ぷーこの家電日記

第271回

ベランダの花でアクセサリー作り。押し花が可愛くて楽しい

 俄然花より団子派の私。ちょっと広めのベランダがあるマンションに引っ越してから、プランターやペットボトルを使って野菜栽培をしてきた。まぁ緑は癒されるし、お野菜の花ははそれなりに可愛くて好き。友人から「お花の球根少し分けようか?」と言われても「食べられないし」、なぁんて野菜1色だった(笑)。

 そんな私だったけれど、ベランダも手狭になったしと畑を借りたので、野菜まみれのベランダは卒業。ベランダにはプランターがいっぱい残ってるし、ちょっくら花でも育てるか。と、秋から種を撒いたり、球根や花の苗をちょこちょこ買ってプランターに植えてた。

 100均で買った種は何の花だったか忘れちゃって、花に詳しいワケでないので「何が咲くんだろ?」と思いつつもワッサワサ茂ってきたし、球根から植えたチューリップとラナンキュラスはだいぶ大きくなってきた。クロッカスは気づけば花が咲いててものすごく感動した。「食べられない」などと言ってたのに「やっぱり花はいいよ。花はいい!」とガーデニングにも目覚めてしまいそう。

 花を育てる事は無かったけれど、猫を飼うまでは切り花はよく買って飾ってた。草花は猫にとって毒になるモノが少なくないので、猫を飼ってからは完全なるノーフラワーな日々を過ごしてたけれど、やっぱり花はいい! そして今スッゴイ勢いで満開なのがビオラ。秋に苗で買ったビオラは色とりどりで、ものっすごくカワイイ! 放任主義と言うか、あまりちゃんとお手入れをしてあげていないので、ばっさーと凄い勢いで広がってまさしく「咲き乱れて」いる。

 そう言えば昔からビオラ大好きだったなぁと、子供の頃の記憶が蘇って来たりした。実家の庭には季節毎に色んな花が咲いていた。芍薬の花が大好きだったなぁとか、ツツジの蜜をよく吸ってたなぁとか、紫陽花の色の仕組みが不思議だったなぁとか、金木犀の時期には学校の名札(今は無いだろうけど)に母親がポプリみたいに入れてくれてたなぁとかとか。季節に触れながら育ってきたことを改めて実感して、懐かしく嬉しくなった。

 そして、私がパンジーやビオラが大好きだったのは押し花がとても可愛く出来るからだった! とこれまた思い出して懐かしくなった。分厚い辞書の間にビオラや四つ葉のクローバーを挟んで押し花にして、栞とか作ってた! そう思い出したら、このワッサワサに咲いてるビオラを使って急に押し花が作りたくなってきた。

 分厚い本なんてないから、アイロン使って作っちゃう! 私は以前に何度も書いているけれど、アイロンがけという家事が本当に嫌いだ。どんなに可愛いと思った服も、アイロンがけが必要なものはほぼ買うことは無いくらいに徹底してアイロンを避ける(笑)。でも、工作手芸は別。要はモノを作るのは好きだけれど、保つためのに労力を割くのが非常に苦手な家事ダメ人間なのだ。

 前回アイロンを使ったのは、アイロンビーズにハマった時、その前は野球のユニフォームを子供サイズにリメイクしてあげた時かな。我が家でのアイロンは家事道具では無く工作道具(笑)。アイロンを引っ張り出して、アイロン台の上に雑誌を置いて下敷きにして、タオルペーパーで花を挟んで低温でアイロンがけ。乾くまで数回に分けて数十秒単位で押し当てる。そうすると色もキレイに押し花が出来上がる。やっぱりビオラ好きだ。可愛い!

 ピンセットで取り上げて、続きまして使いますのはレジン。型に入れて流し込むのも良いけれど、お花そのものに爪楊枝使って薄くレジンを塗ってから、普段セルフネイルする時に使ってるUVライトに当てて固める。固まったら裏返して再びレジンを塗って固めると、お花の形のまま、透明なレジンにお花を閉じ込めた可愛いモノができたー!

 そこに穴を開けてアクセサリーパーツを付けると……。可愛いピアスの完成!!! ヤバイ! 可愛い! 春らしいし何とも華やかピアスに心踊る! アクセサリーパーツを買ってもっとアクセサリー作りたい! 白シャツに合わせるネックレスも絶対可愛い! ヘアピン作って姪っ子にプレゼントもしちゃおう。ヘアゴムもいいな。と、完全にレジンアクセサリー作りにスイッチ入った(笑)。

 私が子供の頃にレジンなんて無かったよなぁと思いつつ、押し花の思い出と共に、子供の頃の自分と共同作業な感じがとても楽しい。アクセサリー作りが楽しいのはもちろん、やっぱりお花っていいよお花。夏に向けてミニひまわりなんてのも植えてみようかな。家庭菜園と共にガーデニングにも手を広げそうな陽気の春真っ盛りでございます。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。