望にも気付きやすくなります。写真を見ても整理できないという人は、気になる点を紙に書き出してみましょう。写真やメモで現状を客観視することで、次にやるべきことが見えてきます。
ステップ2:自分に合った「改善方法」を知ろう
やるべきことが見えても、「やり方」が分からないと進めませんね。ここで本やサイトを活用します。自分のやるべきことに沿った項目で探してみると、ピンとくる方法が見付けやすいものです。このとき大切なのは、「自分に合った方法」を見付けること。ただやみくもに片付け方法を探すのではなく、「めんどくさがりだからワンアクションの収納法」「細かく仕切って分かりやすく」という機能面、「シンプルにまとめる」「カラフルで楽しい見た目に」というビジュアル面など、自分の片付けのクセや好みに合った方法を参考にすれば、「よし、やってみよう!」という気持ちがグッと高まります。
ステップ3:小さなところから手を付けて「達成感」を得よう
やり方が分かり、気持ちが高まっても実行に移せないとしたら、それは「片付けたい場所が多すぎる」「物が多すぎてやる気がなくなる」からではないでしょうか。いきなり一度にきれいにしようと思うと大変ですよね。
そんな場合は、小さな引き出しやカゴの中から始めましょう。物が少ないのでハードルが低く、短時間で終わるので、ちょっとしたすき間時間でも取り組めます。不要な物を分け、必要な物を取り出しやすい場所へ収めるだけでも、使いやすくなる実感を得られますし、整ったビジュアルにテンションが上がれば、「次はここをやろう」「あんな風にやってみよう」と、片付けに対するやる気がどんどん湧いてきますよ。
まとめ
横になってスマホを見ているだけでは片付きません。まずは現状、つまり今の自分と向き合うこと。そして、そこで「無理!」とあきらめるのではなく、自分の理想の状態を思い描いて、それに沿った片付け方法を探しましょう。
また、最後に本当に必要なのは、実際に「動く」こと。身体を動かすことで、心も前向きになってくるものです。そうなれば、「やる気」に火がつき、ますます片付けがスムーズに行なえるという、いい循環を作れますよ。