ぷーこの家電日記

第457回

パーティーの準備は最高のゲーム

お正月も過ぎて「休み短いー!」なぁんて言いながら明けた年末年始休み。でも正月休み明けは3連休! 新成人の皆さま休日をありがとう! 皆さまおめでとうございます。これからの長い大人の時間、少しでも多くの素敵なことが起こりますように心から祈っています。そして新成人の親御さんも本当におめでとうございます!

さて、正月明けの最初の週末、姪っ子家族が遊びに来てくれた。数カ月に1度お泊まり会のような感じで行き来して遊んでいたけれど、コロナ発生以降3年ほど会えず、去年やっと念願の再会。そして今年もまた会える嬉しさよ。

小学5年生になった姪っ子は私の身長をちょっと追い越し、足の長さは私をグイッと追い越している。そして小学校高学年ともなれば、習い事や塾でだんだんと忙しくなってくる時期だ。なので今回は泊まりがけではなく日帰りで遊びに。中学生になるともっと自分や友人の世界が広がり、さらに忙しくなってくるだろう。あと何年こうやって一緒にゆっくり遊ぶことができるだろうか。なぁんてしみじみ考えちゃったりしたけれど、遊べる今のうちに全力で楽しむぞー!

遊びに来る前日まで「明日ご飯どうする? どこか遊びに行くなら外で食べる? 家でゆっくり食べる?」なぁんて言いながら、何の準備もせずにいた。そして「どうしようか」と決まらないまま夜になって、ふと面白いゲームをひらめいてしまった!

さっそくグループLINEに流してみたら「めっちゃ面白そう!」と満場一致で開催決定。ゲーム内容は簡単。我が家の近所のイオンで1人1,500円の予算で好きなものを買って持ち寄り、大パーティーを行なうというもの。スーパーのお惣菜や冷凍食品はもちろん、お菓子だっていいし、フードコートのテイクアウトでも有り。そのまま食べられなくても、家で調理も可能なので、野菜や肉などの素材だってOK! ただの買い出しなのに、ゲームにすることでワクワク楽しさが増す。寝るまで「わぁ、何にしよう。どうしよう」とずっと考えていたけれど、全然決まらない。

朝起きてから、夫と先に飲み物の買い出しに行き、「何買うか決めた?」と聞いたら、夫も「ずっと考えてるんだけど全然決まらないんだよねぇ」と言っていた。姪っ子家族も到着し、軽く新年の挨拶を済ませたら早々にゲーム会場に移動だ。

「ねぇ決まった? 考えた?」なぁんて言いながら、お互い手の内は明かさず(笑)。1,500円ずつ入ったポチ袋を全員握りしめ、イオンの入口で解散! 何にしようかなと店内を歩いて物色しながら、ときどきメンバーたちとすれ違い、お互いにニヤッと笑ったり。

1,500円って何も考えないとすぐに予算オーバーしてしまうけれど、選び方次第では意外と沢山買えるなぁというのが感想。私もノープランだったけれど、「あ、これ美味しそう」と、スマホの電卓を片手におつまみ系を中心にお菓子などもカゴに入れていく。ラスト1つお惣菜を買おうとすると、「これ買うと20円オーバーしちゃう!」とギリギリラインを攻めるのが難しい。

「みんなで食べられるものを」「予算以内で」「自分で考えて」買い物するってことを改めて考えると、あんなに小さかった姪っ子もすごい成長していて凄いな! と、なぜか感動して涙が出そうになった。そして私は6点1,445円と、55円を残して終了。徐々に買い物を終わらせたみんなが集まり、ニヤニヤしながら急いで家に帰った。1,500円ピタリ賞を始め、私以外5円以内しか余ってなくて何だか悔しい。もっとギリギリを攻めたらよかったー!

帰宅後、パーティーの前に1人ずつお披露目! エコバッグから商品が1つ取り出される度に「おぉー!」とどよめきが起こる(笑)。夫が「トンカツが食べたい」と肉とパン粉を買ってくるのは全然予想できなくて結構笑ったし、義妹が「私の、主婦の買い物だわ(笑)」というセレクトは結果大人気だし、義弟が「昭和のおつまみをテーマに」と選んだセットはなるほどと感心した。

大トリの姪っ子はバーガーキングのポテトとナゲット、そして20%オフのシールが貼ってあるお惣菜の活用に、最後はドーンとパイナップル1個出てきてすっごいセンスを感じた。買い物だけでみんな大爆笑。結果、誰1人何1つかぶることなく、それぞれの個性を存分に発揮した買い物となったのだった。

お披露目が終わったら大パーティー! 事前に何一つ準備していないのに、こんなに豪華で楽しいパーティーになるなんて最高すぎた。お腹いっぱい食べて飲んで、途中で腹ごなしにお散歩したり、ゲームセンターで太鼓ゲームやクレーンゲームを楽しみ、そしてまた帰宅してパーティー続行。いつも通りUNOもやったし、日帰りとはいえ充実して満足感の高い正月の集いとなったのでありました。楽しすぎたので市場や商店街など、また会場を変えて買い出しゲームやりたいなぁ!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。