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親が注目する「子どもの習いごと」「なってほしい職業」ランキング
2018年 1月 15日 18:00
グローバル化やIT化で社会が大きく変わり将来の予測が難しいなか、子どもに何をしてあげられるかを悩むこともありますね。今回は、全国20~50代の親に聞いた「子どもの習いごと」の調査結果をご紹介します。2017年に「話題になった習いごと」や「注目の職業」の回答は、世相を反映した習いごとと職業がランクインしています。
子どもに習いごと6割、1位は「スポーツ系」
eラーニングのコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所が、子どものいる20~50代の男女215人へ「年末年始の習いごとアンケート」を実施したところ、「2017年、(子どもへ)学校以外の習いごとをさせた」と回答した人は59%でした。「何の習いごとをさせていたか」を尋ねると、1位「スポーツ系(66人)」、2位「学習塾(44人)」、3位「音楽系(38人)」、4位「英会話スクール(28人)」となり、定番の習いごとが上位にランクインしました。
2017年話題の習いごと「プログラミング」「英会話」がトップ
さらに「2017年、保護者間で話題になった習いごと」を尋ねたところ、43%の人が「はい」と回答。話題になった習いごととして「プログラミング教室(40人)」、「英会話スクール(40人)」が同数1位に。次いで、3位「スポーツ系(23人)」、4位「学習塾(21人)」となりました。
2018年、新しくさせたい習いごとは「プログラミング」
次に「2018年、新しくさせたい習いごと」を尋ねたところ、1位「英会話スクール(55人)」、2位「プログラミング教室(49人)」、3位「スポーツ系(17人)」という結果に。「プログラミング教室」は、2017年にさせていた習いごとでは4人のみの回答でしたが、2018年にさせたい習いごとでは第2位と上位にランクインしていて、関心の高さがうかがえます。
習いごとをさせたい理由、1位は「将来のためになる」
さらに「なぜその習いごとをさせたいか」を聞くと、1位が「将来のためになると思ったから(75人)」で、2位の「本人が希望したから(18人)」や3位「自分が子どものころにしていたから(9人)」に大きく差を付けました。将来必要となるスキルを身に付けさせたいという思いが、親が子どもへ習いごとをさせるモチベーションになっているようです。
学校外の学習方法は「スマートフォン・タブレット」が2位に
ここで、「学校以外での子どもの学習方法」について尋ねたところ、1位の「学習塾(69人)」へ、2位の「スマートフォン・タブレットを使った学習教材(58人)」が迫る結果となりました。3位には「紙の学習教材(42人)」、4位には「PCを使った学習教材(17人)」がランクイン。スマートフォンやタブレットは、いまの子どもたちにとって身近なツールであることがうかがえますね。
将来、子どもになってもらいたい職業1位は「プログラマー」
さらに「将来子どもになってもらいたい職業」を尋ねたところ、1位は「プログラマー(41人)」、2位は「公務員(32)」、3位は「フリーランス(25人)」となりました。2020年、小学校で「プログラミング」が必修化となることや、スマートフォンやタブレットなどさまざまな電子機器が身近になったことでソフトウェア開発での「プログラマー」が必要とされていることから、「プログラマー」への注目が集まっているようです。
注目している職業、3位に「ユーチューバー」がランクイン
「今後注目している職業は何ですか」という質問には、1位が、将来なってもらいたい職業と同じ「プログラマー(77人)」、2位は「フリーランス(37人)」でした。そして3位には子どもにも人気の「ユーチューバー(24人)」がランクインしました。
まとめ
いまや社会では、グローバル化とIT化が進み、変化が加速度的なものになっています。今回の習いごとアンケートの結果からは、将来の予測が難しいなかで、働き方、働く時間、働く場所にとらわれず、必要なスキルをもち、フレキシブルに能力を発揮できる子どもになってほしいと願う、親の思いが表れたものになりました。
◇子どもがいる親世代に聞いた「年末年始の習い事アンケート」 2017年に話題になった子どもの習い事、第1位は「プログラミング教室」 今後注目している職業に「ユーチューバー」も上昇!(イー・ラーニング研究所)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000013831.html