ぷーこの家電日記

第362回

我が家の老犬、近状報告。ますます若返ってきたよ!

先週の記事で、体組成計が欲しい! と書いていたけれど、さすが家電 Watch編集部、「3月にガーミンから体重計でるみたいですね」って言われて、夏にガーミンのスマートウォッチを買った私としては大感激! スマホアプリの「Garmin Connect」でライフログの一括管理が出来るのはかなり嬉しい! ダイエット始めたこの1月にぜひ買おうと思っていたけれど、これは3月まで待つ! 見た目も格好いいガーミンの「Index S2」買っちゃうぞー! それまでにちょっぴり絞ってダレてきているであろうやる気を再点火できたらなぁ。なぁんて思っているのだ!

さてさて今回は、ただ今2回目の緊急事態宣言発令中のこの東京ですが、1回目の緊急事態宣言の最中に縁があり我が家に来た老犬の近状を。保健所で殺処分直前だった老犬を預かった話、そしてその老犬が預かり犬から飼い犬になった話と、過去に2回ほど書いたけれど、我が家に来て早くも9カ月が経過した。来たばかりの頃は健康状態も良くなく、歳も取っているし、最期くらいは温かいベッドと食事で穏やかに過ごせたら……。なぁんて思っていたけれど、「飼い犬楽しい~!」と覚醒したのか、食欲はモリモリ満点だし、家の中でスキップしちゃうほどご機嫌だし、日中も「抱っこしてー!」とワガママ放題で、私が在宅勤務をしている間はほぼ私の膝の上で寝ている。これだけ爆睡しているから大丈夫かなと、そろりと抱えてベッドに移しても背中スイッチがあるのか、「抱っこー!」と寂しげな声を出す爺様である(笑)。夫も「ちょっとの間預かるって言ってなかった?」などと私にチクりと言いつつも、「お爺に美味しそうなおやつ見つけてきたよ」などと、非常に可愛がってくれていてありがたい。コロナ禍のおかげと言うと語弊はあるかもしれないが、そのおかげで命拾いをした老犬である。

最期くらいは穏やかに……。なぁんて思っていたけれど、今となっては「まだまだ最期は来ないぞ」と言う気配をビンビンに感じている(笑)。そこで1つ問題が出てきた。うちに来た当初からよく血便を出したり排便がうまくいかなかったりと、ヘルニアの症状が出ていたのだけれど、最初の半年くらいは抱っこして腸の場所を上手く納めてあげたら何とかできていたし、年も年だし(何歳か知らないけど 笑)手術は見送り様子を見ようとなっていた。でも症状はどんどん悪化していき、鮮血混じりの排便も多くなり、都度の介助無しには自力で出せなくなり、介助しても非常に痛いらしくかなり悲鳴をあげていた。あまりの痛さに、私が介助しようと近づくと全力で逃げようとする。

排便のとき以外は至って元気でご機嫌なのに、毎日1回程度地獄のトイレタイムがやってくるのだ。結構悩んで悩んだけれど、「これだけ元気だし、今のうちに手術しちゃおう!」という結論に至った。この辛さから解放されるよ! という喜びと、何かあったらどうしようという不安とどっちも入り混じる中迎えた手術当日。病院に行く直前までいつも通り膝の上でパッカーんと足を広げてヘソ天で寝ている(笑)。複雑な気持ちでキャリーに入れ、お昼休憩の時間に病院へ。

預けて帰宅しても、ちょっとソワソワして気になるー! いかんいかんと集中しようとするも、やっぱり心はドキドキソワソワ。LINEの通知が来たときは心臓バクバク。無事終わりましたーって連絡を貰って心底ホッとした。あぁ、私自身も完全に飼い主になっているんだなぁとしみじみ思う。目も歯も無く、一般的に言うと不細工なお爺さん犬だけど完全に虜である。

手術後も、自力で排便できるまでの数日間は入院。夜になって、「いい子にしてる?」と聞くと、「めっちゃうるさい(笑)」と返ってきた。甘やかしてたからなぁと思いながら「うちの子が本当すみません」な気持ち(笑)。そして私は数日間、すごく平和に安眠できる時間を手に入れたのだけれど、ちょっとトイレに行こうとしても、寝ている犬を起こさないようにそろーりと立ったりと、居ないのに生活の癖が抜けない(笑)。

そして先日、とうとう退院して帰ってきたー! 手術のために下半身を丸坊主にされててカワイイ。そして結構な傷跡が痛々しいのだけれど、本犬は至ってケロッとしていて、「帰ろう! 帰ろう!」とさっさとキャリーバッグの中に入っていった(笑)。そして帰ってすぐ、バクバクとご飯を食べ、プリン! と自力で排便し、喜んでスキップとかしている。心なしか手術前より若返った感すらある! 痛みが無い生活って非常に快適なんだろうな。存分に甘えさせてあげたい!

このコロナ禍、緊急事態宣言の発令で在宅の時間が増えたことがきっかけで出会えた愛犬。別に良いことをしているつもりはないけれど、それでもこの世界中が厳しく辛い時期に、無力な私がたとえ相手が犬であっても、誰かが少しでも幸せになる助けになれたのならば、それはとてもありがたく嬉しいことだなと思っているのです。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。