美味しく「手抜き」クッキング

第26回

ショウガで体ポカポカ! 「鶏手羽元と長ネギのスープ」

ショウガをたっぷりと入れた、体が温まるスープです

手足の冷えがつらいこの季節は、ショウガをたっぷりと使ったスープで体を温めましょう。鶏ガラスープやコンソメスープの素など、市販の風味調味料は使わずに鶏手羽元から染み出るうま味を生かした「鶏手羽元と長ネギのショウガスープ」をご紹介します。

作り方のポイントは、鶏手羽元の骨に沿って切り込みを入れること。手羽元の中心まで火が通りやすくなり、長時間煮込まなくても柔らかく仕上がります。

基本の材料

<材料(2人分)>
・鶏手羽元:6本
・長ネギ:1本
・ショウガ:1片
・塩:小さじ1/2
・料理酒:大さじ2
・水:150ml

<材料の注意事項>
・ショウガはチューブタイプのもので代用できます。チューブショウガを使う場合の分量は、大さじ1が目安です

スープの素は使わずに、手羽元のうま味を生かします

鶏手羽元に切れ目を入れる

鶏手羽元は、皮面の反対側を表にして持ちます。骨に沿って縦にキッチンバサミで切れ目を入れましょう。まず、鶏手羽元の中央辺りに切れ目を入れ、そこから上下に切り進めていくとやりやすいと思います。切れ目の深さは、骨が見えるまでを目安にします。

骨が見える深さの切れ目を入れます

長ネギとショウガを切る

長ネギの白い部分は、厚さ5mmくらいの斜め切りにします。長ネギの青い葉は、臭み消しに使うため、捨てずに取っておきましょう。ショウガは、皮を剥いて千切りにします。

長ネギの青い部分も使います

鶏手羽元の皮に焼き色を付ける

フライパンまたは鍋にサラダ油を引き、中火に掛けます。鶏手羽元の皮を下にして並べ、皮がキツネ色になるまで焼き色を付けましょう。焼いている間に、鶏手羽元へ塩少々を振りかけます。鶏手羽元から染み出た油は、キッチンペーパーで拭き取りましょう。

鶏手羽元の皮の部分がキツネ色になるまで焼きます

具材を加えて煮る

皮に焼き色が付いたら、そのほかの具材を全て入れます。長ネギの青い葉も一緒に入れましょう。水を加え、沸騰したら弱火にして約10分煮込みます。味をみて、残りの塩で味を調えたら完成です。器に盛り付けるとき、長ネギの葉は取り出します。

鶏手羽元の大きさで火の通りは変わります。火が通っているかを確認するには、爪楊枝で鶏手羽元に穴を開けます。その際に透明な肉汁が出てきたら火は通っています。

長ネギの葉は、盛り付けるときに取り出します

じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。