片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術57】「自分に合った片付け」を見付けるコツ3つ
2017年 10月 5日 06:30
片付かなくてイライラする原因の3つ目として、「片付け方が分からない」ということがあると、以前ご紹介しました。そこで今回は、「自分に合った片付け方」を見付けるためのヒントを3つお話します。世の中にたくさんある片付け方の中から、自分に合った方法を見付ければ、片付けがグッと楽になりますよ。雑誌やネットの片付け方法を真似しても上手く行かない、しっくりこないという場合にも、ぜひ参考にしてみてください。
◇【片付け過ぎない片付け術54】片付かないとイライラする「3つの理由」
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/tidyup/1162799.html
自分が「片付け行動する」ために必要な3つの要素
片付けは「行動」、つまり動くことです。動かなくては片付きませんよね。でも、どうやって動けばいいのか分からないから、片付けられない。これが「片付け方が分からない」状態です。
では、どうやって動けばいいのでしょう。これから、片付けという動作を起こしやすくするために必要な3つの要素、「動線」「優先順位」「好み」についてご紹介します。それぞれ、自分の場合はどうであるかを当てはめてみると、それに基づいた「行動」をとりやすくなる、つまり、「自分に合った片付け」に取り掛かりやすくなりますよ。
1:自分の「動線」を知ると「物の定位置」が決めやすく
例えば家の中を片付けたいなら、自分が家の中でどのように動いているか、という「動線」を知ることがとても有効です。帰宅したらまずカバンをどこへ置くのか、洗濯物を干すときにどんなルートを通るのかなど、自分の動線をふまえると、「カバンの定位置をどこにすれば、出掛ける支度や帰宅後の片付けがしやすいか」「洗濯グッズをどこにどうやって収納すれば、洗濯物が干しやすく取り込みやすいか」など、自分に合った「物の片付け場所」がハッキリしてきます。
2:自分の「優先順位」を知ると、「収納方法」が決めやすく
片付けのなかで、自分が何を1番大切にするかという「優先順位」を明確にすることも大切です。例えば、見せる収納が好きで物をたくさん並べると、そのぶん掃除が大変になりますね。引き出しの中を細かく仕切ると美しいし見やすくなるけれど、しまうときも細かく分けなければならないので面倒になることも。飾ることと掃除のラクさ、細かい仕切りの見やすさと片付けるときのラクさのどちらを優先したいかをふまえると、見せる収納が適しているか、細かく仕切るのが適しているかなど、自分に合った「収納方法」が決まってきます。
3:自分の「好み」を知ると、「収納グッズ」が決めやすく
雑誌などで紹介される収納グッズは、種類がたくさんあり過ぎて決められないことも多いですよね。選ぶときに意外と見落とされがちなのが「自分の好み」。モノトーンで統一するのが好きなのか、カラフルでポップなイメージ、ナチュラル派、男前インテリア、また見た目にこだわらず機能重視なのかなど、自分の好みを踏まえると、ボックスやカゴ、ラックなど、自分に合った「収納グッズ」がハッキリします。また、自分の好みに合った収納グッズなら「買って失敗した」と思う確率も少なく、長く快適に使えますよ。また買う前は、スペースや収納量に合っているかどうか、設置場所とグッズの大きさを「計測」しておきましょう。
まとめ
3つの要素はどれも、「自分自身」と向き合うことが必要なものですね。実は、「片付け」そのものが、自分自身と向き合う作業なのです。人の真似をした片付けではうまく行かないことがあるのは、自分自身と向き合った片付けではないから。小さなことですが、自分の暮らしや心のなかをじっくり見つめてみましょう。あなたにピッタリの、リバウンドしにくい片付け方が見付かるはずですよ。