片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術28】ラク掃除に!「ウエス」の作り方・使い方

古着で作る「ウエス」は便利そう、と思っても、作り方や使い方がピンとこない、という人も多いのではないでしょうか。今回は、着古したTシャツを切ったウエスの作り方と、使い方の一例をご紹介します。掃除する場所ごとに適した大きさのウエスを使うと、無駄なくきれいになりますし、終わったあとも洗う必要がなく、惜しみなく捨てられるので、拭き掃除がグンと楽になりますよ。

 

「着古したTシャツ」から始めてみよう

エコな掃除グッズとして人気が高まっている「ウエス」は、着古した衣類やボロ布を適当な大きさに切り、油汚れや水ハネ、サッシのホコリ汚れなどを拭き取り、そのままポイと捨てられる「使い捨て雑巾」です。まずは、着古した綿のTシャツを使ってみましょう。Tシャツ地は切ったときに切りクズが出にくいためウエスにしやすく、水や油などをよく吸い取るのでおすすめです。よく切れる大きめのハサミを使うと手早く切れますよ。それでは早速作ってみましょう。

 

作り方:ハサミでジョキジョキ、いろいろな大きさに切ろう

Tシャツなら、縫い目に沿ってパーツごとに切っていくのが簡単です。写真はメンズMサイズのTシャツの例です。まずは袖を切り落とし、次に肩を切り開き、見頃の脇を切ります。タグは切り落としておきましょう。

次に、いろいろな場面で使いやすいように、数種類の大きさに切っていきます。小サイズは、袖をさらに2つに切ったり、長袖の場合は輪のまま5cmくらいの長さに切ったもの。中サイズは、見頃を脇の下で横に切り、上部分を縦2~3つに切りましょう。大サイズは、下部分を縦2つに切るといいですね。

 

使い方1:小サイズは、小さい物の汚れ落としに

小さいウエスは、キッチンのシンク下にストックして、食器や鍋を洗う前に箸でつまんで汚れをサッと拭き取って使うと、お皿を洗うのが楽になりますよ。玄関にストックしておくと、子どもの靴の泥汚れを拭き取ったり、パパの革靴を磨いたりするのに重宝します。また、お風呂場の排水溝に溜まった髪の毛をつまんで捨てるのに手で直接触りたくない場合も、ティッシュより丈夫なので便利です。

 

使い方2:中サイズは、床やコンロのチョイ拭きにピッタリ

ダイニングテーブルの下の食べこぼし、キッチンに跳ねた油、洗面所の水ハネなどのチョイ拭きには中サイズが使いやすいです。ついティッシュやキッチンペーパーを使ってしまいがちですが、ウエスなら使い捨てにしても気にならないし、ペーパーより丈夫なので、少し濡らせばこびりつき汚れもラクに落とせます。子どもが食べたり遊んだりする場所にストックしておくのもいいですね。また、トイレ掃除で使った雑巾を洗いたくない場合も、ウエスならそのままゴミ箱に捨てられるので便利ですよ。

 

使い方3:大サイズは、しっかり掃除に大活躍

大きめサイズは、本格的な掃除のときの使い捨て雑巾として使えます。窓の近くにストックしておけば、窓やサッシの拭き掃除に。キッチンや洗面所なら、蛇口などのステンレス磨きや、水垢落としのクエン酸パックにも。フローリングワイパー用シートの大きさに合わせて切れば、濡らしたウエスをワイパーに付けて床の水拭きもできます。定期的に拭き掃除をしたいけれど面倒、という人は、すぐに手に取れるところにウエスをストックしておくと、拭き掃除のハードルがグッと下がりますよ。

 

まとめ

ウエスは、サイズがあまり大きくても使いにくいので、4つ折りにして手のひらに収まるくらいまでの大きさがおすすめです。

ウエスの収納にもひと工夫。かわいいカゴなどに入れて、家族の手に取りやすい場所へ置けば、すぐにティッシュを使うパパや子どもにも使ってもらいやすくなりますよ。シンク下など見えないところへ置くなら、大きさ別に分けてから、使わなくなったお弁当箱や、100均のカゴやボックスなどに入れておくと使いやすいですね。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」