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【不調の薬膳20】ママ世代の「関節痛」は、「水」の代謝を上げて緩和
2016年 10月 15日 06:30
若くても仕事や育児で「関節痛」を発症することがあり、痛みによって熱を帯びることもあります。今回は、関節痛の原因である「むくみ」を和らげる、「水」バランスを整えるレシピをご紹介していきます。また「むくみ」は代謝が崩れても起こるので、適度な運動やストレッチも大切です。摂り入れやすい食材を使ったレシピとともに、試してみてくださいね!なお、関節痛は体重の増加とも関係があるため、最近体重に変化があった場合は専門医に相談してみましょう。
「マイタケ(舞茸)」や「キノコ類」で水毒を改善
最初にご紹介するのは、お手軽薬膳レシピ「マイタケと長ネギのサッパリ和え」です。まず長ネギ(【不調の薬膳9】食材紹介)の青色部分と白色部分の両方をざっくり切って炒めたら、マイタケを加えて炒めすぎないように加熱します。ゴマ油を少量回しかけて塩、コショウをしたら、おろしショウガを和えて完成です。苦手でなければ、ミョウガのトッピングがおすすめですよ!
「キノコ類」全般は「水毒」に効き、関節痛を引き起こす「むくみ」の原因を取り除きます。また「長ネギ」は「辛」味食材なので、「血」を巡らせて代謝を上げる手助けをしてくれますよ。「マイタケ(舞茸)」は「食物繊維」が多く腸の働きを助けるので、炊き込みごはんやパスタに加えて、料理にたくさん使ってみてくださいね!
体のつかえを取る「サトイモ」の和風グラタン
「サトイモ」や「玉ネギ」(【不調の薬膳9】食材紹介)といった、身近な食材で作る「和風グラタン」です。サトイモの皮を剥いたら、下茹でするかレンジ加熱して食べやすい大きさに切っておきます。マカロニも別に茹でて準備しておきましょう。オリーブオイルで玉ネギを炒めたら、豆乳、小麦粉、塩、コショウを加えてホワイトソースを作り、サトイモとマカロニに回しかけ、オーブンで焼き上げたら完成です。
「サトイモ」が「むくみ」や「浮腫」を解消するほか、「豆乳」が水分バランスを調えます。「玉ネギ」は「温性」食材なので体を温め、むくみの原因にもなる体の冷えを取っていきますよ。さらに食べるときにお好みで刻んだ「シソ」をかけると、「気」を巡らせて体の滞りを解消してくれます。
「ジャガイモ」と「枝豆」のサラダ、味噌汁にも
「ジャガイモ」と「枝豆」で作ったサラダに「黒ゴマ」をトッピングしました。ジャガイモと枝豆、ニンジンを、それぞれ火を通して食べやすく刻んだら酢(米酢、穀物酢、黒酢など)の入ったドレッシングで和えます。トッピングを黒ゴマ(「平性」)にすると、体が冷えるタイプの方も安心です。またジャガイモと枝豆の組み合わせは、味噌汁の具にしてもいいですね!
「枝豆」は「むくみ」を改善し、「ジャガイモ」は消化もよく、古くから解毒作用があるとされています。「酢」は「酸」味なので、皮膚や筋肉を引き締める作用がありますよ!
むくみといえば「冬瓜」!「メロン」のマリネも
「冬瓜(トウガン)」と「セロリ」のスープです。セロリの茎の部分と冬瓜を切って茹でたら、味噌か昆布ダシで調味します。最後にセロリの葉を多めに散らして完成。そしてもう1品、「メロン&ミントのマリネ」は、メロンを1口大に切ったら白ワイン、オリーブオイル、塩、コショウのドレッシングで和え、ミントと混ぜ合わせて出来上がり!
ウリ科の「冬瓜」と「メロン」は、それぞれが「水毒」に効果的で、余分な熱も冷まします。また、どちらにも「セロリ」や「ミント」といった「気」を巡らせる食材を使っているのは、停滞した「水」の滞りを解消するためなので、苦手でない方は試してみてくださいね!