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[始めよう薬膳レシピ42]紫外線を浴びた肌に「赤い食材のピリ辛炒め」

は、鮮やかな「赤色」の食材から、元気をもらいましょう。今回は、薬膳で、夏の体に適すると考えられている赤色の「赤パプリカ」「コチュジャン(唐辛子)」を使った、炒め料理のレシピをご紹介します。「パプリカ」と一緒に使った「ニラ」は、ともに抗酸化作用が高いので、紫外線対策や老化防止にも役立ちますよ。ピリ辛味なので、食欲UPにも期待できますよ。

 

「赤い食材のピリ辛炒め」の食材効果

今回ご紹介するのは、「ビタミン類」が豊富な野菜をたっぷり使った「ピリ辛炒め」のレシピです。薬膳で夏の体に適するとされる「赤パプリカ」のほか、「コチュジャン(唐辛子)」のような赤い調味料も使っていきます。

 

「唐辛子」などの香辛料は、には体を温め、夏には代謝を上げるのに使いたいアイテムです。ただし、冬でも体が火照るような「熱体質」の方は、使いすぎに気を付けましょうね。

 

「赤い食材のピリ辛炒め」の材料

<材料:2~3人分>

パプリカ:2個

ニラまたはアサツキ:1/2束

ミョウガ:2~3個(お好みで)

ツナ:1缶(70gくらい)

塩:少々

コショウ:少々

ポン酢:大さじ1~2

コチュジャンまたは唐辛子:適量

 

「赤い食材のピリ辛炒め」の作り方

1.パプリカは種とヘタを取ってから1口大に、ニラは長さ3cmほどに、ミョウガは斜め切りにしておきます

2.熱したフライパンでツナを炒め、1.、塩、コショウを加え、全体がしんなりするまで加熱しましょう 

3.ポン酢、コチュジャンで味を整えたら出来上がりです 

 

薬効1「パプリカ」

薬膳で「パプリカ」は、「平性」に分類されるので、体質を選ばずいただける野菜です。また赤パプリカは「βカロテン」が豊富なため、日差しをたくさん浴びた肌を癒すのに効果的ですよ。

 

薬効2「ニラ」

「ニラ」は、エネルギーを蓄える「五臓」の「腎」や、「」「」に働きかける「肝」に作用するので、消化を良くし、疲労回復にも役立ちます。夏風邪を予防するのにも、おすすめの野菜です。

 

みなさんの健康を願って

これまで約2年間執筆してきた薬膳の記事は、今回で最終回になります。長期間にわたりご愛読くださり、ありがとうございました。これからも、体のこと、気持ちのことが気になったとき、読み返していただけたら幸いです。

 

薬膳では、季節の野菜や果物、みなさんの地元で取れる食材が、心身を健やかにしてくれると考えます。季節の移ろいや自身の体調を感じ取りながら食材を選び、日々の食事で上手にバランスをとっていきましょう!

A's Pumpkin(薬膳マイスター)

日々健やかに過ごしたいと考える、おばちゃまライターです。
薬膳マイスター資格を取得、自然由来食材のエネルギーをよりよく活かすことで、ひとりでも多くの方が健やかに過ごせるお手伝いが出来ればと思っております。国際薬膳食育師3級。