ぷーこの家電日記

第405回

ニトリのこたつが快適! 年末年始も家でのんびり

とうとう師走! あと1カ月後には年が明けているなんて信じがたい。今年もまさに光陰矢のごとしだ。今年の年末年始はどうしようかなぁ。コロナの全国感染状況も落ち着いてきて、今年の冬は帰省できるかもしれないな。とは思っていた。でも、「今度のお正月はどうする?」と聞かれたときに「今年も帰らないよ」と返事していた。もしまた状況が変わってしまったとき、期待していたら落ち込みもその分大きいと思っていたからだ。なので、ギリギリになって「やっぱり帰りまーす!」と言えることを頭の片隅で期待していたのだけれど、ここに来てまたオミクロン株だなんて名前が耳に入り始めて不穏な空気が流れてきた。防災の基本と同じで、杞憂に終われば全然良い。もう一度緩んだ気持ちを引き締める機会として、「手洗いうがい早寝早起き笑顔」強化月間として、お正月ものんびり家で過ごそうと思っているところ。

この2年、家で快適に過ごすのはもうお手の物だ。ちょっとしたストレスや悩みなんかはもちろんある。でも私の悩みの大体なんて、美味しいものを食べて寝たら解消されるくらいのしょうもないものだ(笑)。そんな私の座右の銘は「反応するな対応しろ」である。なにか起こるたびに、やっぱり心はザワっとするし不安になったりしない訳ではないけれど、自分にできることは粛々と対応するだけで、それ以外は「まぁ、私には関係ない」の精神である。私の手に余ることを考えるのに時間を割くより、美味しいものでも食べていた方がよっぽど建設的なのだ。なので、第6波に備えて「どれだけ増えるのかな?」などと考えて怯えるよりも、自分ができる感染対策と、お正月食材を選んで買うという“対応”をしようと思う(笑)。

年末年始に欠かせないものは、夫が「かずのこ」「ハム」「ブリ」で、私が「ナマコ」「お刺身いろいろ」。今年も帰省できない分、またちょびっとだけ贅沢しちゃおう。というわけで、12月に入ってそろそろお正月食材や飲み物など、またどっさり買い込み計画が忙しいのであります。カニが食べたいよカニ!

そんな年末年始を、より快適に過ごすアイテムをとうとう手に入れてしまった……。「こたつ」だ。最後にこたつに入ったのはいつだろうか。私の記憶上、成人になってからこたつに入ったこと無いような。いや、あるかもしれないけれど、自分で持ったことは無かった。こたつ布団はどうしても埃が出るから、家事嫌いのズボラな上に、結構なアレルギー持ちの私には、「好きだけれど関わってはいけない危険な相手」だったんだ。あとは、こたつがあるとますます自堕落になっちゃうという困った自信と不安が私の心にストップをかけていた。そしてそして、どうしても設置にも収納にも結構な場所を取るので、狭い我が家にはこたつが入り込む隙が無かったのである。私の中のこたつのイメージが昭和のまま止まっていたのかもしれない。

先月、模様替えと断捨離的な感じで、いろいろ捨てたり買ったりとしていたのだけれど、家具の下見でニトリに行ったときにこたつがたくさん展示されていた。こたつを買う予定は全くなかったんだけれど、リビングテーブルは表面が剥げて凸凹していたりしたので、ちょうど買い換える予定だった。その時にこたつを見て、何も打ち合わせをしていたわけでもないのに、夫と2人で同時に「こ、こたつを置こう!!!」と心奪われてしまった(笑)。

ニトリの2WAYこたつは、脚の高さを2パターンに変えられる。床に座っても使えるし、ソファに座ったままも使える。夏場もただのリビングテーブルとして使えるので、これ1台で年中OK! 大きさも2人で使うのに十分広々しているけれど、邪魔になるほど大きい訳でもない。

ニトリネット「2WAYこたつ(ニベル105 LBR)」

とりあえずこたつは最後だ。と、先に収納やソファを整えてから、再びこたつを買いにニトリまで。人気で品薄らしく、こたつはギリギリ在庫あったけれど、こたつ布団の在庫がなかった。取り寄せしようかとも思ったけれど、柄があまり好みではなかったのと待ちきれなさで、こたつ本体を買ったあと、別のホームセンターに行って、ブランケット並みに薄くて軽くて洗えるこたつ布団を買った。単色のシンプルなこたつ布団がとても気に入ったし、これならいつでもジャブジャブ洗濯できる。

帰ってさっさと組み立てて足を入れ、「よーし、行くぞー!」とスイッチオン! 「暖かーい!!!」と大はしゃぎ。「こたつで何がしたい?」「やっぱりこたつにはミカンじゃない?」「こたつに入って熱燗とかもよくない?」などと2人して子供のころ以来のこたつにテンションが上がる! こたつサイコー! ソファに座ったまま使えるおかげで寝落ちするという心配もなかった。「猫に占領されて私たち入れなくなるかもねぇ?」なぁんて、猫がこたつで丸くなる姿を想像してニヤニヤしていたけれど、今のところ誰1人見向きもしない。むしろこたつという未知の物体が分かっていないのかもしれない。

数十年ぶりだけれど、やっぱりこたつっていいなぁ。忙しい年末も正月も、こたつでダラダラと快適に過ごすぞー! 寝落ちはしなくても、やっぱりこたつは少しだけ人を自堕落にするかもしれない(笑)。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。