片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術59】「片付け本・サイト」を上手に活用するコツ
2017年 10月 19日 06:30
片付け本やサイトをいろいろ見てみたものの、「実行に移せない」あるいは「真似してみたけどなんだかしっくりこない」という人も多いですね。今回は「片付け本・サイトの上手な活用法」をご紹介します。忙しい主婦にとっては、本やサイトを見る時間も貴重なもの。読むだけで満足してしまわず、実際の片付けに上手に活用しましょう。
情報過多?本やサイトをたくさん見るほど、片付かないことも
片付けサポートサービスに伺うと、片付け本をたくさん持っていたり、参考にしているサイトがたくさんある人ほど、片付けの知識や情報はたくさんおもちなのに、お部屋は意外に片付けられていないことが多いという印象があります。逆に、好きな著者の本やブログなどを少し参考にしているだけなのに、きれいに片付けている人もいます。どこがどのように違うのでしょうか。
今回ご紹介するポイントは、本やサイトの選び方、読み方、使い方の3つ。自分に合った本やサイトの選び方、たくさんある情報の上手な読み方、そして自分の片付けリズムに合った本やサイトの使い方について、見ていきましょう。
1:写真、理論、イラスト、「ピンときたもの」を選ぶ
本やサイトを選ぶとき「TVで紹介されていたから」「友達におすすめされたから」「誰でも片付く!と書いてあるから」などが理由になっていませんか。もちろん、それが自分に合っていればOKなのですが、そうでなければ最後まで読み切ることも難しいかもしれません。あなたが、たくさんの文字を読むのが苦手なタイプなら写真やイラストによる実例が豊富なものを、具体的な数字などの理論が出ていないと物足りないタイプなら片付け理論がしっかり説明されたものなど、自分の個性で見て「ピンときたもの」を選ぶといいですね。また、すき間時間にちょっと見て参考にしたいならマンガ形式を選ぶなど、生活スタイルに合っているかどうかも大切です。
2:気になった点を「見える化」して、片付けに活かす
自分に合った本が決まっても、ただ読んでいるだけでは片付きませんね。本やサイト、ブログにはいろいろな片付け情報が詰まっています。「これいいな」と思う部分があっても、ほかのページを見ているうちに忘れてしまうことも。そんなときは、読みながら気になった部分をノートに書き出したりスマホにメモしたりしてみましょう。サイトならスクリーンショットを撮ったり印刷したりしてお気に入りを集め、コラージュするのもおすすめですよ。自分が「やってみたい」「できそう」「効果がありそう」と思う片付け方「だけ」が「見える化」されていくので、実際の行動に結び付けやすくなります。
3:読み返して、片付けの「スイッチ」や「習慣化」に活かす
片付けは「継続」が大切です。1度片付けたからといって、その後も永遠に片付いた状態が保てるわけではありません。忙しい毎日のなかで少しずつ、物が出しっぱなしになったり、物の定位置が定まらなくなったりもします。そんなとき、参考にした本やサイトを読み返すことは、片付けたときのことを思い出したり、気持ちを新たにしたりする「スイッチ」の役割を果たします。気に入ったページにふせんを貼ったり、サイトやブログの記事をブックマークしておけば、いつでもチェックできますね。定期的に見返すことで、片付け習慣を身に付けていきましょう。
まとめ
たくさん読んではいけないというわけではありません。ただ、情報が多すぎると、そのなかから自分に合ったものを選ぶのに時間が掛かってしまうし、その間に「片付け意欲」も減退していってしまいますね。
片付け本に書いてあること全てが、自分に当てはまるとは限りません。自分に合う物を見付けて、ベースにしたり、スイッチにしたり、うまく活用していきましょう。私は文字がたくさん書いてある片付け本が苦手で、読み切れませんでした。雑誌のように写真が多く使われているものを1冊持っているだけで、とても参考になりましたよ。