ぷーこの家電日記

第406回

デッドスペースをDIYで収納に!

さすが12月。いきなり寒くなってびっくりしている。昨年の冬の終わりに「来シーズン買い直す」と、仕事用のコートを捨ててしまっていた夫が、「そろそろコート買わなきゃヤバい。買いに行くの付き合って」と言ったのが今週明け。ずっと暖かかったもんだから忘れてた(笑)。コートを買った翌日にグッと冷えてギリギリセーフ。本格的な冬がやっとでやってきた12月中旬。寒っって思うけれど、それでも寒いのはそんなに嫌いじゃない。キューっと冷たい空気のおかげで、何となく小顔になった気分を味わえるから結構好きなのだ(笑)。

先月から片付けと模様替えに勤しんでいた我が家。そろそろボロボロだったソファも入れ替えて、こたつも手に入れ、猫も喜ぶ背の高いシェルフも組み立ててかなりスッキリ。あと気になるのは、部屋の片隅にそのまま床置きされた瓶たち。主にというか焼酎や日本酒などの酒類ばっかりだ(笑)。見た目もよろしくないし、掃除機ひとつかけるのにも邪魔で仕方がない。何か1つにまとめようと、ちょうどいい箱が無いかなと探していた。酒屋さんが使うような木箱か、りんご箱でもいいかも。そこにキャスターでも付けたら掃除も楽。それでもちゃんと選ばないと場所取るだけだよなぁ。となかなか決めかねていた。

そして、いつも通り夜に夫とNetflixを見ながらご飯を食べているときにピーン! とひらめいてしまったのだ。我が家の「いつかやろう」で放置され続けていた、テレビ周りの電源やケーブルぐしゃぐしゃ問題も同時に解決できる上に、テレビの下のデッドスペースを活用できる方法だ。ここは久しぶりのDIY! 複雑なものは作れないけれど、シンプルな工作なら全然いける! テレビ下の採寸をして、手書きでざっくり簡単な設計図を書いて夫に「こんな感じ!」と伝え、週末にホームセンターで材料を買い出しにいった。

木材コーナーを見ていても、結構立派な板ばかりでどうしようかと夫婦2人で悩みながら屋外の資材コーナーへ。「1番安くて、使えそうなのはこれかぁ」と、目をつけたのは建築でコンクリートの型枠に使われる合板のコンパネ。サイズを確認すると、びっくりするほどジャストサイズで運命すら感じた。ホームセンターの本格的な機材で寸分違わず綺麗にカットしてもらい、あとはネジやキャスターなどもろもろ備品を買って、材料全部で5,000円弱。

使っている壁掛けテレビ台も5年ほど前にディアウォールを使ってDIYしたもので、そのときに使ったブラウンのワックスの残りを「いつか使うかも」と思い、ずっと取っておいたのがそのままあったので、それを使ってカラーを合わせる。そして電動ドライバーで組み立てて完成! 私がDIYで1番好きなのは電動ドライバーでネジを留めること。この爽快感は何と表現すれば良いのだろうか。手でネジを留めると思ったらかなり力も時間もかかるのに、それが一瞬でできる電動ドライバーに、何だか無敵な気分になれるのだ(笑)。電動ドライバー大好き! 最後にキャスターをつけて完成!

テレビ台の下のごちゃごちゃの電源やケーブルなどは、テレビ台の柱の間に全部入れて隠し、そして作った棚をピッタリと合わせて設置すると、我が家の床置き瓶たちの収納が完成! ほこりが溜まったらキャスターで移動してお掃除も簡単にできちゃう! 採寸した位置が間違えていたようで、幅が3センチほどオーバーしてしまったのが少し残念だけれど、パッと見はぴったりサイズの一体型のテレビ台が完成だ。デッドスペースの奥行き15cmという横長の棚に瓶を並べると、ちょっとオールドカラーな板にピッタリ合って、何だか角打ちのような雰囲気が出てすごく気に入った。ステッカーを貼るとますます角打ちっぽい。これからは気に入ったお酒のラベルなんかも剥がして、無造作に貼ってますます角打ち感を出したい(笑)。

ケーブルがごっちゃごちゃで、見苦しかったテレビ周りも、板1枚で隠すだけでスッキリして、思っていた以上の上出来のDIY! 作りたいものは無いのに、またDIYで何か作りたい欲が沸々と湧いてきている。電動ドライバー使いたい! ねじ止めしたい!

イイ感じで収まって「私って天才かも!」なぁんて調子に乗っていた私。そんな中「ふるさと納税急がなきゃ」と言っていた夫が、棚を設置した数日後「昨日ふるさと納税全部やったよ! 返礼品何が届くか聞いてくれる?」とニヤニヤして言うので、「カニ? 肉?」なぁんて聞くと、「焼酎4本でしょ。シングルモルトに、あと日本酒も何本か来るよ!」と、大量のお酒が届くことになっていた! 夫の方が私よりも調子に乗っている(笑)。せっかく瓶類が綺麗に整理できたはずなのに、一体どうしてくれるのだろうか。片付けるためには飲むしかない。これは年末年始も忙しくなるぞー(笑)。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。