10分こそうじ
ひとり暮らしで無理しない わたしの家事ルール
2025年4月9日 09:05
この春、進学・就職などで新しく生活の拠点が変わり、ひとり暮らしを始める人も多いのではないでしょうか。ひとり暮らしでは、家事を切り盛りするのは自分だけ。完璧な家事を目指すと、途中で息切れしてしまいます。
今回は、初めてのひとり暮らしで、誰もがぶつかる壁とその解決策を考えてみました。様々なお宅で整理収納アドバイザーとしてヒアリングした経験からピックアップしましたので、参考にしてください。
こんなはずじゃなかった!? 4つの壁
大きな期待とともにスタートした新生活。勉強や仕事と家事をしっかり両立させるぞ! と意気込んだものの、早々に「壁」が立ちはだかります。
- 時間がない
- 面倒くさい
- やり方がわからない
- 習慣にならない
これらの解決策をひとつずつ見ていきましょう。
時間がない
→【解決】家事にかかる時間を知ろう!
仕事や勉強でゆっくり家事をする時間がない。そんな時は、タイマーを5分にセットし、部屋の掃除をしてみてください。思っている以上に広範囲を掃除できていることに気づくはずです。
キッチンでは、食後の食器やフライパンを洗い、ゴミを捨て、シンクの中まで磨いても時間が余ってしまうでしょう。また、最初は時間がかかっていたことも、何度か繰り返していると短時間でできるようになります。所要時間がわかれば、朝と夜だけ5分間、休日に30分など、忙しい日常生活のすき間に家事を取り入れることができますね。
面倒くさい
→【解決】やらないよりマシ! の考えで。汚れないための「先取り掃除」も
ひとり暮らしでは、やらなくても困るのは自分だけ。親からの小言もなく、ついつい後回しになってしまいます。ですが、汚れやゴミは時間の経過とともに溜まり続け、対処が厄介になります。これまで実家でやっていた(やってもらっていた)家事のやり方が面倒だと感じたら、方法を変えてみて、気持ちを楽にして取り組みましょう。
例えば……
- 洗濯物を畳むのが面倒→畳まず引き出しに投げ込んで収納
- 食器洗いが面倒→食器を極力減らして、洗わなければ使えない仕組みを作る
- 毎日の自炊が面倒→休日にまとめて作り置き(野菜やお肉をカットし冷凍しておくだけでもOK)
- 掃除が面倒→カビ防止剤を使ったり、コンロ周りに防汚テープ、シンクに撥水スプレーをして汚れを防ぐ
実家のやり方通りでなくても大丈夫。できた自分に自信がつき、面倒だと思っていた家事も楽しさに変わるかもしれません。
やり方がわからない
→【解決】同じ世代や境遇の人のYouTubeやSNS投稿を参考にする
自炊・掃除・洗濯などの家事に慣れていない場合は、やり方を知ることから始めますが、数多ある情報からどれを選べばいいか、わからないかもしれません。プロのやり方を参考にするのもいいですが、ベストを目指すと方法が難しかったり、グッズが増えたりして途中で挫折することも。例えば「ひとり暮らし 掃除」などと検索して、同じような環境の中で困りごとを解決してきた人を見つければ、共感しながら参考にしやすいでしょう。
習慣にならない
→【解決】意識しなければできない家事を減らす
「靴を脱いだら揃える」のように、いつもの行動に単純な家事をプラスすることをおすすめします。特に掃除や片づけは、後回しにしがち。お風呂やトイレを使ったついでに、ちょこっと掃除をしてみましょう。
例えば……
- 浴室から出るついでに、お風呂場全体にシャワーをかけておく
- タオルを洗濯するついでに、洗面台周りを拭いて洗濯機に入れる
- トイレに入ったついでに、1カ所ずつ掃除する
- 食器を洗ったついでに、シンクを洗う
仕事や学校が忙しくなると、家事を面倒に思うのは誰しもあること。自分のためだけの家事は、なおさら億劫に感じます。好きな家具や観葉植物を置いたり、気に入ったモノだけを使うことも、家事をスムーズに進める工夫のひとつです。自分にとって価値あるモノは愛着が湧き、手入れが楽しくなります。新しい生活も様々な工夫をしながら、愛着を持って暮らしたいですね。