藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

「ワークマン被り」も気にしない! 夏に使いやすそうな3点購入
2026年7月21日 08:04
一昔前、しばしば耳にした「ユニ被り」という言葉。
ユニクロの量産型衣類が友だちや見知らぬ人と「被りまくる」現象を自虐的に表したもので、当時は確かに「あるある」「ありそう」と思わせる説得力があったのが、近年とんと、若い人から聞かなくなった。
逆に、先日、家族が出かけるときに着て行くかどうか逡巡した開襟シャツがあった。2~3年前にワークマンで購入したものだ。
「ワークマンなんだ? これ!」と驚くほど垢抜けたプリントと、すぐれた着心地でとても愛用していたが、ちょっと考えてその日はやめた。
すると、外出先で乗り込んだ電車で、空いた目の前の席の人がそのシャツを着ていた。同じ色、同じ柄で、推定20代。夕方のバス停でも同じシャツを着ている老人がいた。またもや同じ色、同じ柄……、推定70代。
被りすぎじゃないか。とはいえ、無理もない気がした。だって筆者も、今年も新たなラインナップを迎えてしまったから。買えるときに買っておかないと結構すぐ売り切れてしまい再販されなかったりすることを学習しているから。
今回はこの夏の活動着として迎えた、3つのアイテムをご紹介する。
まるで鉄仮面 冷え対策にもなるUVカットパーカー
「レディースクールUVサンシェードパーカーEX+」、筆者意中のカラーはブラックかダークグレーだったのだが、買いに行った店舗にはもうグリーンとピンクしかなかった。
迷わずグリーンを選んだ。ミリタリーテイストを感じるキレイめのくすみグリーン。ギリギリかわいくない。パーカーのファスナーを頭まで上げ切ったら不審者だった。まるで鉄仮面!
目元はメッシュで内側からの視界はあるが、このパーカーは顔まで隠すと100%不気味。なんとも画期的な衣類だ。
UVカット(UPF50+)機能付きのポリエステル生地は柔らかく、サラッとして、涼しくもあるのだろうが、うすら寒い梅雨の「寒さ対策」にも一役買う。汗を吸っても乾きやすい吸水速乾生地は雨に濡れても乾きやすい。
嵩もないのでこの夏の外出時にはできるだけ携行したいと思っているが、フルフェイスにする機会はそうはないだろう。とはいえ不審者コスプレ、シャレで買っても痛みの少ない2,300円は魅力だ。
どこまででも歩いて行けそうなウォーキング靴
ウォーキングマニアの知人が、日比谷で宝塚観劇した帰り道の路面店を指して「ここのウォーキングシューズはとてもいいんだけど、この10分の1の値段で買えるワークマンの新作も捨てがたいんだよね」と推してくれたので軽率に買うことにした。
「ネオイズムN-テックブーストシューズ」、色は鮮やかな「アオ」を選んだ。
筆者は通常24~25.5cmの範囲で靴は試着しているのだが、今回は薄手のソックスで出かける夏の外出のため、夜の試着でジャストサイズの24.5cmを購入した。
結果オーライであった。まあ、とにかく軽い、軽い。厚底デザインは今様だが、履き心地は足腰あやしいおばさんにやさしい高反発。踊るように歩けるといったらオーバーだが本当に歩きやすい。
日ごろから筆者は、鍛える名目で鉄下駄のように重い厚底Dr.マーチンを愛用している。それで強がって10km程度は歩いているのだけど、このネオイズムN-テックブーストシューズでなら15~20kmでも余裕で歩ける気がする。
厚底は夏の路面の熱が伝わりにくいのも利点だが、熱がこもらない本体メッシュ素材も良い。これで2,900円はバグだろう。
乾きやすくストレッチ効く逸品デニム
誰しも周囲に一人くらい、デニムにうるさい御仁がいるのではないか。
筆者にもいるそんな一人が「50代からのデニムはもうこれでいい」とまで言う、この「マジックデニムパンツ」! これまた真に受けて試着してみたら、感銘を受け、そのまま買うことになった。
というか、素人目には見た目も履き心地も「デニム」にしか思えないが、実際は違う。
そもそもが綿じゃない(ポリエステル90%)ため、これまた、軽い。ストレッチが効いておりシルエットは細身、身長168cmの筆者でメンズMサイズがちょうどだ。
これだけピッタリしていると、通常のデニムパンツであれば梅雨時など濡れると重くてべったりするうえ、乾きにくいし、色落ちもするので洗濯も別にしなければいけない面倒臭さがある。
しかし、このマジックデニムパンツにそんな心配は不要。普通に洗って、干せるし、乾く。さらには撥水、撥油、防汚機能に加えてのUVカット(UPF50+)。全部盛りか? これで1,900円。売り切れて再販されず、メルカリで4,000円で出品される未来しか見えない逸品だ。
かつては「ユニ被り」という言葉があった。でも今は「ワークマン被り」が珍しくない。とはいえ、今回のパーカーとスニーカーはそれなりに特徴的だが、デニムについては例え被っていてもまず見分けられない確信しかない。
ワークマンは外出先で人と被るほどにアパレルとして定着したのだ。作業着づくりで培った実用主義が、そのまま普段着にも生きている、日本のものづくりの“オタクみ”に感じ入る。
これからもワークマンには、もっとワクワクさせてもらいたい。







