ぷーこの家電日記

310回

今年も1年お世話になりました。年末年始がワクワクすぎる私の年納め!

 もういくつ寝るとお正月♪2019年もあとちょっと。先々週、私のクリスマスの思い出を書いたけれど、きっと夫はそれを読んだのだろう。25日の朝、目が覚めると枕元にプレゼントが置いてあった! 私になんと30年ぶりにサンタクロースがやってきたのだ。「え!? えっ!?」と一瞬固まって、子どものように本気ではしゃいでしまった。子どもの頃のあの気持ちが鮮やかに蘇ってきて、泣きそうになっちゃった。さいっこうのクリスマスだったー!

 そんなクリスマスが終わったらあっという間に年末。今年は帰省せずにゆっくりゴロゴロする予定だ。この時期になると「帰省ブルー」という話題がテレビやSNSでも取り上げられて、本当にびっくりするようなエピソードを知人などからも聞く。

 私は幸いにもこの問題で悩んだ事はない。私は自分の実家も好きだけれど、義実家もかなり居心地が良くて大好きだし、夫も私の実家を大好きでいてくれる。

 結婚する直前に挨拶を兼ねて初めて夫の実家に泊まった時は、流石に緊張した。お風呂の給湯スイッチがどこにあるか分からず、シャワーから水しか出なくて「どうしよう。1度服を着て聞きにいかなきゃ……」と素っ裸で呆然とした事と、その翌朝、目を覚ましたら夫が1人で遊びに出かけていて、「え!?」と思いながら、そろりそろりと起き出して、「お、おはようございます」と義両親に挨拶した後、どうしたら良いものかとなんとも言えない空気で過ごし、帰ってきた夫にガチ切れした事があったくらい。

 しかも「どこ行ってたの?」と聞いたら、「探検」とかって言われて、小学生男子かよと呆気にとられた(笑)。今となっては笑い話だし、全然ブルーになるようなエピソードでもないのだけれど。

 帰省ブルーと言う言葉が浸透して心配なのは、私が嫌々帰ってきていると義母が勘違いする可能性だ。今年帰って来ない事を変に勘違いされたらどうしよう。なぁんて、帰省しないブルーを軽く感じている。今年は秋にも会ってるし、正月は帰らずゆっくり過ごそうって思ってたけれど、やっぱり帰ればよかったかなぁ。親も年だし……と、どんどん帰省しないブルーになってきている(笑)。

 でも、もう帰省しないと決めたんだし、なかなかない連休を満喫するしかないのだ! まぁそのお陰で、この何もないはずののんびり連休に、ビッグで楽しみな予定を入れてしまった! なんと我が家に子猫がやってくるのであーる。

 我が家には現在2匹の猫がいる。どちらも公園生まれの保護猫。そして新しくやってくる子も同じく、保護猫の女の子。めっちゃくちゃ美形のかわいい子だけれど、頸椎を骨折してしまって体が不自由。最初はほぼ寝たきりで首をちょっと動かせるくらいと聞いていた。

 「よーし、うちに来るか!」と、お世話する覚悟で手を挙げたのだけれど、子猫の抜群に高い回復力と、保護主さんの献身的な治療と介護のおかげで、ぐんぐん動けるようになって、今では素早い匍匐前進の技を身に付けて、自分でトイレに行けるまでになっている。嬉しい誤算に喜びが止まらない。先住の2匹も猫が大好きな猫なので、このかわいい子猫の良い保育士兼遊び相手となるだろう。この連休を使って、我が家での生活にお互い慣れる予定。あぁ、良い年になる気しかしない!

 そしてお正月と言えばおせちとお雑煮。全国津々浦々、いろんな雑煮がある中、私たち夫婦は同じ福岡県出身なのに、実家のお雑煮が全然違う。夫の実家はTHE 博多雑煮という感じで、ブリとかつお菜を使ったお雑煮で、私の実家はかしわ(鶏肉)と三つ葉などを使ったお雑煮。どちらも違ってどちらも美味しい。

 結婚してから「我が家のお雑煮」の定義をどちらに寄せるか一瞬考えたけれど、「迷ったときはどちらとも」がモットーなので、我が家のお雑煮は2種類となった(笑)。今年も2種類作る。そして、今年はこの博多雑煮で使うかつお菜を、家庭菜園で育てている。

 かつお菜は高菜の親戚みたいな葉物野菜で、お雑煮だけじゃなく煮込み料理で食べると、じゅわーっと溢れ出す旨味に感動する。新年には畑にお雑煮の具を採りに行って料理するという、家庭菜園が趣味の私としては理想の楽しみ方が待っている。今年のお雑煮はきっと格別に美味しいぞー!

 お正月に向けて、家庭菜園で育てた白菜でお漬物とかも準備したいと思っていたけれど、今年は暖冬のせいか白菜の栽培に失敗してしまった。来年は野菜作りの腕も上げたいし、野菜ソムリエプロの資格も取りたいし、もっと料理も研究したい! 来年もワクワクしながら過ごせるように頑張ろうと、心に誓っている年の瀬なのでありました。

 皆さまも良いお年をお過ごし下さいませ。どうぞ来年もよろしくお願いします!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。