ぷーこの家電日記

第507回

やっぱり餃子は大人数が盛り上がる

私は料理することが好きだ。というか、食べることが好きだ。のはずなんだけど、本当に好きなのか分からなくなる。なぜなら夫が出張や飲み会などで不在で食事がいらない時とかは、大抵納豆ご飯か外食で済ませてしまうし、自分だけテレワークで仕事をしている日は、名前もつけられないような雑なご飯とかラーメンとか食べていることが多い。

夫は夫で、私がいない時の食事はバランスなんて頭の片隅にもなく、肉だけ! 揚げ物だけ! 濃い味大好き! という感じで結構はちゃめちゃだ。夫は私のおかげで多少バランス良くご飯食べられているし、私は夫のおかげでセルフネグレクトに陥ることなく何となくそれなりにちゃんと食事を作っている。

結婚していなかったらもっと荒んだ食生活だっただろうなと思うと、非常にありがたいなと思っている。まぁ、カロリーオーバーで2人してどんどん大きくなってきている感は否めないけれど(笑)。

私は食べることが大好きだけれど、それと同じくらいに人に食べさせることが好きだ。美味しそうに楽しそうに人が食べているのがめちゃくちゃ好きだ! 夫と2人での食事ももちろん嫌いじゃないし楽しいけれど、50歳手前の2人、食べられる量もたかが知れているし、もっといっぱい色々作りたい! 食べさせたい! みたいな欲が強い。

なので友達がご飯を食べに来てくれるのがめちゃくちゃ好きだ。みんなでワイワイ食べるご飯は美味しさ数割増しだし、食べながら飲みながらだとお喋りも弾む。「たくさん食べてー!」「おかわりまだあるから!」とはしゃぐ私がよく言われるワードは「おばあちゃんちに来たような気分になる」である(笑)。確かに私の祖母もお腹いっぱいだと言っても「若いんだから」とじゃんじゃん食べさせたがってたなぁ。

比較的近所に住む友人姉妹とは、暇だと毎週のように一緒にご飯を食べ、忙しいとぱったり連絡取らなかったりと、あまり気負わず気を遣わず気楽でとても気が合う。普段は誰かを誘ったりするのは少し苦手で、会いたいな誘いたいなと思う気持ちはそこそこあっても、「忙しいかな」とか「誘ったら悪いかな」なぁんてちょっと躊躇してしまい、結局あまり誘えない。

けれど、その友人は家族のような感覚というか、何も気にせず誘える貴重な存在だ。そして食べっぷりの良さとめちゃくちゃ美味しそうに食べてくれる姿が、作りたい人冥利に尽きるというか、食べさせ甲斐があるというか、最高なのである。

先日無性に水餃子が食べたくなり、いつもの如く2人を誘い、水餃子パーティーをした。餃子はつい作りすぎてしまうので多少人数がいた方が嬉しい。そして、餃子は包んでいると途中で嫌気がさしてくるので、みんなで喋りながら包んでいくと早く出来上がるし楽しいのが良い。

水餃子はもちもち感が欲しいので、市販の餃子の皮じゃなくて手作り。手作りといっても本当に簡単で、小麦粉にお湯と少しの塩を混ぜてこね、軽く寝かしておくだけである。友人が到着するまでに餃子の皮の仕込みとタネの準備をしてスタンバイ。来たら一気に皮を伸ばして一気に包んで、一気に茹でながら食べるのである。

餃子の皮を伸ばすのは夫担当。以前我が家に猛烈なタコスブームが到来した時に買った、ただ生地を潰して伸ばすだけという機能の「トルティーヤプレス」が餃子でも大活躍である。力と体重をこめて挟んでギューっと押すだけで丸く綺麗に伸びる。友人は「トルティーヤプレスすごい! これ買いたい!」と、絶対に使わないだろうに欲しがっていた(笑)。

夫が伸ばした皮を私と友人が順番に受け取り、包んでいく。20個程できると一気に茹でてポン酢とラー油で一気に食べていく。皮はもちもち、海老入りのタネがプリップリ。食べ終わったらまた一気に包んで……を3セット繰り返し、用意していた皮60枚分の餃子はあっという間になくなり、もう少し皮を作っておけばよかったと軽く後悔してしまった。

餃子のお供には白飯じゃなくて中華ちまき。水餃子もだけれど中華ちまきも久々に食べたくなってしまったのだ。水餃子も中華ちまきもBRUNOのコンパクトホットプレートで作った。

BRUNOのコンパクトホットプレートはおしゃれなデザイン性と、大きすぎないサイズで爆発的に売れた人気商品だ。でもおしゃれなだけじゃなくて、オプションプレートが優秀でとても使い勝手が良い。様々なオプションプレートがあるけれど、私の中で1番のヒットは深鍋、そしてその深鍋とセットで使う蒸し器である。

蒸し器はあまり使用している人を見かけないのだけれど、もっと爆発的に売れてもおかしくないのにと不思議で仕方がない便利さだ。収納時はスタッキングできるので少しコンパクトに、使う時は2段重ねで使えるのでかなりの大容量。お皿に材料を並べてそのまま蒸し器にセットするだけで、野菜だろうが魚だろうが何でも気軽に蒸せる。

今回は蒸し器でちまきを蒸してから、蒸し器ごと大皿に取り出しておいて、お湯を入れ替え餃子を茹でるという、鍋と蒸し器のダブル使いが、効率も片付けの手間も合わせて最高に良かった! 水餃子を思い切り食べてかなり大満足なはずなんだけれど、早くもまた水餃子が食べたい! 次は4人で100個チャレンジいってみよーっと!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。